T-fasで排水配管を作図していると、掃除口の立ち上げ部分が自動的に通常の90度エルボになってしまい、毎回Lエルボへ部材入れ替えをしているというケースがあります。設備CADでは細かな作業の積み重ねが作図効率へ大きく影響するため、「最初からLエルボで入力したい」と感じる人は少なくありません。
実はT-fasでは、部材設定や継手ルールを調整することで、掃除口入力時にLエルボを優先的に使う方法があります。
この記事では、T-fasで掃除口をLエルボで入力しやすくする方法や、設定時の注意点をわかりやすく解説します。
T-fasで掃除口を入力すると90度エルボになる理由
T-fasでは、排水管の立ち上げや方向変更時に「継手自動選択ルール」が働きます。
そのため、標準設定では以下のような動作になることがあります。
- 90°方向転換 → 通常エルボ優先
- 掃除口入力 → 汎用継手が適用
- メーカー部材設定 → 標準継手が優先
特に設備テンプレートをそのまま使っている場合、Lエルボが初期優先になっていないことが多いです。
Lエルボを優先させる方法
もっとも実用的なのは、「継手優先設定」を変更する方法です。
環境によって多少名称は異なりますが、一般的には以下の流れになります。
- 部材設定または継手設定を開く
- 排水継手ルールを選択
- 90°エルボの優先部材を変更
- Lエルボを優先指定
- 設定保存後に再入力
これにより、掃除口作図時にもLエルボが自動採用されやすくなります。
メーカー設定によって動作が変わることもある
T-fasは、使用しているメーカーDBによって継手挙動が変わる場合があります。
| 要素 | 影響内容 |
|---|---|
| メーカーDB | 登録部材の種類が異なる |
| 排水規格 | 継手優先順位が違う |
| テンプレート | 初期ルールが変わる |
例えば、DV継手・VU継手・VP継手などでも挙動が変わることがあります。
そのため、社内テンプレートや既存図面の設定を確認すると解決が早いケースもあります。
毎回部材入れ替えになる場合の効率化テクニック
設定変更が難しい環境では、「部材置換」を効率化する方法もあります。
例えば以下の方法があります。
- よく使うLエルボをお気に入り登録
- 部材置換ショートカットを活用
- 複写時に属性保持
- 掃除口付き配管をテンプレート化
特に、よく使う掃除口形状をあらかじめ登録しておくと、実務ではかなり時短になります。
掃除口作図時の注意点
排水設備図では、単純に見た目だけでなく施工性も考慮する必要があります。
Lエルボを使う理由としては以下が多いです。
- 清掃性を高めるため
- 詰まり防止
- 実施工に合わせるため
- 施工図ルールに従うため
一方で、案件によっては通常エルボ指定の場合もあるため、設備仕様書との整合性確認も重要です。
うまく反映されない場合の確認ポイント
設定変更後も通常エルボになる場合は、以下を確認してみてください。
- 部材DB更新が必要
- 配管種別が異なる
- 自動継手設定がOFF
- 既存テンプレートが優先されている
- 継手属性固定になっている
特に古いテンプレートを流用している現場では、設定が上書きされているケースがあります。
まとめ
T-fasで掃除口を入力した際に通常の90度エルボになってしまう場合は、継手優先設定や部材ルールを見直すことで、Lエルボを自動適用しやすくできます。
また、メーカーDBやテンプレート設定によって動作が変わるため、社内標準図面を確認するのも有効です。
毎回部材入れ替えをしている場合は、お気に入り登録やテンプレート化を活用すると、排水配管作図の効率が大きく向上します。


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