WindowsパソコンでWi-Fiには接続できているのに、検索結果までは表示され、その先のWebページを開こうとすると「このページに到達できません」と表示されることがあります。この症状はインターネット接続が完全に切れているわけではなく、DNS設定や通信制限、ブラウザー設定など特定の部分で問題が起きている可能性があります。
この記事では、自宅や職場のWi-FiではWebサイトが開けないのに、スマートフォンのテザリングでは正常に利用できる場合に考えられる原因と、順番に試したい解決方法を詳しく解説します。
検索はできるのにWebページが開けない状態とは
通常、Webサイトを閲覧する場合は、パソコンがDNSという仕組みを利用してドメイン名をIPアドレスへ変換し、その後サーバーへ接続します。
検索エンジンの結果が表示される場合でも、検索サービスのページだけが正常に読み込まれ、リンク先のWebサイトへの接続部分で失敗するケースがあります。
例えば、Google検索で「ニュース」と検索できても、検索結果のニュースサイトをクリックするとエラーになる場合は、Wi-Fi接続自体ではなく、その先の名前解決や通信経路に問題がある可能性があります。
Wi-Fiでは失敗してテザリングでは成功する原因
スマートフォンのテザリングでは問題なくWebサイトが開ける場合、パソコン本体やブラウザーの故障である可能性は低くなります。
この場合、自宅や職場のWi-Fiルーター、ネットワーク設定、DNSサーバーなどに原因があることが多くあります。
例えば、自宅と職場の両方のWi-Fiで同じ症状が出る場合でも、両方のネットワークで共通して利用されている設定(Windows側のDNSやプロキシ設定など)が影響している可能性があります。
まず確認したいWindowsのプロキシ設定
Windowsではプロキシ設定が有効になっていると、Webアクセスが正常に行えない場合があります。過去に学校や会社のネットワーク設定を変更したことがある場合は特に確認が必要です。
確認するには、Windowsの「設定」から「ネットワークとインターネット」を開き、「プロキシ」の項目を確認します。通常の家庭利用では、手動プロキシ設定はオフになっていることが一般的です。
不要なプロキシが設定されている場合、それを無効化して再度Webページを開いてみることで改善することがあります。
DNS設定を変更して改善する方法
DNSはWebサイトの住所を調べる役割を持っています。利用しているDNSサーバーに問題があると、検索サービスは利用できても一部のサイトへ接続できない場合があります。
Windowsでは、DNSをGoogle Public DNSやCloudflare DNSなどの公開DNSへ変更することで改善するケースがあります。
例えば、DNSを「8.8.8.8」「8.8.4.4」(Google Public DNS)や「1.1.1.1」(Cloudflare DNS)へ変更すると、名前解決の問題を回避できる場合があります。
DNSキャッシュを削除する
Windowsには、一度アクセスしたWebサイト情報を一時保存するDNSキャッシュ機能があります。この情報が古くなったり壊れたりすると、正しい接続ができなくなることがあります。
コマンドプロンプトを管理者として起動し、「ipconfig /flushdns」と入力するとDNSキャッシュを削除できます。
キャッシュ削除後はブラウザーを再起動し、Webページが正常に開けるか確認してください。
ネットワーク設定をリセットする
Windowsのネットワーク設定に何らかの不具合が発生している場合は、ネットワークのリセットで改善することがあります。
ネットワーク設定をリセットすると、保存しているWi-Fiパスワードなどが削除される場合があります。そのため、再接続に必要な情報を確認してから実行すると安心です。
特に、以前VPNソフトやセキュリティソフトを使用していたパソコンでは、ネットワーク設定が影響を受けていることがあります。
セキュリティソフトやWindowsファイアウォールを確認する
ウイルス対策ソフトやファイアウォールがWeb通信を制限している場合、検索サイトには接続できても特定のサイトが開けないことがあります。
一時的にセキュリティソフトを停止して確認することで原因を特定できます。ただし、確認後は必ず保護機能を再び有効にしてください。
会社や学校で管理されているパソコンの場合は、管理者によって特定のWebサイトへのアクセス制限が設定されている可能性もあります。
ブラウザー側の問題を確認する
ネットワークに問題がなくても、ブラウザーの拡張機能やキャッシュが原因でページを開けないことがあります。
別のブラウザー(Microsoft Edge、Google Chrome、Firefoxなど)で同じページを開いて確認すると、原因の切り分けができます。
例えばChromeだけで発生する場合は、Chromeのキャッシュ削除や拡張機能の無効化によって改善する可能性があります。
まとめ
WindowsでWi-Fi接続時だけ「このページに到達できません」と表示され、テザリングでは正常に利用できる場合、パソコン本体よりもネットワーク設定やDNS、プロキシ設定が原因である可能性があります。
まずはプロキシ設定の確認、DNS変更、DNSキャッシュ削除、ネットワーク設定リセットの順番で確認すると効率的に原因を特定できます。
検索だけできてWebページが開けない症状は、一見すると原因が分かりにくいトラブルですが、通信経路を順番に確認することで多くの場合は解決できます。


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