Illustratorの3Dオブジェクトを面ごとに色変更する方法|アピアランス分割後に編集できない時の対処法

Illustrator

Adobe Illustratorで四角形などの図形を3D化すると、立体的な箱やオブジェクトを簡単に作成できます。しかし、3D効果を適用した後に各面の色を個別に変更しようとしても、オブジェクト全体が選択されてしまい編集できないことがあります。

この記事では、Illustratorの3Dオブジェクトを面ごとに分割して色を変更する方法や、アピアランスを分割してもうまく編集できない原因、自然な立体表現を作るためのポイントについて解説します。

Illustratorの3D化したオブジェクトが面ごとに選択できない原因

Illustratorの3D効果は、通常のパスを立体的に見せるための「効果」として適用されています。そのため、3D化した直後の状態では、見た目は立体でも実際には1つのオブジェクトとして扱われています。

この状態でダイレクト選択ツールを使用しても、立体全体が選択されるだけで、正面・側面・上面などを個別に編集することはできません。

面ごとに色を変更したい場合は、3D効果を通常のパスへ変換し、それぞれの面を別オブジェクトとして扱える状態にする必要があります。

3Dオブジェクトを面ごとに編集可能にする基本手順

Illustratorで立体の各面を編集する場合は、以下の流れで作業します。

  1. 四角形ツールで図形を作成する
  2. 「効果」から「3Dとマテリアル」または「3D(クラシック)」を適用する
  3. 希望する角度や奥行きを設定する
  4. オブジェクトを選択した状態で「オブジェクト」メニューを開く
  5. 「アピアランスを分割」を実行する

ただし、ここで注意が必要です。アピアランスを分割しただけでは、まだ複数の面がグループ化された状態になっている場合があります。

その場合は、さらに「オブジェクト」メニューから「グループ解除」を数回実行してください。

面ごとに色を変更するための正しい編集方法

アピアランス分割後に面を個別編集するには、まずグループ化を解除する必要があります。

具体的には、オブジェクトを選択して「オブジェクト」→「グループ解除」を行い、必要に応じて複数回繰り返します。その後、ダイレクト選択ツール(白い矢印)で各面をクリックすると、面単位で選択できるようになります。

例えば立方体の場合、正面だけ青色、側面を濃い青色、上面を明るい青色にすると、光源を調整しなくても自然な立体感を表現できます。

アピアランスを分割しても編集できない場合の確認ポイント

アピアランス分割後も立体全体が選択される場合は、以下の状態を確認してください。

原因 対処方法
グループ化されたまま グループ解除を実行する
複合パスになっている 複合パスを解除する
選択ツールが違う ダイレクト選択ツールを使用する
3D効果が残っている アピアランス分割を再確認する

特に多い原因は、アピアランス分割後にグループ解除をしていないケースです。Illustratorでは複数の面が自動的にグループ化されるため、そのままでは個別編集できません。

3Dの色を自然に見せるためのおすすめ設定

3D効果の光源設定だけで色を調整すると、面の彩度が落ちたり、意図しない影が付いたりすることがあります。

細かくデザインしたい場合は、3D効果では立体形状だけを作成し、面ごとの色は分割後に手動で設定する方法がおすすめです。

例えば商品パッケージやアイコン制作では、正面はブランドカラー、側面は少し暗い色、上面は明るい色に調整すると、光の影響に左右されず安定したデザインになります。

Illustratorで3D面編集を行う時の便利なコツ

面ごとの色変更を頻繁に行う場合は、最初から立体化する前に色を決めておくよりも、3D化後に分割して調整する方が作業効率が良い場合があります。

また、編集前に元のオブジェクトを複製しておくと、3D設定を変更したい場合や別パターンを作成したい場合にも安心です。

「元データ」「3D加工後」「色調整後」のようにレイヤーを分けて管理すると、複雑なIllustrator作品でも修正しやすくなります。

まとめ

Illustratorで3D化したオブジェクトの面ごとに色を変更するには、3D効果を適用した後にアピアランスを分割し、さらにグループ解除を行うことが重要です。

アピアランス分割だけでは複数の面がまとまった状態になっていることが多いため、ダイレクト選択ツールで編集できない場合はグループ化を確認しましょう。

立体感は光源設定だけでも作れますが、デザイン用途では面ごとに色を調整することで、より自由で自然な3D表現が可能になります。

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