メールで受け取ったExcelファイル(xlsb形式)を開いた際に、「信頼できるファイルですか」といった警告が表示され、許可した後に罫線や書式が消えてしまうことがあります。見た目が崩れてしまうと、ファイルが壊れたのではないかと不安になりますが、原因はいくつか考えられます。この記事では、xlsbファイルで罫線が消える理由や、安全に確認する方法、元の状態に戻すための対処法について解説します。
xlsbファイルとはどのようなExcel形式なのか
xlsbとは「Excel Binary Workbook」の略で、通常のExcelファイルであるxlsxとは異なり、データをバイナリ形式で保存するファイル形式です。
大量のデータを扱うExcelファイルでは、xlsb形式を利用するとファイルサイズを小さくできたり、開く速度を改善できたりする場合があります。そのため、企業などで大容量の表計算ファイルを扱う場合によく利用されています。
ただし、一般的なxlsxファイルとは内部構造が異なるため、Excel以外のソフトで開いた場合や、セキュリティ機能の影響を受けた場合に表示が正しく再現されないことがあります。
信頼できるファイルの確認後に罫線が消える原因
Excelでは、メールなどインターネット経由で取得したファイルを開く際、安全対策として「保護ビュー」という機能が働くことがあります。
保護ビュー中のファイルでは、一部の編集機能やマクロなどが制限されています。そこで「編集を有効にする」や「信頼する」といった操作を行うことで通常状態になりますが、その過程でファイルの表示や読み込みに問題が発生する場合があります。
また、xlsbファイルにはマクロや特殊な書式設定が含まれていることがあります。ファイルを作成した環境と開いた環境が異なる場合、罫線やセルの装飾が正しく表示されないケースがあります。
罫線が消えた場合に確認したいポイント
まず確認したいのは、本当に罫線データが消えているのか、それとも表示だけが崩れているのかという点です。
例えば、セルを選択してみて「ホーム」タブの罫線設定を確認すると、罫線情報が残っている場合があります。その場合は表示設定やExcelの読み込み問題が原因である可能性があります。
また、ファイルを一度別名で保存し、Excelを再起動してから開き直すことで正常に表示されることもあります。
安全にファイルを開き直す方法
メール添付のExcelファイルで問題が発生した場合は、メール上から直接開かず、一度パソコンへ保存してから開く方法がおすすめです。
具体的には、添付ファイルを右クリックして保存し、保存したファイルを右クリックして「プロパティ」を確認します。もし「許可する」などの項目が表示されている場合は、解除してからExcelで開くことで正常に読み込める場合があります。
また、送信者に元のファイルを再送してもらう方法も有効です。メール送信時の圧縮やセキュリティ処理によって、ファイルの一部情報が影響を受ける可能性があります。
Excelの修復機能を使って復元する方法
Excelには、破損した可能性があるファイルを修復して開く機能があります。
Excelを起動し、「ファイル」から「開く」を選択した後、対象ファイルを指定します。その際に「開く」ボタン横の矢印から「開いて修復する」を選択すると、Excelがファイル内部を確認して修復を試みます。
ただし、完全に消えてしまった書式情報を必ず復元できるわけではありません。そのため、重要なファイルの場合は元の作成者から再度送ってもらうことが最も確実です。
今後xlsbファイルを受け取る場合の注意点
メールでExcelファイルを受け取る場合、特にxlsb形式では、開く前に送信者やファイル内容を確認することが大切です。
知らない相手から届いたxlsbファイルにはマクロなどが含まれている可能性があるため、警告を安易に許可しないよう注意してください。
また、自分で作成した重要なExcelファイルは、xlsbだけで保存するのではなく、必要に応じてxlsx形式でもバックアップを作成しておくと安心です。
まとめ|xlsbの罫線消失はファイル破損とは限らない
xlsbファイルを開いた後に罫線や書式が消えた場合、必ずしもデータが完全に失われたわけではありません。保護ビュー、Excelの表示設定、互換性の問題などが原因で見た目だけが崩れている場合があります。
まずはファイルを保存し直す、Excelの修復機能を試す、別環境で開くなどの方法を確認しましょう。
重要な業務ファイルの場合は、送信者から元データを再取得することも検討し、安全性を確認したうえで利用することが大切です。


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