Jw_cadを使い始めたばかりの方が混乱しやすいのが、縮尺と寸法入力の関係です。特に「S=1/50に設定したのだから、実測値を50で割って入力するのでは?」と考えてしまうケースがあります。しかしJw_cadでは基本的に実際の寸法をそのまま入力します。この記事では、縮尺1/50の図面作成時にどのような寸法を入力すればよいのか、初心者にも分かりやすく解説します。
Jw_cadの縮尺1/50とは何か
Jw_cadで設定する縮尺は、印刷時や画面表示時の尺度を管理するための設定です。
作図そのものは実寸法で行うのが基本であり、縮尺1/50だからといって寸法を50分の1にして入力する必要はありません。
Jw_cadでは「実物の寸法=入力寸法」が原則です。
実測寸法はそのまま入力する
例えば現場で測定した壁の長さが5000mmだった場合、Jw_cadでは5000と入力します。
縮尺1/50だからといって100mmと入力するわけではありません。
| 実際の寸法 | 入力する数値 |
|---|---|
| 1000mm | 1000 |
| 2500mm | 2500 |
| 5000mm | 5000 |
| 10000mm | 10000 |
建築図面で一般的な単位はmmなので、5mなら5000と入力します。
なぜ実寸で作図するのか
CADは寸法情報を正確に保持するためのツールです。
もし縮尺に合わせて50分の1の寸法で作図すると、後から寸法変更や数量計算を行う際に大きなミスの原因になります。
また、寸法記入コマンドを使った場合も正しい数値が表示されなくなります。
縮尺1/50はどこで反映されるのか
縮尺設定は主に印刷時に反映されます。
例えば5000mmの壁を作図すると、印刷時には5000÷50=100mmとして紙面上に出力されます。
つまり作図は実寸、印刷時に縮小されるという考え方です。
初心者がよく間違えるポイント
Jw_cad初心者によくある間違いをまとめました。
- 実寸を50分の1にして入力してしまう
- メートル単位で入力してしまう
- 縮尺設定を変更すると図形サイズが変わると思っている
- 寸法線の数値が縮尺によって変化すると考えている
例えば5mを「5」と入力すると、Jw_cadでは5mmとして扱われるため注意が必要です。
実測図面を作る際のおすすめ手順
現場実測図を作成する場合は、まず全ての寸法をmm単位で整理します。
その後、線コマンドや矩形コマンドを使って実寸入力で図形を作成します。
最後に寸法線や文字を配置し、印刷時に縮尺1/50で出力します。
この方法であれば、後から縮尺1/100や1/20へ変更する場合も簡単に対応できます。
まとめ
Jw_cadで縮尺1/50の図面を作成する場合でも、入力する寸法は現場の実測値をそのまま使用します。
5000mmなら5000、2500mmなら2500と入力するのが正しい作図方法です。
縮尺は作図寸法ではなく印刷や表示に関係する設定であり、CADの基本は常に実寸作図です。この考え方を理解すると、Jw_cadの操作が格段に分かりやすくなります。


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