Microsoft Wordで印刷の向きや余白、用紙サイズなどを変更すると、ページいっぱいに表示されたり、以前とは違うレイアウトになったりすることがあります。特に横向きで作業した後に元の縦向きの文書へ戻したい場合は、ページ設定を初期状態に近づけることで改善できます。この記事では、Wordのページ設定を元に戻す方法や、ショートカット入力によるリセット方法について解説します。
Wordのページが横いっぱいになった原因
Wordの文書が紙全体に広がって表示される場合、多くは「ページ設定」が変更されていることが原因です。
例えば、横向き印刷のために「印刷の向き」を変更したり、余白を小さく設定したりすると、文字や画像を配置できる範囲が大きく変わります。その状態で保存すると、次に開いた時も変更後のレイアウトが維持されます。
また、用紙サイズがA4から別のサイズへ変更されている場合も、見た目が大きく変化する原因になります。
Wordのページ設定を最初の状態に戻す方法
基本的な設定を戻すには、「レイアウト」タブからページ設定を確認します。
- Word上部の「レイアウト」タブをクリックする
- 「印刷の向き」をクリックする
- 「縦」を選択する
- 「余白」をクリックして「標準」を選択する
- 「サイズ」をクリックして「A4」を選択する
一般的なWord文書の初期状態は、A4サイズ・縦向き・標準余白になっていることが多いため、この設定に戻すことで元の状態に近づけることができます。
画像や図形の位置がずれている場合は、ページ設定を戻した後に配置を調整してください。
Wordのスタイルや書式をリセットする方法
Wordには、文字や段落の書式をリセットする機能があります。ページ設定だけではなく、文字サイズや配置まで変更されている場合に有効です。
文章全体を選択してから、「ホーム」タブ内にある「すべての書式をクリア」を使用すると、文字装飾や一部の書式を標準状態へ戻せます。
ただし、この方法ではページの向きや余白設定までは戻らないため、ページ設定と合わせて使用すると効果的です。
old_normalと入力して戻す方法について
Wordでは以前から、標準テンプレートに関係する設定ファイルとして「Normal.dotm」というファイルが使われています。そのため、インターネット上では「old_normal」という名前を使った対処方法が紹介されることがあります。
この方法は、Wordの標準テンプレートが壊れている場合に、古いテンプレートを退避してWordに新しい標準テンプレートを作成させる目的で行われます。
ただし、ページの向きや余白を変更しただけの場合は、この方法を行う必要はありません。まずはページ設定の変更で解決できるか確認することをおすすめします。
Normal.dotmを初期化してWordを直す方法
Wordの設定自体がおかしくなっている場合は、Normal.dotmを作り直すことで改善する場合があります。
- Wordを完全に終了する
- Windowsの場合はエクスプローラーを開く
- アドレス欄に「%appdata%\Microsoft\Templates」と入力する
- 「Normal.dotm」というファイルを探す
- Normal.dotmを「Old_Normal.dotm」など別名に変更する
- Wordを起動する
Wordは起動時にNormal.dotmがない場合、自動的に新しい標準テンプレートを作成します。
ただし、保存していたユーザー設定や登録したスタイルなどが消える可能性があるため、必要な場合はファイルを削除せず名前変更で対応すると安心です。
設定変更後のレイアウトを戻す時の確認ポイント
Wordの表示がおかしい場合は、以下の項目を順番に確認すると原因を特定しやすくなります。
- ページの向きが縦になっているか
- 用紙サイズがA4になっているか
- 余白が標準設定になっているか
- 拡大表示になっていないか
- セクションごとに別設定になっていないか
特に複数ページの文書では、途中のページだけ設定が違う「セクション区切り」が原因になることがあります。
例えば、1ページ目だけ横向き、2ページ目以降は縦向きという設定も可能なため、部分的におかしい場合はセクション設定を確認してください。
まとめ:Wordの横いっぱい表示はページ設定を戻せば改善できる
Wordで横向き作業をした後に紙いっぱいの表示になった場合、まずは「レイアウト」から印刷の向き、余白、用紙サイズを標準状態へ戻すことが基本です。
「old_normal」などを使ったNormal.dotmの初期化は、Word全体の設定異常がある場合に有効ですが、単純なページ設定変更の場合は必要ありません。
ページ設定と書式設定を順番に確認することで、多くの場合は以前の見やすいWord文書の状態へ戻すことができます。


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