Next.jsやReactと組み合わせて使われるバックエンドサービスとして、最近注目を集めているのがSupabaseです。特にUdemyなどの講座でよく取り上げられているため、「実務での採用状況はどうなの?」という疑問を持つ方も多いでしょう。この記事では、Supabaseが実際の開発現場でどのように使われているのか、企業での商用利用や個人開発での利用状況について詳しく解説します。
Supabaseとは?その特徴とメリット
Supabaseは、オープンソースのFirebase代替として登場したBaaS(Backend as a Service)です。PostgreSQLをベースとしたデータベースに加えて、認証機能、リアルタイム通信、ストレージなどをワンパッケージで提供しています。
SQLが使える、オープンソース、シンプルなREST API/GraphQL対応などの理由から、開発者にとって扱いやすく、学習コストも低めという特徴があります。
個人開発・スタートアップでの利用が増加中
Supabaseは、個人開発やスタートアップの初期開発において非常に人気があります。特に以下のような理由で導入されることが多いです。
- セットアップが簡単で、すぐにバックエンドを立ち上げられる
- 無料プランでも十分な機能が利用可能
- TypeScriptやNext.jsとの相性が良い
実際に、個人で作られたSaaS系プロダクトやプロトタイプ、ポートフォリオでの利用実績は多数報告されています。
商用アプリ・企業利用の状況
一方で、大手企業の本番環境での採用例はまだ少ないのが現状です。理由としては以下のような点が挙げられます。
- パフォーマンス・スケーラビリティの検証事例が少ない
- 複雑な要件を持つエンタープライズ向けシステムには不向き
- 信頼性やSLAを重視する企業にはリスクと捉えられることがある
ただし、スタートアップやオウンドメディア、業務支援系ツールなど、業務効率化や試験的な用途での導入事例は徐々に増えてきている傾向にあります。
Supabaseが向いているプロジェクトの特徴
Supabaseは以下のようなプロジェクトに特に適しています。
- スピード重視のMVP開発
- 認証・DB・APIが揃ったフルスタック構成が求められる
- 開発チームが小規模で、インフラの学習コストを下げたい
逆に、以下のようなケースでは、別のソリューションを検討することが望ましいかもしれません。
- ミッションクリティカルな大規模システム
- オンプレミスでの構成が求められるプロジェクト
- 既にAWSやGCPに強く依存した構成になっている場合
実際の開発事例や参考リンク
いくつかのスタートアップ企業が公式にSupabaseを使用していることを公開しています。以下は参考になる開発事例です。
- Supabase公式ブログには、導入事例や技術的な解説記事が多数掲載されています。
- Made with Supabaseでは、Supabaseを使って構築されたプロジェクトの一覧が見られます。
これらの事例からも、個人開発や小規模サービスでは十分実用的であることが確認できます。
まとめ
Supabaseは、現時点では主に個人開発やスタートアップ・小規模プロダクトでの採用が中心ですが、商用サービスでも用途次第では十分に活用可能なBaaSです。特に学習コストが低く、Next.jsなどとの相性も良いため、プロトタイプ開発や短期間での検証においては非常に心強い選択肢となります。
本格的な商用プロジェクトに採用する際は、スケーラビリティやサポート体制の確認を行ったうえで、適切な用途に活用していくことが重要です。
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