Windows 11のデスクトップにアナログ時計を表示し、「画面右下の隅など好きな場所へ移動したい」「ほかの作業中も時計を見えるようにしたい」という場合は、Chromeの拡張機能よりもWindows用のデスクトップ時計アプリを利用する方法が向いています。
Windows 11には時計アプリやタスクバーの時刻表示がありますが、一般的な壁掛け時計のようなアナログ時計を自由な位置へ浮かせて常時表示する用途では、専用アプリを使う方が柔軟です。
無料で手軽に試すなら、Windows 11対応を案内している「ClocX」や、Microsoft Storeで配布されている「fGadget Clock Lite」などが候補になります。どちらもアナログ時計を表示でき、特にClocXは位置の固定、常に最前面、クリック透過などデスクトップ時計として便利な設定を備えています。
- Windows 11標準機能だけで自由配置できるアナログ時計はある?
- Chrome拡張機能よりデスクトップ時計アプリが向いている理由
- 無料で使えるClocXならアナログ時計を好きな位置に置ける
- ClocXで画面右下にアナログ時計を配置する基本手順
- 「常に最前面」と「デスクトップ固定」は用途が違う
- クリック透過を有効にすると時計が邪魔になりにくい
- 時計の大きさや透明度を調整すると右下に置きやすい
- Microsoft Storeから入れたいならfGadget Clock Liteも候補
- ClocXとfGadget Clock Liteのどちらを選ぶ?
- 「時計を常に最前面にしたい」だけならPowerToysを組み合わせる方法もある
- 昔のWindowsデスクトップガジェットを無理に復活させる必要はない
- 右下に時計を置くときのおすすめ設定
- マルチモニターの場合は時計を置きたい画面へ移動する
- まとめ|Windows 11のアナログ時計は専用アプリなら右下へ自由に配置できる
Windows 11標準機能だけで自由配置できるアナログ時計はある?
Windows 11にはタスクバー右側に時刻と日付が表示されます。また「クロック」アプリにはアラーム、タイマー、ストップウォッチ、フォーカスセッションなどの機能があります。
一方、「小さなアナログ時計をデスクトップ右下に置き、自由にドラッグして配置する」という昔のデスクトップガジェットに近い用途については、専用のデスクトップ時計アプリを利用するのが分かりやすい方法です。
Windows 11のウィジェット機能も発展していますが、「アナログ時計を任意の座標へ置いて、常に最前面に表示する」といった要望と、ウィジェットの仕組みは必ずしも同じではありません。そのため、アナログ時計だけを好きな位置に置きたい場合は、時計専用アプリを選ぶとよいでしょう。
Chrome拡張機能よりデスクトップ時計アプリが向いている理由
Chromeの時計拡張機能は基本的にブラウザーに付加する機能です。そのため、時計を表示できても位置がWebページや拡張機能側の仕様で決められており、「画面右下へ自由にドラッグする」といった操作に対応していない場合があります。
一方、デスクトップ時計アプリは時計そのものが独立したWindowsのウィンドウとして動作するため、アプリが対応していればマウスで好きな場所へ移動できます。
例えば、右下に小さく配置して「常に最前面」を有効にすれば、ChromeやWordなどを最大化していても時計だけを手前に表示できます。逆に「デスクトップを見ているときだけ時計が見えればよい」という場合は、デスクトップへ固定するタイプの設定が便利です。
無料で使えるClocXならアナログ時計を好きな位置に置ける
代表的な選択肢の一つが「ClocX」です。公式サイトではWindows 11を含むWindowsに対応する無料のアナログデスクトップ時計として案内されています。ClocX公式サイト[参照]
ClocXは単純に時計を表示するだけではなく、透明度、時計のデザイン、アラーム、位置固定、常に最前面などを設定できます。公式サイトでは「Always on top」「Pin to Desktop」「Click through」「Unmovable」などのウィンドウ設定が案内されています。ClocXの機能一覧[参照]
「アナログ時計を右下へ置き、位置がずれないよう固定したい」という使い方と相性のよい機能構成です。
ClocXで画面右下にアナログ時計を配置する基本手順
ClocXを利用する場合は、まず公式サイトから入手してインストールします。フリーソフトは同名の非公式配布ページが検索結果に出ることもあるため、可能な限り開発元の公式サイトから入手する方が安全です。
インストール後にClocXを起動すると、アナログ時計がデスクトップ上に表示されます。時計をドラッグして、画面右下など見やすい場所へ移動します。
- ClocXを起動する
- 表示されたアナログ時計をドラッグする
- タスクバーと重ならない位置まで右下へ移動する
- 大きすぎる場合は時計のサイズを調整する
- 必要に応じて「Always on top」を設定する
- 位置が決まったら「Unmovable window」など位置固定に関する設定を利用する
右下ぎりぎりへ置くとタスクバーの通知領域やアプリのスクロールバーなどと重なる場合があります。時計1個分ほど余裕を持たせて配置すると操作しやすくなります。
「常に最前面」と「デスクトップ固定」は用途が違う
時計アプリを設定するときに迷いやすいのが、「常に最前面」と「デスクトップに置く」という違いです。
| 表示方法 | 向いている使い方 |
|---|---|
| 常に最前面 | Chromeなどを最大化していても時計を見たい |
| デスクトップ上に表示 | デスクトップを表示したときだけ時計が見えればよい |
| クリック透過 | 時計がマウス操作の邪魔になるのを防ぎたい |
| 位置固定 | 右下など決めた場所から誤って動かしたくない |
例えば、動画やWebページを見ながら常に時刻を確認したいなら「常に最前面」が便利です。ただし時計がWebページのボタンなどに重なると、その部分をクリックしにくくなることがあります。
そこで便利なのが「クリック透過」です。ClocXにはClick through機能があり、有効にすると時計を表示したまま、その背後にあるウィンドウを操作できます。
クリック透過を有効にすると時計が邪魔になりにくい
アナログ時計を画面右下に常時表示すると、時計がマウス操作を邪魔することがあります。例えばWebブラウザーのスクロールバー付近へ時計を置くと、時計の上をクリックしてしまう可能性があります。
ClocXの「Click through」を利用すると、時計をクリック対象にせず、その後ろにあるアプリを操作できるようになります。常時表示する時計には便利な機能です。
ただし、クリック透過を有効にすると時計そのものをクリックして設定画面を開けなくなることがあります。ClocX公式FAQでは、その場合はWindowsのシステムトレイにあるClocXアイコンを右クリックしてOptionsを開く方法が案内されています。ClocX公式FAQ[参照]
時計の大きさや透明度を調整すると右下に置きやすい
画面右下へ時計を置く場合、大きなアナログ時計では作業スペースを圧迫します。そのため、時計のサイズと透明度を調整するのがおすすめです。
ClocXでは時計の表示サイズや透明度を調整でき、文字盤のデザインも変更できます。視認性を確保しながら小さめに設定すれば、デスクトップ右下に置いても邪魔になりにくくなります。
例えば27インチのモニターなら比較的小さな時計でも見やすい一方、ノートパソコンでは小さくしすぎると針が読みにくくなります。「右下に置ける最小サイズ」ではなく、「一目で時刻が分かるサイズ」にすることがポイントです。
Microsoft Storeから入れたいならfGadget Clock Liteも候補
Webサイトからフリーソフトのインストーラーをダウンロードすることに抵抗がある場合は、Microsoft Store経由で入手できるアプリを選ぶ方法もあります。
「fGadget Clock」には無料のLite版が用意されており、公式サイトではWindows 10・11対応、アナログ時計表示、ドラッグ&ドロップによる自由配置、秒針の表示・非表示、Always-on-topなどが案内されています。fGadget Clock公式サイト[参照]
特に「右下へドラッグして置きたい」という目的に対して、公式に「Freely Positionable」「Drag & drop repositioning」と明記されている点が分かりやすい選択肢です。
ClocXとfGadget Clock Liteのどちらを選ぶ?
どちらもアナログ時計をデスクトップへ置く用途に利用できますが、求める機能によって選択するとよいでしょう。
| 項目 | ClocX | fGadget Clock Lite |
|---|---|---|
| アナログ時計 | 対応 | 対応 |
| 好きな位置への配置 | 対応 | 対応 |
| 常に最前面 | 対応 | 対応 |
| 透明度など細かな設定 | 豊富 | 比較的シンプル |
| クリック透過 | 対応 | 利用前に現行版の仕様を確認 |
| 入手方法 | 公式サイト | Microsoft Store |
| 料金 | 無料 | Lite版は無料、Pro版あり |
細かなカスタマイズやクリック透過を使いたいならClocX、Microsoft Storeから手軽に導入してシンプルなアナログ時計を置きたいならfGadget Clock Lite、という選び方ができます。
アプリは更新によって無料版の機能や対応OSなどが変更される可能性があるため、インストール時点の公式ページやMicrosoft Storeの商品説明も確認してください。
「時計を常に最前面にしたい」だけならPowerToysを組み合わせる方法もある
気に入った時計アプリに「常に最前面」の機能がない場合、MicrosoftのPowerToysに搭載されている「Always On Top」を利用する方法もあります。
PowerToysのAlways On Topは、選択したウィンドウをほかのウィンドウより手前へ固定する機能です。標準設定では、対象ウィンドウを選択してWindowsキー+Ctrl+Tを押すことで最前面への固定・解除ができます。Microsoft PowerToys Always On Top[参照]
ただし、時計アプリ自体がAlways on topに対応しているなら、わざわざPowerToysを追加する必要はありません。ほかのアプリでも最前面固定を利用したい場合に検討するとよいでしょう。
昔のWindowsデスクトップガジェットを無理に復活させる必要はない
以前のWindowsには、アナログ時計や天気などをデスクトップへ置く「ガジェット」がありました。その使い勝手を覚えていて、Windows 11でも同じものを復活させたいと考える人もいるでしょう。
しかし、現在のWindows 11で昔のWindowsガジェット環境を非公式な方法で無理に復活させるより、Windows 11対応を明示している現行の時計アプリを利用する方が分かりやすく、安全面でも管理しやすくなります。
特にインターネット上には古いWindows向けソフトの非公式再配布サイトがあります。時計のように常時起動するソフトほど、開発元やMicrosoft Storeなど出所を確認して入手することが大切です。
右下に時計を置くときのおすすめ設定
「アナログ時計を右下の隅へ置きたい」という用途なら、単純に時計を移動するだけでなく、次のような設定にすると使いやすくなります。
- 時計を右下へドラッグする
- タスクバーとは少し間隔を空ける
- 時計を小さめにする
- 必要なら透明度を少し上げる
- 常に見たいなら「Always on top」を有効にする
- クリックを邪魔したくなければ「Click through」を有効にする
- 配置が決まったら位置を固定する
- 毎日使うならWindowsログイン時の自動起動を設定する
特に「常に最前面+クリック透過」の組み合わせは、時計をオーバーレイのように表示したい場合に便利です。時計が見えていても、その下にあるChromeなどを操作できます。
一方、デスクトップを表示したときだけ時計が見えればよい場合は、常に最前面を無効にした方が作業の邪魔になりません。用途に合わせて設定しましょう。
マルチモニターの場合は時計を置きたい画面へ移動する
2台以上のディスプレイを使っている場合も、自由配置できる時計アプリなら目的のディスプレイへ時計をドラッグして配置できる場合があります。
例えばメインディスプレイでは作業画面を最大限広く使い、サブディスプレイ右下にアナログ時計を置くという使い方もできます。
ただし、ディスプレイを取り外したり解像度や拡大率を変更したりすると、保存された時計位置がずれる場合があります。時計が見えなくなったときは、アプリの位置リセットや表示設定を確認してください。
まとめ|Windows 11のアナログ時計は専用アプリなら右下へ自由に配置できる
Windows 11でアナログ時計を画面上へ表示し、右下など好きな位置へ移動したい場合は、Chrome拡張機能よりWindows用のデスクトップ時計アプリを利用する方法が適しています。
無料で細かく設定したい場合はClocX、Microsoft Storeから導入できるシンプルな選択肢ならfGadget Clock Liteが候補です。ClocXでは自由な配置に加えて、常に最前面、位置固定、透明度、クリック透過など、右下へ時計を常時表示するときに便利な機能が用意されています。
まずは時計を右下へ移動し、サイズを小さめに調整してみましょう。ほかのアプリを使っている間も見たい場合は「Always on top」、時計がクリック操作の邪魔になる場合は対応アプリの「Click through」を利用すると、デスクトップガジェットに近い感覚でアナログ時計を使えます。
アプリの対応OSや無料版の機能は将来変更される可能性があるため、導入時には公式サイトやMicrosoft Storeの最新情報を確認し、非公式な再配布サイトではなく信頼できる配布元からインストールすることも大切です。


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