Oracle(オラクル)は上場企業?NYSE・NASDAQのどちらに上場しているのか、ティッカー「ORCL」も解説

Oracle

データベースやクラウドサービスで知られるOracle(オラクル)は、米国の株式市場に上場している企業です。ただし、「NASDAQ(ナスダック)なのか、それともニューヨーク証券取引所(NYSE)なのか」が分かりにくいことがあります。

結論からいうと、現在のOracle Corporationはニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場しており、ティッカーシンボルは「ORCL」です。一方で、Oracleは以前NASDAQに上場していた歴史があるため、古い情報を見るとNASDAQと書かれている場合があります。

この記事では、Oracleの現在の上場先、NASDAQとの関係、ORCLという銘柄コードの意味、日本からOracle株を調べる際のポイントまで分かりやすく整理します。

Oracleはニューヨーク証券取引所(NYSE)の上場企業

Oracle Corporationは株式を公開している上場企業で、現在の上場市場はNew York Stock Exchange(NYSE、ニューヨーク証券取引所)です。銘柄を識別するティッカーシンボルには「ORCL」が使われています。

Oracleの投資家向け公式情報でも、同社の普通株式についてNYSEで「ORCL」のシンボルにより取引されていることが確認できます。[参照] Oracle Investor Relations

そのため、「OracleはNASDAQまたはNYSEに上場している会社なのか」という意味であれば答えは「はい」です。ただし、現在の上場先を具体的に答えるならNYSEとなります。

Oracleのティッカーシンボルは「ORCL」

米国株を調べるときによく出てくる「ORCL」はOracle Corporationのティッカーシンボルです。ティッカーとは、証券取引所などで銘柄を識別するために使われる記号です。

例えばMicrosoftなら「MSFT」、Appleなら「AAPL」のように企業ごとにティッカーがあります。Oracleを株価情報サイトや証券会社の米国株検索で探す場合は、会社名の「Oracle」だけでなく「ORCL」で検索すると見つけやすくなります。

なお、ティッカーがORCLであることと上場市場がNASDAQであることは別の話です。「ORCL」という記号だけを見てNASDAQ銘柄と判断することはできません。Oracleの場合、現在はNYSEでORCLとして取引されています。

なぜOracleを「NASDAQ上場」と記憶している人がいるのか

OracleとNASDAQが結び付けられるのには明確な理由があります。Oracleは現在NYSEに上場していますが、過去にはNASDAQで取引されていた企業だからです。

Oracleは2013年、普通株式の上場先をNASDAQ Global Select MarketからNYSEへ移すことを発表しました。NYSEでの取引は2013年7月15日に開始され、ティッカーシンボルはそれまでと同じ「ORCL」が維持されました。[参照] Oracle公式「Oracle to Move to NYSE」

つまり、「OracleはNASDAQの会社だった」という情報は歴史的には間違いではありません。しかし、2013年の市場変更より前の情報です。現在の株式市場について説明する場合には「NYSE上場」とする必要があります。

Oracleはいつから上場している?IPOの歴史

Oracleは比較的長い上場歴を持つ米国のテクノロジー企業です。同社の投資家向けFAQによると、Oracleの新規株式公開(IPO)は1986年3月12日に行われました。

Oracleの公式FAQでは、IPO時の価格について1株15ドルだったことも案内されています。もっとも、その後は株式分割が複数回行われているため、現在の株価とIPO時の15ドルをそのまま比較して投資収益を計算することはできません。[参照] Oracle Investor Relations FAQ

1986年のIPOから長期間にわたり公開企業として取引されてきたことから、Oracleは「最近上場したクラウド企業」ではなく、米国テクノロジー業界を代表する歴史の長い上場企業の一つといえます。

「Oracle Corporation」と「日本オラクル」は区別が必要

日本からOracleについて調べるときに注意したいのが、米国のOracle Corporationと日本法人の日本オラクル株式会社です。名前は似ていますが、株式市場では別の銘柄として扱われます。

米国Oracle CorporationはNYSE上場でティッカー「ORCL」です。一方、日本オラクル株式会社は東京証券取引所に上場しています。したがって、「オラクルの株を買いたい」という場合、どちらを指しているのかによって購入する銘柄も市場も変わります。

例えば米国のOracle本体について、クラウド事業やデータベース事業などを見ながら投資対象として調べているのであれば、基本的に確認するのは「Oracle Corporation(ORCL)」です。日本オラクルの株価と取り違えないようにしましょう。

NYSEとNASDAQは何が違う?

NYSEとNASDAQはいずれも米国を代表する株式市場です。テクノロジー企業というとNASDAQを連想しやすく、実際にApple、Microsoft、NVIDIAなど多くの大手テクノロジー企業がNASDAQに上場しています。

しかし、IT企業だから必ずNASDAQへ上場するというルールはありません。NYSEにもテクノロジー関連企業は多数上場しており、Oracleもその一社です。

したがって「Oracleは世界的なIT企業だからNASDAQだろう」と判断すると現在の上場先を間違える可能性があります。企業の最新の上場市場を確認するときは、企業のInvestor Relations(投資家向け情報)や証券取引所の情報を確認するのが確実です。

Oracle株を調べるときは「NYSE: ORCL」を確認する

株価サイトや証券会社でOracleを検索した際は、会社名だけでなく「ORCL」と市場名を確認すると、目的の銘柄か判断しやすくなります。現在の米国Oracle Corporationであれば、NYSE: ORCLという組み合わせが一つの目印です。

例えば検索結果に複数の「Oracle」が出てきた場合でも、「Oracle Corporation」「ORCL」「NYSE」という情報が一致しているか確認します。企業名が似ている別会社や日本オラクルとの取り違えを防ぐためにも有効です。

なお、上場市場や企業情報は将来変更される可能性があります。投資判断を行う場合は、過去の記事だけでなくOracleのInvestor Relations、NYSE、利用している証券会社などで最新情報を確認してください。

OracleがNYSEへ移ったことで「ORCL」は変わったのか

NASDAQからNYSEへ上場先を変更すると銘柄コードも変わるように思えるかもしれませんが、Oracleの場合は市場移転後も「ORCL」が使われています。

2013年のOracle公式発表でも、NYSEへ移行した後も「ORCL」という既存のティッカーシンボルを継続すると説明されていました。そのため、古いNASDAQ時代の資料にも新しいNYSE時代の資料にも「ORCL」が登場します。

これが過去の情報を検索した際に混乱しやすい理由の一つです。「ORCLだからNASDAQ時代の情報」と判断するのではなく、その資料の日付と上場市場を確認する必要があります。

まとめ:Oracle Corporationは現在NYSE上場、ティッカーはORCL

Oracle Corporationは上場企業です。現在の上場市場はニューヨーク証券取引所(NYSE)で、ティッカーシンボルは「ORCL」です。

一方、Oracleは以前NASDAQに上場しており、2013年7月にNASDAQからNYSEへ上場市場を変更しました。このため、古いWebページや資料では「NASDAQ: ORCL」と記載されていることがありますが、これは当時の情報です。

また、日本で「オラクル」と検索すると、東京証券取引所に上場する日本オラクル株式会社の情報が表示される場合があります。米国Oracle本体を調べる場合は「Oracle Corporation」「ORCL」「NYSE」をセットで確認すると間違いを防ぎやすくなります。

したがって現在の状況を簡潔に整理すると、「Oracleは米国の上場企業であり、NASDAQではなくNYSEにORCLとして上場している。ただし2013年まではNASDAQ上場だった」という理解が最も分かりやすいでしょう。

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