MikuMikuDance(MMD)で動画を出力するとき、途中のフレームから書き出したいのに音声が入らないという問題に悩むことがあります。特に長い動画の一部分だけを出力したい場合、最初から最後まで出力してから編集ソフトで切り取る作業は手間になります。
この記事では、MMDで開始フレームを指定して出力した場合にWAVEファイルが正常に入らない理由や、途中フレームから音声付き動画を作成する方法について詳しく解説します。
MMDで途中フレームから出力すると音が入らない理由
MMDの動画出力では、開始フレームを0以外に設定した場合、音声の扱いに制限があります。これは不具合というより、MMDの音声出力処理の仕様によるものです。
MMDでは、モーションやカメラのフレーム指定は途中から書き出せますが、WAVEファイルは動画全体の時間軸を基準として扱われます。そのため、500フレーム目から出力する設定にしても、音声ファイルが自動的に500フレーム目から再生されるわけではありません。
つまり、映像だけ途中から切り出すことはできますが、音声は別途調整が必要になるケースがあります。
MMDの「WAVEファイルも出力する」のチェックだけでは解決しない
MMDの出力設定には「WAVEファイルも出力する」という項目があります。この設定を有効にすると、動画出力時に音声ファイルを書き出すことができます。
しかし、この機能は開始フレームに合わせて音声を自動的に切り取る機能ではありません。例えば500フレーム目から動画を書き出した場合でも、音声側は元の曲の先頭から扱われるため、映像とのタイミングがずれる場合があります。
そのため、途中フレームから音付き動画を作成したい場合は、別の方法で音声位置を調整する必要があります。
途中フレームから音付き動画を作成する一般的な方法
MMDユーザーの間でよく使われる方法は、MMDでは映像のみを出力し、最後に動画編集ソフトで音声を合わせる方法です。
基本的な流れは以下のようになります。
- MMDで必要な開始フレームから動画を出力する
- WAVEファイルを別途用意する
- 動画編集ソフトに映像と音声を読み込む
- 開始フレーム分だけ音声をずらして配置する
- 完成動画として書き出す
例えば30fpsの動画で500フレーム目から出力する場合、約16秒後の位置から始まる映像になります。その分だけ音声も16秒分移動させることで、正しいタイミングに合わせられます。
MMD内だけで対応したい場合の考え方
MMDだけで完結させたい場合は、出力開始フレームを変更するのではなく、必要な部分だけを残した別プロジェクトとして保存する方法があります。
例えば500フレーム目から1000フレーム目まで使用したい場合、モーションやカメラを調整して、その部分を0フレーム目から始まるように編集します。
この方法では音声も最初から正しく読み込めるため、編集ソフトを使わずに音付き出力が可能になります。ただし、モーションやカメラの移動量が多い場合は作業量が増えます。
動画編集ソフトを使う場合に便利な調整方法
途中から出力した映像を編集ソフトで仕上げる場合、音声の位置合わせが重要です。
例えば以下のような編集ソフトで調整できます。
- AviUtl
- Adobe Premiere Pro
- DaVinci Resolve
- その他の動画編集ソフト
音声を波形表示できる編集ソフトを使うと、映像と音のタイミングを細かく確認できます。ダンス動画や口パクなど、音ズレが目立つ作品では特に有効です。
また、MMDで出力する前に「どのフレームから使いたいのか」を決めておくことで、編集作業を減らすことができます。
まとめ|MMDの途中フレーム出力では音声調整が必要
MMDで500フレーム目など途中から動画を書き出す場合、映像は指定した位置から出力できますが、WAVE音声は自動的にその位置へ合わせられるわけではありません。
これはMMDの仕様によるもので、「WAVEファイルも出力する」にチェックを入れても途中フレーム用の音声調整は行われません。
確実な方法は、動画編集ソフトで映像と音声を合わせる方法です。頻繁に途中出力を行う場合は、AviUtlなどの編集環境を用意すると作業効率が大きく向上します。


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