Windows 11でCDを取り込み(リッピング)するとき、音楽データ自体は保存できても、曲名やアーティスト名などの情報が自動取得できないことがあります。特にWMAレガシー形式を利用している場合、設定やサービス側の状態によってCD情報が取得できないケースがあります。
この記事では、CDリッピング時に曲情報(メタデータ)が表示されない原因と、Windows標準機能や代替ソフトを使った解決方法について詳しく解説します。
CDの曲名が取得できない主な原因
CDを取り込む際に表示される曲名やアルバム名は、CD内に保存されているものではありません。多くの場合、インターネット上のCD情報データベースから取得しています。
そのため、以下のような状態では曲名情報が表示されないことがあります。
- インターネット接続に問題がある
- CD情報取得サービスが利用できない
- Windows Media Playerの設定が変更されている
- 古いリッピング機能や形式を利用している
- データベースにCD情報が登録されていない
例えば、発売されたばかりのCDや自主制作CDなどは、データベースに情報が存在しないため、自動取得できない場合があります。
Windows Media PlayerでCD情報取得設定を確認する
Windows 11では標準の音楽再生環境が変更されていますが、従来型のWindows Media Playerを利用している場合は、CD情報取得の設定を確認できます。
Windows Media Playerを開き、以下の項目を確認してください。
- Windows Media Playerを起動する
- 上部メニューから「ツール」を開く
- 「オプション」を選択する
- 「プライバシー」タブを開く
- 「ファイルのメディア情報をインターネットから取得する」を有効にする
この設定が無効になっている場合、CDを挿入しても曲名やアルバム情報が自動入力されません。
インターネット接続とWindowsの日時を確認する
CD情報の取得にはオンライン接続が必要です。ブラウザで通常通りインターネットが利用できていても、セキュリティソフトやファイアウォールによってWindows Media Playerの通信だけが制限されている場合があります。
また、パソコンの日付や時刻が大きくずれている場合、オンラインサービスへの接続で問題が発生することがあります。Windowsの「日付と時刻の設定」から自動設定を有効にして確認してください。
例として、Wi-Fiには接続できているものの、Windows Media Playerだけ曲情報を取得できない場合は、セキュリティソフトの通信許可設定を確認すると改善することがあります。
WMAレガシー形式を使う場合の注意点
WMAレガシーは以前から利用されている形式ですが、現在ではMP3やAAC、FLACなどの利用が一般的になっています。
WMA形式で保存すること自体は可能ですが、古いWindows Media PlayerのCD情報取得機能は、環境によって正常に動作しない場合があります。
長期保存や他の機器で再生することを考える場合は、MP3やFLACなど、現在広く対応している形式を選ぶことも検討するとよいでしょう。
曲名情報を後から追加する方法
CD取り込み時に曲名が取得できなかった場合でも、後から音楽ファイルの情報を編集できます。
Windowsのファイル情報編集機能や音楽管理ソフトを利用すると、以下の情報を手動で追加できます。
- 曲名
- アーティスト名
- アルバム名
- ジャンル
- アルバムアート
また、CD情報データベースに対応した音楽管理ソフトを利用すると、自動的にタグ情報を取得できる場合があります。
別のCDリッピングソフトを利用する方法
Windows Media Playerで情報取得がうまくいかない場合は、CD情報取得機能を搭載した別のリッピングソフトを利用する方法もあります。
代表的な選択肢としては、CDの正確な取り込みに対応したソフトや、音楽ファイルのタグ編集機能を持つソフトがあります。
特に大量のCDをデジタル化する場合は、取り込み品質や曲情報管理機能が充実したソフトを利用すると、後から整理する手間を減らせます。
まとめ
Windows 11でCDリッピング時に曲名やアーティスト情報が取得できない場合、音楽データそのものではなく、インターネット上から取得するメタデータ機能に問題がある可能性があります。
まずはWindows Media Playerの情報取得設定、インターネット接続、セキュリティ設定を確認し、それでも改善しない場合は別のリッピングソフトやタグ編集ソフトを利用すると解決しやすくなります。
CDを長期間保存する目的で取り込む場合は、音質や互換性だけでなく、曲名やアーティスト情報などの管理方法も合わせて考えることが大切です。


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