VRChatで自作のワールドを作る際に、BOOTHなどで購入したアセットを利用して、広いワールドを構築する方法に困っている方も多いのではないでしょうか?本記事では、Unityでワールド間のテレポートを実現するための手順を解説します。初めてのワールド制作の方でも簡単に理解できるように、基本的な流れを紹介していきます。
複数アセットを使用したワールド制作の基本
VRChatでワールドを作成する際、最初に考えるべきは「どのアセットをどのように組み合わせるか」です。BOOTHなどで販売されているアセットを使うことで、手間を省きつつ質の高いワールドを作成できます。しかし、これらのアセットを複数使用する場合には、Unityのシーン設定やワールド間の移動に注意が必要です。
まず、Unityでアセットをインポートし、それぞれのワールドとして設定します。アセットにはお部屋や建物、道具などが含まれているため、これらを適切に配置し、シーンを構築することが第一歩となります。
ドアテレポートでワールド間を移動する方法
VRChatのワールド間を移動する際、最も簡単な方法は「ドアテレポート」を使うことです。例えば、ワールドの一部にドアを配置し、そのドアを通ることで別のワールドに移動できるように設定します。
この設定を実現するためには、Unityの「VRC_SceneDescriptor」コンポーネントと「VRC_PortalMarker」コンポーネントを使います。VRC_SceneDescriptorはワールドの設定を管理し、VRC_PortalMarkerは他のワールドへのテレポートを実現します。ドアにこれらを設定し、適切なシーンリンクを作成することで、テレポート機能を追加できます。
ワールド間移動で注意するべきポイント
複数のワールドを連携させる際に、最も注意すべき点は「ワールドの判定」です。Unity内で複数のシーンを作成しても、それらは基本的に独立したワールドとして扱われます。これを解決するためには、シーン間をつなぐ「テレポート」機能を使う必要があります。
シーン間でテレポートがうまく動作しない場合、Unityのシーン設定やVRChatの設定に問題がある可能性があります。テレポート先のシーンが正しく認識されていない場合は、シーン名やパラメータ設定を確認しましょう。
Blenderを使用してアセットをカスタマイズする方法
Unityでの基本的なワールド作成に加えて、Blenderを使用してアセットをカスタマイズすることもできます。BlenderでモデリングしたオリジナルのオブジェクトやパーツをUnityにインポートし、ワールドのデザインに合わせて調整できます。
Blenderで作成したオブジェクトはFBX形式でエクスポートし、Unityにインポートします。その後、Unity内でマテリアルやライトを調整して、VRChatのワールドに適した見た目を作り上げましょう。
まとめ
VRChatのワールド制作において、複数のアセットを使用して広いワールドを作成する方法は、最初は難しく感じるかもしれませんが、手順を一つ一つ進めることで確実に実現できます。ドアテレポートの機能を使ってワールド間の移動をスムーズにし、UnityとBlenderを上手に使いこなすことで、より魅力的なワールドを作成できます。この記事を参考に、ぜひ自分だけのVRChatワールド制作に挑戦してみてください。
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