GoFullPageが使えない・左側が切れる原因と代替方法|URL付きで長いWebページ全体をPDF・PNG保存する方法

Windows 全般

Windows版ChromeやEdgeで長いWebページ全体を保存しようとすると、「本文は撮れるのに左側の一覧が消える」「サイドバーだけ途中までしか保存されない」「URLを入れたいのに画像には入らない」といった問題が起こることがあります。特に画面上にスクロールバーが2本あるWebサービスでは、単純なフルページスクリーンショットでは正しく保存できないケースがあります。

この問題は、スクリーンショット拡張機能の性能だけでなく、Webページ全体と左側サイドバーが別々のスクロール領域として作られていることが大きく関係します。また、ブラウザのアドレスバーに表示されているURLはWebページそのものではないため、通常のフルページスクリーンショットには入りません。

個人情報を含むページを保存する場合には、手当たり次第にスクリーンショット拡張機能を追加することにも注意が必要です。ここでは、GoFullPageの現在の状況、左側が欠ける理由、URLを残す方法、Chrome標準機能、PDF保存、代替手段を安全性も含めて解説します。

左側が消える最大の原因は「スクロールバーが2本あるページ」

一般的なフルページスクリーンショット機能は、Webページの一番外側にあるスクロール領域を上から下まで自動的に動かし、画面を複数回撮影して1枚につなぎ合わせます。ニュース記事やブログのようにページ全体が1本のスクロールバーで動くサイトなら、この方法で比較的きれいに保存できます。

ところが、メール、チャット、管理画面、クラウドサービスなどでは、左側の一覧と右側の本文が独立した領域になっていることがあります。例えば右端のスクロールバーはページ本体、左側に表示されるもう1本のスクロールバーはサイドバー内部だけを動かす、という構造です。

この場合、スクリーンショット機能が右側のページ本体だけをスクロールすると、左側は最初に画面に見えていた部分しか撮れません。逆にサイトのCSS処理によっては、キャプチャ中に固定サイドバーが非表示になったり、幅の計算が変わって左端そのものが欠けたりすることもあります。複数のスクロール領域を持つページでは、「ページ全体を1回撮れば全部入る」とは限らないのが重要なポイントです。

GoFullPageが使えなくなった場合は公式サイトの最新情報を確認する

GoFullPageについては、2026年8月にChromeウェブストア上で一時的な提供上の問題が発生したことを公式サイトが案内しています。公式サイトでは2026年8月11日にChromeウェブストアでの利用可能性に一時的な問題があると説明し、8月14日時点では別途インストール可能なGoFullPage BETAへの案内も掲載しています。[参照] GoFullPage公式サイト

そのため、以前までGoFullPageを利用できていたのに突然使えなくなったケースでは、PCやChromeだけの故障とは限りません。現在の配布状況を公式サイトから確認する価値があります。

なお、ChromeウェブストアにはGoFullPageと非常によく似た名前の拡張機能が複数存在します。個人情報が表示されたページを保存する目的なら、検索結果で名前が似ているという理由だけでインストールするのではなく、開発元と公式サイトへのリンクを確認してから導入することが重要です。

左側がiframeならGoFullPageの追加権限が必要になる場合がある

Webページの左側一覧などがiframeと呼ばれる別ページ埋め込み方式で表示されている場合、スクリーンショット拡張機能から内部へアクセスできず、キャプチャに含まれないことがあります。GoFullPage公式ブログでも、iframeを含むページでは追加の権限が必要になる場合があると説明されています。[参照] GoFullPage公式ブログ「Permissions」

公式説明によると、iframe内部をスクロールして撮影するには、tabs、webNavigation、対象サイトへのアクセスなどの追加権限が必要になる場合があります。権限を拒否すると、iframeを使用するページでは正常にキャプチャできない場合があります。

したがって、以前のGoFullPageでは左側まで保存できていたのに、再インストール後や設定変更後から左側だけ欠ける場合は、サイト側の構造変更だけでなく、必要なサイトアクセス権限が許可されているかも確認対象になります。ただし、個人情報を扱うページでは、権限の内容を理解せず無条件に許可するのではなく、信頼できる拡張機能か確認することが前提です。

URLを画像に入れたい場合はスクリーンショットだけでは難しい

通常のPNG・JPEGによるフルページスクリーンショットは「Webページの表示領域」を撮影する機能です。Chrome上部のアドレスバーはWebページではなくブラウザのユーザーインターフェースなので、通常のフルページキャプチャには含まれません。

つまり「ページ全体を1枚のPNGにすること」と「ブラウザのURL欄まで一緒に写すこと」は別の処理です。拡張機能がURLを画像へ付加している場合は、その拡張機能がキャプチャ後にURL文字列を画像へ追加しています。

証拠保存などでURLそのものを必ず残したい場合は、PNGよりブラウザの印刷機能からPDFへ保存し、ヘッダーとフッターを有効にする方法のほうが適しています。ただし、後述するように複雑なWebアプリでは印刷用レイアウトが画面表示と異なり、左側サイドバーが印刷されない場合があります。

URLを確実に残すなら「印刷→PDF保存」を試す

ChromeやEdgeでは、Webページを開いてWindowsならCtrl+Pを押すと印刷画面を開けます。保存先を「PDFに保存」などへ変更し、「詳細設定」にあるヘッダーとフッターを有効にすると、ページタイトル、日付、URL、ページ番号などをPDFへ付加できる構成があります。

Microsoft Edgeでも公式サポートで「Headers and footers」を有効にして日付やページ番号などを印刷へ追加する方法が案内されています。PDFとして保存する場合にも印刷プレビューで内容を確認できます。[参照] Microsoft「Print in Microsoft Edge」

ただし、この方法には弱点があります。Webサイトが印刷専用CSSを設定していると、画面では見えていたナビゲーションや左側一覧が印刷時だけ消えることがあります。また、左右に独立したスクロール領域があるWebアプリの場合、内部の全項目がPDFへ展開されないこともあります。

そのため「URLを残すこと」が最優先ならPDF印刷、「画面を見たまま保存すること」が最優先ならスクリーンショット、と目的を分けて考えると選びやすくなります。

拡張機能なしならChrome DevToolsのフルサイズスクリーンショットを試せる

Chromeには開発者ツールを利用したフルページスクリーンショット機能があります。Google公式のChrome DevToolsでも、画面外まで含めてページ全体を撮影する「Capture a full size screenshot」が提供されています。[参照] Chrome for Developers

Windowsでは、対象ページを表示してF12またはCtrl+Shift+IでDevToolsを開き、Ctrl+Shift+Pでコマンドメニューを表示します。「screenshot」と入力し、「Capture full size screenshot」を選択すると、拡張機能を追加せずPNGを生成できます。GoogleはDevToolsのコマンドメニューからスクリーンショットを撮影する機能を公式に案内しています。[参照] Chrome DevTools「コマンドメニュー」

ただし、この機能も基本的にはページ全体のスクロール領域を基準に撮影します。左側一覧が独立したスクロールコンテナになっている場合、左側内部の「スクロールしなければ出てこない項目」まで1枚へ展開できるとは限りません。また、ブラウザのアドレスバーも入りません。

左右2本のスクロールバーがある場合は「何を1ページにしたいか」を整理する

2つの独立したスクロール領域には、それぞれ別の長さがあります。例えば左側に100件の履歴が縦に並び、右側には1件の長い詳細情報が表示されているとします。この場合「左側100件すべて」と「右側詳細すべて」を同時に1枚へ展開するには、通常のWebページには存在しない巨大なレイアウトを新たに作る必要があります。

そのため、どの拡張機能を使っても完全には解決できない場合があります。これは撮影ソフトの不具合というより、画面そのものが二つの独立したスクロール領域から構成されていることによる制約です。

もし必要なのが「現在画面に表示されている左側一覧+右側本文の全文」であれば、左側一覧を現在必要な位置に合わせた状態で右側本文をフルページキャプチャする方法を試せます。左側一覧自体も最初から最後まで全部必要なら、左側と右側を別々に保存し、PDF編集ソフトなどで1つの資料にまとめるほうが再現性は高くなります。

横幅が欠ける場合はブラウザのズームを下げてから撮影する

「左側がスクロールされない」のではなく、単純に左端が切り取られている場合は別の原因も考えられます。ブラウザの拡大率、Windowsのディスプレイ拡大率、Webサイトの最小幅、拡張機能側のキャプチャ幅計算などです。

まずChromeでCtrl+0を押してズームを100%へ戻して試します。それでも欠ける場合はCtrl+-で90%、80%などへ縮小し、左側と右側が画面内に完全に表示された状態で再度キャプチャします。逆に拡大率が極端に低いことでレイアウトがスマートフォン向け表示へ切り替わるサイトもあるため、プレビューを見ながら調整します。

また、ブラウザを最大化し、開発者ツールを閉じ、サイドパネルなどChrome自身の追加UIも閉じてから撮影すると改善するケースがあります。スクリーンショット前後でページの横幅が変化している場合には特に有効です。

個人情報を含むページでは無名の拡張機能を次々入れない

スクリーンショット拡張機能は、機能上、表示しているWebページの内容へアクセスする必要がある場合があります。氏名、住所、購入履歴、メール、顧客情報、医療情報などが表示されたページを撮影するのであれば、拡張機能の選択は一般的なWebページを撮影するとき以上に慎重に行う必要があります。

特に「すべてのウェブサイト上にある自分の全データの読み取りと変更」など広いサイトアクセス権限を要求する場合、その権限が撮影に必要な理由や、画像が外部サーバーへアップロードされる仕組みになっていないかを確認します。GoFullPage公式も、iframe撮影時に追加権限が必要になる理由を公開しています。[参照] GoFullPage公式ブログ

個人情報を保存する用途では、第一候補としてChrome DevToolsのようなブラウザ標準機能、ブラウザ標準のPDF保存、実績と提供元を確認できる拡張機能を検討するほうが安全です。似た名前だからという理由だけで新しい拡張機能をインストールするのは避けたほうがよいでしょう。

GoFullPageを再び使う場合は公式版かどうかを必ず確認する

2026年8月現在、GoFullPage公式サイトにはChromeウェブストアでの一時的な問題とBETA版への案内が掲載されています。そのため、GoFullPageの使い勝手が以前の目的に最も合っていたのであれば、代替拡張機能を大量に試す前に公式サイトの現在の案内を確認する方法があります。[参照] GoFullPage公式サイト

GoFullPageはページを自動スクロールしながら複数の画面をつなぎ、PNG・JPEG・PDFとして保存する仕組みです。公式サイトでは複雑なページへの対応を特徴として案内しています。また、iframeを含むページについては追加権限によるキャプチャ方法も説明されています。

ただし、独立したスクロール領域が二つある特殊なWebアプリでは、GoFullPageを含めどのツールでも完全に意図どおりにならない可能性があります。その場合は「通常ページの縦スクロールなのか」「iframeなのか」「CSSのoverflowで作られた内部スクロールなのか」を切り分けることが解決への近道です。

証拠・記録目的ならURLだけでなく日時や元データも残す

Webページを証拠や業務記録として保存するのであれば、スクリーンショット画像1枚だけに頼らない方法も有効です。URLをテキストとして別途保存し、取得日時を記録し、可能ならPDFとPNGの両方を残しておくと、後から「どのページをいつ保存したのか」を確認しやすくなります。

例えば、PDFには印刷機能でURLを残し、別途PNGでは実際の画面表示を保存する方法があります。ファイル名を「2026-08-30_サイト名_内容」のようにしておけば、複数ファイルになっても対応関係を追いやすくなります。

特に個人情報を含む資料を第三者へ提出する場合は、不要な個人情報まで映り込んでいないか確認します。保存用の原本と、提出・共有用に必要部分だけ残したコピーを分けて管理すると安全です。

まとめ:左側が写らない場合は拡張機能より「二重スクロール」の確認が重要

GoFullPageなどでページ全体を保存したときに左側だけ消える場合、最初に確認したいのは画面にスクロールバーが2本あり、左側一覧とページ本体が別々にスクロールする構造になっていないかです。一般的なフルページキャプチャはページ本体を1本の縦長ページとして撮影するため、内部スクロール領域を同時に最後まで展開できないことがあります。

URLを必ず残したい場合は、ChromeやEdgeの「印刷→PDF保存」でヘッダーとフッターを有効にする方法が適しています。一方、見た目をそのまま画像で保存したい場合は、Chrome DevToolsの「Capture full size screenshot」を拡張機能なしで試すことができます。ただしアドレスバーのURLは通常のフルページPNGには含まれません。

2026年8月にはGoFullPage公式がChromeウェブストア上の一時的な問題を公表し、公式サイトからBETA版に関する案内も行っています。以前GoFullPageで目的を達成できていた場合は、似た名前の無名拡張機能を次々インストールするより、まず公式サイトで現在の提供状況を確認する方法が安全です。

それでも左側一覧が欠ける場合は、iframeへのアクセス権限、ブラウザのズーム率、二重スクロール、印刷用CSSなどを順番に確認します。左側と右側がそれぞれ独立して長くスクロールするページなら、構造上すべてを1回のキャプチャで1枚にすることが難しい場合もあるため、PDFと画像を併用するか、左右を別々に保存して1つの資料として管理する方法が最も確実です。

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