UnityでVRChat用アバターの改変をしていると、アイテクスチャとメイクアップテクスチャを合成した後、チークやリップなどのメイク部分だけが不自然にベタっとした「のり」のような表示になることがあります。この現象は、テクスチャの合成方法やアルファ(透明度)情報、Unity側のマテリアル設定が原因で発生することが多いです。この記事では、メイクテクスチャが不自然に表示される理由と、自然な肌表現に戻すための確認ポイントを解説します。
Unityでメイク部分がのりのように見える主な原因
アバターの顔テクスチャでは、肌の色とメイク部分を重ね合わせることで自然な見た目を作ります。しかし、画像編集ソフトで単純に重ねて保存すると、透明情報が失われたり、メイク部分の色が強く残ったりすることがあります。
特にチークやアイシャドウのような半透明で表現する部分は、通常の塗りつぶしと同じ扱いにすると、肌になじまずペイントを貼り付けたような状態になります。
例えば、元のメイクテクスチャに透明度50%の赤色が設定されていた場合でも、合成時に透明情報がなくなると、不透明な赤い塗装として表示されてしまいます。
アイビスペイントで合成するときに確認するポイント
アイビスペイントでアイテクスチャとメイクテクスチャを合わせる場合は、レイヤーの透明度を維持したまま保存することが重要です。
確認するポイントは以下の通りです。
・メイクレイヤーが透明背景になっているか
・レイヤーの不透明度が100%になっていないか
・PNG形式で保存しているか
・背景レイヤーを追加していないか
特にJPEG形式で保存すると透明部分が保持されないため、メイクの境界部分が不自然になりやすくなります。Unity用テクスチャは基本的にPNG形式で書き出すことがおすすめです。
アルファチャンネルが消えるとメイクが濃く表示される
Unityのマテリアルでは、テクスチャのRGBカラーだけではなく、アルファチャンネルによる透明度情報も利用しています。
アルファ情報が正しく保存されていない場合、チーク部分が透明ではなく完全な色として読み込まれます。その結果、肌の上にシールを貼ったような表示になります。
例えば、自然なチークは肌色と赤色が混ざることで柔らかく見えますが、不透明な赤色の場合は境界線がはっきりしてしまい、不自然なメイクになります。
Unity側のマテリアル設定を確認する方法
テクスチャ自体に問題がない場合でも、Unityのマテリアル設定によって見た目が変化することがあります。
確認したい項目は以下になります。
・Shaderがアバター用のものになっているか
・Rendering Modeが適切か
・透明設定が必要な場合にCutoutやTransparentを使用しているか
・テクスチャのAlpha Is Transparency設定が適切か
VRChatアバターでは、使用しているシェーダーによって透明表現の扱いが異なります。lilToonなどのシェーダーを利用している場合は、メインカラーや透過設定も確認しましょう。
自然なチークに見せるための修正方法
チーク部分を自然に表示したい場合は、単純に色を重ねるのではなく、肌になじむように加工する必要があります。
アイビスペイントでは、以下のような調整が有効です。
・メイクレイヤーの不透明度を下げる
・ぼかしフィルターを使用する
・乗算やオーバーレイなどの合成モードを試す
・肌色に近い色を少し混ぜる
例えば、鮮やかな赤色のチークをそのまま貼るよりも、薄いピンク色を低い不透明度で重ねるほうが、VRChat上では自然な頬の赤みに見えます。
テクスチャを作り直す場合のおすすめ手順
一度作成したテクスチャがうまく表示されない場合は、以下の流れで作り直すと原因を切り分けやすくなります。
1. 元のアイテクスチャを開く
2. メイクテクスチャを別レイヤーとして配置する
3. 透明度や合成モードを調整する
4. PNG形式で保存する
5. Unityで再読み込みして確認する
いきなり完成状態を目指すより、少し色を薄めた状態でUnityに入れて確認しながら調整すると、自然な仕上がりになりやすいです。
まとめ|メイクがのり状になる場合は透明度とマテリアルを確認する
Unityでアバターのチークやメイクがのりのように見える場合、多くはテクスチャ合成時の透明情報の消失や、Unity側の透過設定が原因です。
アイビスペイントで合成するときはPNG保存、アルファ情報の維持、レイヤー透明度の調整を意識しましょう。
また、Unityのマテリアルやシェーダー設定によっても表示は変化するため、テクスチャ側とUnity側の両方を確認することで、自然なメイク表現に修正できます。


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