Adobe Auditionを使って、70年代アニメのような少しがびがびした歌声を作る方法を紹介します。古いアニメ特有の質感やヴィンテージ感を再現することで、オリジナル曲やカバー曲をレトロな雰囲気に仕上げられます。
基本的な音質の調整
まず、歌声の高域と低域を調整して古いアニメ風の質感を作ります。EQ(イコライザー)を使用し、低域を少しカット、高域を軽く削ると、柔らかく古めかしい音になります。
具体例として、高域を5kHz以上で-3dB程度カット、低域は100Hz以下を-2~3dBカットすることで、70年代のアニメ音声に近づきます。
歪みとテープ感の付加
70年代アニメの歌声には、微妙なノイズやアナログ感が特徴です。Auditionのエフェクト「Distortion」や「Analog Delay」を軽く適用して、わずかに歪みやテープ特有の雰囲気を加えます。
歪みの量は少なめに設定し、原音が潰れすぎないように注意します。微妙なテープヒスノイズを加えるとさらにリアル感が増します。
リバーブと空間処理
古いアニメのオープニング風の歌声には、やや広がりのあるリバーブが有効です。Auditionの「Studio Reverb」や「Convolution Reverb」で、短めのホール感を設定すると、当時の録音スタイルを再現できます。
反射音やプリディレイを微調整することで、声の輪郭を崩さずに空間感を追加できます。
ノイズやビット感の演出
70年代風のサウンドでは、デジタル化以前のテープ録音特有のノイズや、少し荒いビット感を再現すると雰囲気が出ます。Auditionの「DeNoise」を少し使い、残したいヒスノイズを残す設定にすると効果的です。
さらに「Graphic Phase Shifter」や「Chorus」を微量適用して、声に微妙な揺らぎやアナログ感を付加することも可能です。
実際の加工手順まとめ
1. EQで高域・低域を調整して古めかしい音にする。2. 軽く歪みを加え、アナログ感を演出。3. リバーブで空間感を付加。4. ノイズやビット感でさらに70年代風に味付け。5. 必要に応じてChorusやPhase Shifterで微調整。
この順番で加工すると、デビルマンのオープニングのようなレトロな歌声が再現できます。
まとめ
Adobe Auditionを活用すれば、EQ・歪み・リバーブ・ノイズ処理を組み合わせることで70年代アニメ風の歌声を作れます。微妙な設定調整がポイントで、原音のニュアンスを生かしながらレトロ感を演出することが可能です。
慣れてきたら、他のエフェクトと組み合わせてオリジナルのヴィンテージサウンドを作ることもおすすめです。


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