映画やドラマのエンドロールで使われているような、中央に役職や項目名を配置し、その横や下に出演者・スタッフ名を並べるレイアウトは、Wordでも作成できます。Wordには文字揃えや表、タブ設定などの機能があり、映像作品のスタッフロールに近い文書構造を再現することが可能です。
ただ単純にスペースを入力して位置を調整すると、名前の長さが変わった際に崩れてしまいます。この記事では、映画のエンドロールのような文書をWordで作るための方法や、用途に合わせたレイアウトの選び方を解説します。
映画のエンドロール風レイアウトはWordでも表現できる
Wordは一般的な文章作成ソフトですが、文字の配置や段組みを細かく調整できるため、映画のエンドロールのような形式も作成できます。
例えば、「出演者」「監督」「制作スタッフ」といった見出しを中央揃えにし、その下に複数の名前を並べる形式や、役職の右側に担当者名を配置する形式などを作れます。
映画のエンドロールでよく見る配置には大きく分けて以下のような種類があります。
- 見出しを中央に配置し、その下に名前を複数列で並べる形式
- 役職や担当名の右側に人物名を配置する形式
- 左右に役割と名前を分ける表形式のレイアウト
中央揃えの見出しと複数列の名前を作る方法
映画のスタッフロールでよく使われる「タイトルを中央に置き、その下に名前を並べる」形式は、Wordの段組み機能を利用すると作成しやすくなります。
作成手順の例は以下の通りです。
- 見出し部分を入力して中央揃えに設定する
- 名前部分を入力する範囲を選択する
- 「レイアウト」から「段組み」を選択する
- 2段組みや3段組みなど好みの列数に設定する
例えば出演者名が多い場合、3段組みにすると映画のエンドロールのように横方向へ名前を並べることができます。
ただし、段組みは文章全体に影響するため、見出し部分と名前部分を別の段落として分けて設定すると、よりきれいなレイアウトになります。
役職の横に名前を配置するエンドロール風レイアウト
「監督 ○○○○」「脚本 △△△△」のように、見出しや役割の横に名前を配置するタイプのエンドロールは、Wordのタブ機能を使うと簡単に作成できます。
文章中にスペースを大量に入力して位置を合わせる方法もありますが、文字数が変わると配置がずれてしまいます。そのため、タブ位置を設定して整列させる方法がおすすめです。
例えば以下のような形で作成できます。
| 役職 | 担当者 |
|---|---|
| 監督 | 山田太郎 |
| 撮影 | 佐藤花子 |
| 編集 | 鈴木一郎 |
タブ位置を設定すると、役職の長さが違っても名前の開始位置を揃えられるため、映画のクレジット表記に近い見た目になります。
最もきれいに作るならWordの表機能も便利
エンドロールのように正確な位置合わせをしたい場合は、表機能を利用する方法もあります。
表を作成した後、罫線を非表示にすると、見た目は普通の文章ですが内部では位置が管理された整ったレイアウトになります。
例えば、左側に「音楽」「美術」「制作」などの項目を置き、右側に担当者名を配置する場合、2列の表を使うと簡単に整列できます。
また、表を利用すると後から名前を追加したり修正したりする場合でも崩れにくいため、スタッフ一覧や卒業制作のクレジットなどにも向いています。
Wordでエンドロール風文書を作る際の注意点
映画のような見た目を再現する場合、文字位置だけでなくフォントや余白設定も重要です。
例えば、中央揃えの見出しは少し大きめの文字にし、名前部分は小さめの文字にすると、実際のエンドロールに近い雰囲気になります。
また、名前の数が多い場合は手作業でスペース調整を行わず、段組みや表、タブ設定を使うことで修正時の崩れを防げます。
まとめ
映画のエンドロールのような文書構造は、Wordでも十分に作成できます。
中央揃えの見出しと複数列の名前配置には段組み、役職の横に名前を並べる形式にはタブ設定や表機能を使うと、きれいで崩れにくいレイアウトになります。
単純にスペースで位置を調整するより、Wordの配置機能を活用することで、映画のスタッフロールのような本格的なクレジット表記を作成できます。


コメント