Wordで小説原稿や作文、文書作成を行う際に、A4横向き・縦書き・38字×34行・フォントサイズ10.5ptなど細かい指定を求められることがあります。しかし、ページ設定で34行と入力しても31行になるなど、設定通りに表示されないケースがあります。
このような場合、単純な入力ミスではなく、余白設定や文字サイズ、行間、原稿用紙設定など複数の項目が影響しています。この記事では、Wordで指定通りの文字数と行数に合わせる手順と、行数が不足する場合の原因や解決方法を解説します。
WordでA4横向き・縦書きを設定する基本手順
まず、文書全体の用紙サイズと向きを設定します。最初にページ設定を行うことで、その後の文字数や行数の調整がしやすくなります。
Wordを開いたら、以下の手順で設定します。
- 「レイアウト」タブを開く
- 「サイズ」から「A4」を選択する
- 「印刷の向き」から「横」を選択する
- 「文字列の方向」から「縦書き」を設定する
縦書き設定後は、文字の流れる方向が変わるため、ページ全体の見た目も変化します。ここで文字数や行数を設定する前に、用紙方向を確定させることが重要です。
38字×34行に設定する方法
Wordでは、文字数と行数は「ページ設定」の「文字数と行数」から変更できます。
設定方法は以下の通りです。
- 「レイアウト」タブを開く
- 「ページ設定」グループ右下の小さい矢印をクリックする
- 「文字数と行数」タブを選択する
- 「文字数と行数を指定する」にチェックを入れる
- 文字数を「38」、行数を「34」に入力する
この設定を行うことで、基本的には1ページあたり38字×34行の配置になります。ただし、余白やフォント設定によっては指定した行数にならないことがあります。
34行に設定しても31行になる原因
行数を34行に設定しているのに31行しか表示されない場合、最も多い原因は余白の広さです。
A4用紙の縦方向の使用可能範囲が狭いと、Wordは設定した行数を入れることができません。特に初期設定の余白が広い場合、数行分不足することがあります。
例えば、上下の余白が大きく設定されている状態では、ページ内で利用できる高さが減るため、34行を指定しても31行程度しか配置できない場合があります。
余白を調整して34行表示にする方法
行数を増やすには、ページの余白を調整します。
「レイアウト」タブから「余白」を選択し、「ユーザー設定の余白」を開きます。上下左右の余白を確認し、必要に応じて数値を小さくします。
例えば、小論文や原稿作成では上下の余白を20mm前後に設定すると、指定された行数を確保しやすくなります。
ただし、提出先から余白指定がある場合は勝手に変更せず、指定条件を優先してください。
フォントサイズ10.5ptを正しく設定する方法
文字サイズ10.5ptを指定する場合は、文章全体を選択してから設定します。
一部だけ異なるサイズになっていると、文字の高さが変わり、行数や配置がずれる原因になります。
- Ctrl+A(Macの場合はCommand+A)で文章全体を選択する
- フォントサイズを10.5ptに変更する
- フォント種類を指定されたものに合わせる
また、Wordではフォントによって文字の高さが異なるため、同じ10.5ptでも表示位置が変わる場合があります。
行間設定が原因でズレる場合の確認ポイント
文字数と行数を指定しても合わない場合は、段落の行間設定も確認します。
文章を選択した状態で「ホーム」タブの段落設定を開き、行間が「固定値」や特殊な設定になっていないか確認してください。
通常、文字数と行数を指定する場合は、Word側で行間を自動調整させる設定が適しています。独自の行間設定を入れると、指定した行数にならない場合があります。
原稿用紙設定を使う場合の注意点
作文や小論文では、通常のページ設定ではなくWordの「原稿用紙設定」を使う方法もあります。
「レイアウト」タブから「原稿用紙設定」を選択し、マス目の種類や文字数、行数を指定できます。
ただし、原稿用紙設定と通常の文字数・行数設定を同時に変更すると、設定が競合して表示が崩れる場合があります。どちらか一方の方法で設定することが大切です。
まとめ
WordでA4横向き・縦書き・38字×34行・10.5ptに設定する場合、用紙サイズ、文字方向、文字数と行数、余白、フォントサイズを順番に調整することが重要です。
34行を指定しても31行になる場合は、余白設定や行間設定が原因である可能性が高いため、まずページ設定を見直しましょう。正しい順番で設定すれば、指定された形式の小論文や原稿をWordで作成できます。


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