Excelで点数評価を自動判定するIF関数の使い方|A・B・C・D評価の正しい計算式を解説

Excel

Excelで点数からA・B・C・Dなどの評価を自動表示する場合、IF関数を使って条件を設定します。しかし、条件の順番や比較する記号を間違えると、本来D評価になる点数がB評価になるなど、意図しない結果になることがあります。

この記事では、点数による評価判定で間違いやすいポイントや、80点以上をA、70点以上80点未満をB、60点以上70点以下をC、60点未満をDにする正しいExcelの計算式について解説します。

Excelの評価判定で間違った結果になる原因

Excelで評価を設定する時によくある失敗は、IF関数の条件を上から順番に確認する仕組みを理解していないことです。

IF関数は最初に条件が成立した時点で、その結果を返します。そのため、条件の範囲を広く設定しすぎると、本来別の評価になる点数でも先に一致した評価が表示されます。

例えば、60点以上をC評価にしたいのに、最初の条件で70点以上という指定を間違えたり、比較する順番を逆にしたりすると、正しい評価結果になりません。

点数評価を設定する基本的なIF関数の考え方

評価を作成する場合は、高い点数の条件から順番に設定する方法が分かりやすく、ミスも少なくなります。

例えば、A2セルに点数が入力されている場合、以下のような条件になります。

点数 評価
80点以上 A
70点以上80点未満 B
60点以上70点以下 C
60点未満 D

Excelでは「80点以上かどうか」を最初に確認し、違う場合は次に70点以上かどうかを確認するという流れで作成すると正しく判定できます。

正しい評価判定のExcel計算式

点数がA2セルに入力されている場合、以下のIF関数で評価を自動表示できます。

=IF(A2>=80,”A”,IF(A2>=70,”B”,IF(A2>=60,”C”,”D”)))

この式では、まず80点以上かを確認します。80点未満の場合は次に70点以上かを確認し、それでも違う場合は60点以上かを確認します。どの条件にも当てはまらない場合はDになります。

例えば、85点の場合は最初の条件でA、75点の場合はAではないため次の条件でB、65点の場合はC、50点の場合は最後のDが表示されます。

IF関数で評価がずれる時に確認するポイント

評価結果がおかしい場合は、まずIF関数の条件順を確認しましょう。低い点数の条件を先に書くと、後の条件が実行されなくなる場合があります。

例えば、以下のような式は注意が必要です。

=IF(A2>=60,”C”,IF(A2>=70,”B”,”D”))

この場合、75点でも最初の「60点以上」という条件に当てはまるため、BではなくCと表示されます。IF関数では条件を書く順番が非常に重要です。

IFS関数を使って評価を作成する方法

Excelのバージョンによっては、複数条件を分かりやすく書けるIFS関数を利用できます。

A2セルの点数を評価する場合は、以下のように記述できます。

=IFS(A2>=80,”A”,A2>=70,”B”,A2>=60,”C”,A2<60,”D”)

IFS関数はIF関数を何重にも組み合わせるより見やすくなるため、条件が多い評価表を作る時に便利です。

評価表を作る時におすすめの方法

学校の成績表や業務評価表などで同じ基準を何度も使う場合は、評価基準を別表にしてVLOOKUPやXLOOKUPを使う方法もあります。

例えば、別の場所に「80=A、70=B、60=C、0=D」のような基準表を作成すると、評価基準が変更になった時でも修正しやすくなります。

複数人の点数を管理する場合は、IF関数だけでなく、表の管理方法も工夫すると後から確認や修正がしやすいExcelファイルになります。

まとめ

Excelで点数をA・B・C・D評価に変換する場合は、IF関数の条件を高い点数から順番に設定することが重要です。

80点以上をA、70点以上をB、60点以上をC、それ以外をDにする場合は「=IF(A2>=80,”A”,IF(A2>=70,”B”,IF(A2>=60,”C”,”D”)))」のような式を使うことで正しく判定できます。

評価がずれる場合は、条件の順番や比較記号を確認することで、多くの場合は解決できます。IF関数の仕組みを理解すると、点数評価だけでなく、さまざまな条件分岐の処理に応用できます。

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