QGISを初めて使う方でも、大阪市の保育所から半径1000m以内の世帯数を調べる方法を理解できるように、ステップごとに解説します。ポイントはバッファ作成と空間結合を利用することです。
保育所周囲のバッファを作成する
まず、保育所の点データから半径1000mのバッファを作成します。バッファは、指定距離内の範囲をポリゴンとして作成するツールです。
手順は、「ベクター」→「ジオメトリツール」→「バッファ」を選択し、保育所の点レイヤを入力、距離に1000メートルを設定します。これで保育所ごとに半径1000mの範囲がポリゴンとして表示されます。
世帯データとの空間結合
次に、世帯データ(住宅ポリゴンやアパート点)とバッファポリゴンを空間的に結合します。これにより、どの世帯が各保育所の範囲内に含まれるかを判定できます。
手順は、「ベクター」→「データ管理ツール」→「空間結合」で、ターゲットレイヤに世帯データ、結合レイヤにバッファを指定します。結合方法は「ターゲットのすべての属性を保持」を選びます。
世帯数の集計
空間結合が完了したら、属性テーブルで世帯数を集計できます。各保育所ごとに範囲内の世帯数をカウントするには、「属性テーブル」→「統計」や「集計ツール」を使用します。
例えば、「フィールド演算機能」で新しいフィールドを作り、世帯数をカウントする式を設定することで、保育所ごとの合計世帯数を算出できます。
視覚化と確認
集計結果をマップ上で確認すると、どの保育所の周囲に世帯が多いか視覚的に把握できます。スタイル設定でバッファポリゴンの色や透明度を調整し、世帯数に応じたヒートマップ風に表示するのも有効です。
これにより、分析結果を直感的に理解しやすくなります。
まとめ
QGISで保育所から1000m以内の世帯数を調べるには、バッファ作成→空間結合→集計という手順を踏むことが基本です。初心者でも順を追って作業すれば、正確な世帯数の分析が可能になります。

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