複数台のPCをLAN経由で接続してファイル共有を行う際、Windows 11同士ではエラー0x80070035が発生し、ネットワーク上に表示されていてもアクセスできないことがあります。この記事では、この問題の原因と解決方法を具体例を交えて解説します。
エラー0x80070035の原因
このエラーは “ネットワークパスが見つかりません” と表示されるもので、共有設定やSMBプロトコル、ファイアウォール、ネットワーク検出の設定が関係します。
Windows 11 HomeではHome同士の共有に制限があり、認証やSMB設定の不一致が原因でアクセスできない場合があります。
基本的な共有設定の確認
1. ネットワークプロファイルを「プライベート」に設定。
2. コントロールパネル > ネットワークと共有センター > 共有の詳細設定で以下を確認:
– ネットワーク探索:ON
– ファイル共有:ON
– パスワード保護共有:OFF(必要に応じてON)
3. 共有フォルダのプロパティで「セキュリティ」と「共有」タブのアクセス権限を確認。
SMBプロトコルの設定
Windows 11ではSMB 1.0は非推奨ですが、Home同士で古い機器や設定との互換性が必要な場合、一時的にSMB 1.0を有効化して確認します。
設定方法: コントロールパネル > プログラム > Windowsの機能の有効化または無効化 > SMB 1.0/CIFS クライアントをチェック。
ファイアウォールとセキュリティソフトの影響
Windows Defenderやサードパーティのセキュリティソフトが、特定のポートやプロトコルをブロックしている場合があります。
対策として、\ファイル共有(445/TCP)やネットワーク探索に関連する通信を許可するルールを追加するか、一時的にセキュリティソフトを無効化して接続を確認します。
資格情報とパスワードの設定
Windows資格情報でのユーザー名とパスワードが正しく設定されているか確認します。\メインPCのユーザー名とパスワードを正確に入力し、場合によってはローカルアカウントを作成して共有専用にする方法も有効です。
実践例:サブ2からメインPCへのアクセス成功
1. サブ2のネットワークをプライベートに設定。
2. メインPCで共有フォルダを作成、Everyoneに読み取り権限を付与。
3. パスワード保護共有をOFFにし、ネットワーク探索をON。
4. サブ2から\\メインPC\共有フォルダ にアクセス、ユーザー資格情報を入力。
これでサブ2からもアクセス可能になったケースがあります。
まとめ
Windows 11 Home同士でファイル共有を行う際のエラー0x80070035は、共有設定、SMBプロトコル、ファイアウォール、資格情報の不一致が原因で起こります。プライベートネットワーク設定、ネットワーク探索と共有の有効化、必要に応じたSMB設定や資格情報の確認を行うことで、多くの場合アクセス可能になります。


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