Wordで縦書き同人誌を作成している際に、複数ページ表示(見開き)にするとページ順が左から右に表示されてしまい、実際の本の並びと逆になってしまうケースがあります。特にA5サイズの縦書き小説原稿では、右綴じレイアウトに対応させる必要があり、正しい表示設定を理解することが重要です。本記事では、見開き表示のページ順を本来の並びに近づけるための考え方を整理しています。
縦書き同人誌でページ順が逆になる理由
Wordの初期設定では、横書き文書を基準とした左から右へのページ送りが標準となっています。
そのため、縦書き文書であっても見開き表示にすると左ページから右ページへ進む表示になり、同人誌の右綴じ構成とは逆になります。
例えば「3ページが左・4ページが右」と表示される場合、本来の冊子構造とは逆の並びになっている状態です。
右綴じレイアウトの基本設定を確認する
縦書き同人誌を正しく表示するためには、まず文書全体の「文字の方向」と「ページ設定」を確認する必要があります。
Wordの「レイアウト」タブから「文字列の方向」を縦書きに設定し、「ページ設定」で右綴じ(本のレイアウト)を有効にすることが重要です。
これにより、印刷時と画面表示の基準が一致しやすくなります。
見開き表示で右から左に並べる方法
見開き表示を正しくするためには、「表示」設定の調整が必要です。
「表示」タブから「複数ページ」を選択した後、ページの並び順は文書の綴じ方向設定に依存します。
右綴じ設定が正しく反映されている場合、右ページから左ページへ自然に流れる見開き表示になります。
ページ設定(用紙設定)の重要ポイント
A5縦書き原稿では、用紙サイズと余白設定も見開き表示に影響します。
「レイアウト」→「サイズ」でA5を選択し、「余白」設定で「見開き(本の折り返し)」を有効にすることが推奨されます。
例えば同人誌印刷用テンプレートでは、内側余白を広く取ることで製本時の読みやすさも確保できます。
それでも表示が左から右になる場合の確認点
設定を変更しても改善しない場合は、文書テンプレート側の初期設定が影響している可能性があります。
特にダウンロードした同人誌テンプレートでは、横書きベースの設定が残っているケースがあります。
この場合は新規文書で同じ設定を再適用するか、テンプレートのページ方向設定を再確認することが必要です。
実際の同人誌制作での具体例
例えば、A5縦書き小説を100ページ構成で制作する場合、右綴じ設定を有効にすると1ページ目が右側から始まる構成になります。
見開き表示でも「右ページ:1・左ページ:2」という本来の冊子構造に近い形で編集できるため、校正作業が容易になります。
このように設定を整えることで、印刷後の仕上がりイメージを正確に確認しながら制作できます。
まとめ
Wordで縦書き同人誌の見開き表示を正しくするには、単に表示を変更するだけでなく、右綴じ設定やページレイアウトの調整が重要になります。
特にA5縦書き原稿ではテンプレート設定の影響も大きいため、ページ方向と余白設定を合わせて見直すことで、実際の冊子と同じ流れで編集できるようになります。


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