ゲーム中に突然PCが固まり、その後ブラックスクリーンになって再起動する症状は、高性能なゲーミングPCでも発生することがあります。特にCPUやGPUへの負荷が大きいゲームでは、電源・グラフィックドライバー・メモリ・冷却状態など複数の要因が関係している可能性があります。
この記事では、ゲーム中のフリーズ、画面消失、BIOS画面への移行が繰り返される場合に考えられる原因と、PC初心者でも確認できる診断方法について解説します。
ゲーム中にフリーズしてブラックスクリーンになる主な原因
ゲーム中の突然のフリーズやブラックスクリーンは、単純なWindowsの不具合だけではなく、PC内部のハードウェアやドライバーに問題がある場合があります。
特に高性能GPUを搭載したゲーミングPCでは、ゲーム起動時や高負荷シーンでGPUへの電力供給や温度管理が重要になります。負荷が急激に高まった際に異常が発生すると、画面が消えたりシステムが停止したりすることがあります。
代表的な原因としては、以下のようなものがあります。
- グラフィックドライバーの不具合
- GPUやCPUの温度上昇
- 電源ユニットや電源ケーブルの問題
- メモリの不安定動作
- SSDやWindowsシステムファイルの異常
- BIOS設定やファームウェアの問題
高性能GPU搭載PCで最初に確認したいグラフィック関連の問題
ゲーム中だけ症状が発生する場合、まず疑いたいのがGPU周辺の問題です。通常のWeb閲覧や動画視聴では問題がなく、ゲーム時だけ落ちる場合は、グラフィック処理時の負荷が原因になっている可能性があります。
AMD Radeonシリーズでは、ドライバー更新後に一部環境でゲームが不安定になることがあります。最新版ドライバーを使用していても必ずしも安定するとは限らないため、一度ドライバーを完全削除して再インストールする方法も有効です。
例えば、ゲーム開始から数分後にブラックスクリーンになる場合は、GPU温度、GPU使用率、消費電力を確認すると原因を絞り込みやすくなります。MSI Afterburnerなどの監視ツールを利用すると、異常発生直前の状態を確認できます。
BIOS画面に戻り続ける場合に考えられる原因
再起動後にWindowsではなくBIOS画面が表示される場合、単なるソフトウェアエラーではなく、PCが起動ディスクやハードウェアを正常認識できていない可能性があります。
例えば、SSDが一時的に認識されない場合、マザーボードは起動可能なデバイスを探すためBIOS画面を表示します。
確認したいポイントは以下です。
- BIOS上でSSDが認識されているか
- 起動順位が変わっていないか
- NVMe SSDの接続状態に問題がないか
- BIOS設定が初期化されていないか
特に購入から日が浅いBTOパソコンの場合、初期不良やパーツ相性の可能性も考える必要があります。
電源ユニットや電力不足を確認する方法
ゲーム中のフリーズや突然の再起動では、電源関連の確認も重要です。高性能CPUとGPUを搭載したPCでは、瞬間的な電力変動によってシステムが不安定になることがあります。
1000Wクラスの電源を搭載していても、電源容量だけで判断することはできません。電源ケーブルの接続不良、電源ユニット自体の不具合、GPU補助電源の問題などでも同じ症状が発生します。
確認する場合は、PC内部の以下の接続を確認します。
- GPU補助電源コネクタが確実に差さっているか
- マザーボードの24ピン電源が緩んでいないか
- CPU補助電源が接続されているか
ただし、BTOパソコンの場合は購入直後に内部パーツを大きく触ると保証対応に影響する可能性があるため、メーカーサポートへの相談も検討しましょう。
メモリ不良や設定による不安定動作を確認する
ゲーム中のフリーズ原因として意外に多いのがメモリ関連の問題です。メモリは普段の作業では問題がなくても、高負荷状態になるとエラーが発生することがあります。
Windows標準の「Windows メモリ診断」や、専用ツールを利用してメモリテストを行うことで異常を確認できます。
また、BIOSでメモリの高速設定を有効にしている場合、CPUやマザーボードとの組み合わせによって不安定になるケースもあります。購入時設定から変更している場合は、一度標準設定に戻して確認すると原因を切り分けできます。
CPUやGPUの温度上昇をチェックする
ゲーム中だけ発生するトラブルでは、冷却性能も重要です。CPUやGPUが安全温度を超えると、性能低下だけではなくシステム停止につながる場合があります。
確認する際は、ゲーム中の最大温度を見ることが重要です。アイドル状態で温度が正常でも、高負荷時に急激に温度が上がる場合があります。
例えば、CPUクーラーの取り付け状態、ケース内のエアフロー、GPUファンの動作などを確認すると、冷却不足を発見できることがあります。
原因特定のために確認する順番
複数の原因が考えられる場合は、一度に多くの変更を行うのではなく、順番に確認することが大切です。
- GPUドライバーを最新版または安定版へ入れ直す
- ゲーム中のCPU・GPU温度を確認する
- Windowsイベントビューアーでエラー内容を見る
- メモリ診断を実行する
- BIOSでSSD認識状態を確認する
- 改善しない場合はメーカーへ相談する
例えば、ドライバーを変更した後に改善した場合はGPU関連、メモリ診断でエラーが出た場合はメモリ関連というように、原因を絞り込むことができます。
まとめ:ゲーム中のフリーズやBIOS再起動は原因を順番に切り分けることが重要
ゲーム中にフリーズ、ブラックスクリーン、BIOS再起動が発生する場合、原因はGPU・電源・メモリ・SSD・冷却など複数の可能性があります。
特に高性能なBTOゲーミングPCでは、パーツ性能が高い分、負荷が集中した際の問題が症状として現れることがあります。
購入から期間が短いPCで頻繁に発生している場合は、無理に部品交換や設定変更を行う前に、ログ確認や基本的な切り分けを行い、必要であればメーカー保証を利用することが安全な解決方法です。


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