動画編集で「映っている物体にテキストを追従させたいのに、再生するとテロップがズレてしまう」という悩みはよくあります。Adobe Premiere Proでは標準機能とAfter Effects連携を使うことで、物体にしっかり追従するテロップを作成できます。本記事では初心者でも理解できるように、基本から実践方法まで整理して解説します。
テロップが物体に追従しない原因
Premiere Proで単純にテキストを配置しただけでは、映像内の動きに追従しません。
これはテキストが「画面上の固定レイヤー」として扱われているためで、映像の動きとは連動していないことが理由です。
そのため、車や人物など動く対象に合わせるには「モーショントラッキング」が必要になります。
Premiere Pro単体でできる方法(基本)
Premiere Proでは簡易的な位置調整で追従させることは可能ですが、精度は限定的です。
「エフェクトコントロール」からキーフレームを使い、テキストの位置をフレームごとに調整することで擬似的な追従ができます。
ただし手作業になるため、動きが複雑な映像には不向きです。
After Effects連携による本格トラッキング
より正確にテロップを追従させる場合は、After Effectsの「トラッカー機能」を使うのが一般的です。
手順としては、Premiere Proから該当クリップをAfter Effectsに送信し、トラッキングデータを取得します。
その後、テキストレイヤーにトラッキングデータを適用することで、物体にピタリと追従させることができます。
モーショントラッキングの基本手順
代表的な手順は以下の流れです。
- Premiere Proでクリップを右クリックし「After Effectsコンポジションに置き換え」
- After Effectsで「トラッカー」を開く
- 追跡ポイントを設定(コントラストの高い部分が理想)
- トラック後にテキストをリンク
この方法で、映像内の動きに合わせて自然にテロップが追従します。
よくある失敗と対策
トラッキングがずれる原因の多くは、追跡ポイントの選び方にあります。
動きが激しい場所や背景と同化している部分を選ぶと、正しく追跡できません。
コントラストがはっきりしたポイントを選ぶことが成功のコツです。
まとめ
Premiere Proでテロップを物体に追従させるには、単純な配置ではなくモーショントラッキングが必要です。
簡易的な方法もありますが、精度を求めるならAfter Effectsとの連携が最も確実です。
基本手順を理解すれば、初心者でも自然な追従テロップを作れるようになります。


コメント