ServiceNowのWeb Proxyは、外部WebサービスとServiceNowプラットフォーム間でデータのやり取りを行う際に使用されます。特に、ServiceNowを他のシステムと統合する場合に重要な役割を果たします。本記事では、ServiceNowのWeb Proxyの使い方を具体的に解説します。
1. Web Proxyの基本的な概要
ServiceNow Web Proxyは、ServiceNowインスタンスと外部リソース(例えば、WebサービスやAPI)との間でデータ通信を仲介する機能です。主にインポートセットを使用して、外部のデータソースからデータをインポートする際に役立ちます。
この機能を利用することで、セキュアで効率的に外部データをServiceNowに取り込むことができます。
2. Web Proxyの設定方法
Web Proxyの設定は、ServiceNowの「System Web Proxy」セクションから行います。まず、ServiceNowインスタンスで管理者としてログインし、左側のナビゲーションメニューから「Web Proxy」を検索します。
設定項目には、プロキシサーバーのURLや認証情報を入力するフィールドがあります。これらを適切に設定することで、ServiceNowが外部サービスと通信する際にプロキシ経由でデータを送受信できるようになります。
3. Web Proxyを利用したデータのインポート方法
外部システムからデータをインポートするために、Web Proxyを使用する場合、インポートセットを設定する必要があります。インポートセットは、外部データをServiceNowに取り込むための一時的なデータストレージです。
インポートセットを作成した後、Web Proxyを使用してデータをインポートするためのAPIエンドポイントを設定します。この際、エンドポイントが適切に動作するよう、プロキシ設定を有効にしておく必要があります。
4. トラブルシューティングと注意点
Web Proxyを使用する際に問題が発生した場合、まずプロキシ設定が正しく行われているかを確認しましょう。特に、外部サービスへのアクセスに問題がある場合は、ネットワーク設定やプロキシ認証情報が正しいか再確認してください。
また、インポートセットにデータを取り込む際にエラーが発生することがあります。その場合は、インポートセットの設定を見直し、外部のデータソースからのレスポンスが正常かどうかを確認することが重要です。
まとめ
ServiceNowのWeb Proxyは、外部システムとServiceNowインスタンスを繋ぐ重要な機能であり、外部データをインポートする際には欠かせません。適切な設定を行い、エラーが発生した際にはログや設定を確認してトラブルシューティングを行いましょう。
この機能を使いこなすことで、ServiceNowと他のシステムとの連携をスムーズに行うことができます。
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