Excelを使ってエンジンの性能曲線を作成する場合、軸の設定やデータの種類によってグラフの見やすさが大きく変わります。この記事では、回転数に対するトルクや出力の関係を示す性能曲線を、Excelで正しく作る方法を解説します。初心者でも再現できるように、具体例と手順を交えて説明します。
1. データの準備
まずは性能曲線に必要なデータを用意します。通常、横軸にエンジン回転数(RPM)、縦軸にトルク(N·m)や出力(kW)を配置します。
例:
| 回転数(RPM) | トルク(N·m) | 出力(kW) |
|---|---|---|
| 1000 | 150 | 15 |
| 2000 | 180 | 35 |
| 3000 | 200 | 62 |
| 4000 | 190 | 80 |
| 5000 | 170 | 90 |
2. グラフの挿入
Excelでは「散布図」を使用すると滑らかな性能曲線を描くことができます。
- データ範囲を選択
- 挿入タブ → 散布図 → 平滑線付き散布図を選択
平滑線を選ぶことで、測定点を結ぶ滑らかな曲線になります。
3. 軸の設定
性能曲線では軸のスケールが重要です。
- 横軸(RPM): 最小値=0、最大値=エンジン最大回転数+余裕
- 縦軸(トルク/出力): 最小値=0、最大値=最高値+余裕
軸ラベルも忘れずに設定しましょう。「軸の書式設定」から単位や範囲を調整できます。
4. 複数の性能曲線を重ねる
トルクと出力を同じグラフに表示したい場合は、2軸グラフを使うと見やすくなります。
- 1つ目のデータ系列(トルク)を選択
- 右クリック → データ系列の書式設定 → 第2軸に表示
- 出力系列は第1軸に残す
こうすることで、トルクと出力が同時に比較できます。
5. グラフの見た目を整える
- 線の色や太さを変更して見やすくする
- データ点のマーカーを表示して測定点を明示
- グリッド線を追加して読み取りやすくする
6. 注意点
Excel上では正しい曲線に見えても、軸のスケールや単位を間違えると誤解を招きます。必ず単位を明記し、軸の最大値・最小値を適切に設定してください。
まとめ
Excelでエンジン性能曲線を作るには、データを整理し、散布図の平滑線を使い、軸の設定を適切に行うことがポイントです。トルクと出力を2軸で表示するとさらに分かりやすいグラフになります。この記事の手順に沿えば、写真のような性能曲線を作成可能です。


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