Windowsライセンスの種類によって、ハードウェアの変更やSSD移行後に認証が維持されるかどうかが異なります。この記事では、Windows 10 HOME OEMとRETAILライセンスの違いや、自作PCに現在のSSDを移行する場合のライセンス認証について詳しく解説します。
OEMとRETAILライセンスの違い
Windowsライセンスには「OEM版」と「RETAIL版」の2種類があります。OEM版は、パソコンのメーカーやビルダーが最初にインストールしたライセンスであり、基本的にそのパソコンに紐づいています。OEMライセンスはそのパソコンのマザーボードに結びついており、ハードウェアを大きく変更した場合(特にマザーボードを交換した場合)は再認証が必要となります。
一方、RETAIL版は個別に購入され、ライセンスがハードウェアに結びつかないため、別のPCに移すことができます。つまり、RETAIL版は自作PCにおいても、元々インストールされていたパソコンから別のマシンにライセンスを移行することができます。
現在のライセンス情報を確認する方法
あなたの現在のWindowsライセンスの種類を確認するには、コマンドプロンプトで「slmgr /dli」を実行することで、ライセンスの詳細が表示されます。このコマンドで、OEM版かRETAIL版かを確認することができます。
コマンドプロンプトで「Windows(R) Operating System, RETAIL channel」と表示された場合、これはRETAIL版のライセンスです。もし「OEM」や「OEM Activation」と表示された場合、OEM版ライセンスとなります。
SSDを新しい自作PCに移行した場合のライセンス認証
SSDを新しい自作PCに移行しても、ライセンスが引き続き認証されるかどうかは、そのライセンスの種類に依存します。OEM版のWindowsは、元のマザーボードに紐づいているため、新しいPCに移行した場合、認証が失敗する可能性が高いです。この場合、再認証を試みるか、Microsoftのサポートに問い合わせることが必要になります。
RETAIL版の場合、ライセンスはハードウェアに結びついていないため、SSDを新しい自作PCに移行しても、そのまま認証が継続される可能性が高いです。しかし、Windowsが自動的に認証されない場合は、電話で認証を行うことができます。
ライセンスの移行方法と注意点
自作PCにSSDを移行した場合、Windowsのライセンスを再認証する必要がある場合があります。以下の方法でライセンスの移行を試みることができます。
- 自動認証の試行: SSDを新しいPCに接続した後、Windowsが自動的に認証されるか確認します。
- 電話による認証: 自動認証がうまくいかない場合、Windowsの「電話認証」オプションを使用して、手動で認証を行うことができます。
- Microsoftサポートに問い合わせる: それでも認証できない場合は、Microsoftのサポートに問い合わせて、ライセンスの移行手続きについて相談することができます。
まとめ
自作PCにおいて、SSDを移行する場合、OEMライセンスは新しいPCで認証されない可能性がありますが、RETAILライセンスの場合は移行が可能です。ライセンスの種類を確認し、必要に応じて手動で認証手続きを行うことで、移行後もWindowsを問題なく使用できるようになります。


コメント