Photoshopで使用するパスデータをメモ帳などのテキストエディタから作成できないかと考える人は少なくありません。特に「一辺100mmの正方形を正確なパスとして作りたい」「大量の図形を自動生成したい」という用途では、手作業よりもテキスト生成のほうが効率的に思えます。
しかし、Photoshopのパスデータは一般的なテキスト形式では保存されておらず、単純にメモ帳で座標を書いて読み込ませることはできません。本記事では、Photoshopのパスデータの仕組みと、テキストから図形を生成する現実的な方法について解説します。
Photoshopのパスデータはメモ帳だけで作成できるのか
結論から言うと、Photoshopのネイティブなパスデータをメモ帳だけで直接作成するのは現実的ではありません。
PhotoshopのPSDファイル内に保存されるパス情報は独自形式で管理されており、単純な座標リストをテキストファイルとして保存しても、そのまま読み込むことはできません。
ただし、SVGなどのベクターデータ形式を経由すれば、テキストから図形を生成することは可能です。
SVGならメモ帳で作成できる
SVG(Scalable Vector Graphics)はXML形式のテキストファイルです。そのため、メモ帳で作成してIllustratorやPhotoshopで読み込むことができます。
例えば100mm四方の正方形なら、以下のような考え方でSVGを記述できます。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 幅 | 100mm |
| 高さ | 100mm |
| 図形 | 四角形(Rectangle) |
SVGは座標やサイズをテキストで管理できるため、自動生成やプログラム連携との相性も良好です。
Photoshopで正確な100mmの正方形を作る方法
もし目的が「100mmの正方形パスを作りたい」だけであれば、Photoshop標準機能を利用するほうが簡単です。
- 長方形ツールを選択する
- 幅100mm、高さ100mmを指定する
- シェイプまたはパスとして作成する
- パスパネルで保存する
この方法なら座標計算やファイル形式を意識する必要がありません。
大量のパスを生成するならスクリプトも選択肢
PhotoshopにはJavaScript(ExtendScript)による自動化機能があります。
例えば数百個の四角形や複雑な図形を生成する場合は、テキストデータからスクリプトを作成し、自動でパスを生成することも可能です。
実際の業務では、印刷用のトンボ作成、レーザー加工用データ作成、CADデータ変換などで利用されています。
Illustratorのほうが向いているケース
パスを座標ベースで扱いたい場合は、PhotoshopよりIllustratorのほうが適しています。
IllustratorはSVGとの親和性が高く、テキスト編集による図形生成や座標管理が容易です。
そのため、「メモ帳で図形データを作る」という発想に最も近いのはIllustrator+SVGの組み合わせといえるでしょう。
まとめ
Photoshopのパスデータをメモ帳だけで直接作成することは難しく、PSDのパス構造をテキストで記述して読み込む方法は一般的ではありません。
一方で、SVG形式であればメモ帳から図形を作成でき、PhotoshopやIllustratorへ取り込むことが可能です。また、100mmの正方形程度であればPhotoshopの長方形ツールを利用したほうが圧倒的に簡単です。
大量生成や自動化が目的であれば、SVGやPhotoshopスクリプトの活用を検討すると効率的でしょう。


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