建築プレゼンボードをA3分割印刷すると端が切れる原因とフチなしで正確に貼り合わせる方法

Illustrator

建築学生のプレゼンボード制作では、A1サイズをA3用紙4枚に分割して出力する方法がよく利用されます。しかし、Illustrator上では問題なく見えていても、大学やコンビニの複合機で印刷すると端が切れてしまい、貼り合わせ時にレイアウトがずれてしまうことがあります。

これはデータの作り方だけでなく、複合機の印刷方式や印刷可能領域が関係しています。ここではA1プレゼンボードを正確に出力するためのポイントを解説します。

なぜ端が切れてしまうのか

一般的なコピー機やコンビニのマルチコピー機には「印刷できない余白領域」があります。

IllustratorでA3サイズぴったりにレイアウトしていても、実際の印刷時には用紙の端まで印字できないため、数ミリ程度が自動的にカットされます。

裁ち落とし0mmで作成した場合、用紙端まで配置した要素は切れてしまう可能性が高くなります。

フチあり印刷で縮小される理由

印刷設定で「用紙に合わせる」や「印刷可能領域に合わせる」を選択すると、データ全体が数%縮小されます。

例えばA3いっぱいに作成したデータでも、プリンタが印刷可能領域へ収めるために97〜99%程度へ自動縮小する場合があります。

その結果、4枚を貼り合わせた際に本来のA1サイズよりわずかに小さくなることがあります。

A1プレゼンボードを正確に貼り合わせる方法

建築学科やデザイン系の学生がよく利用する方法は、あらかじめ重ね代(のりしろ)を設定することです。

項目 推奨値
裁ち落とし 3〜5mm
重ね代 5〜10mm
配置する重要情報 仕上がり線から5mm以上内側

貼り合わせる境界部分に少し余裕を持たせることで、多少の印刷誤差があっても自然に接合できます。

コンビニでフチなし印刷はできるのか

残念ながら、多くのコンビニのマルチコピー機ではA3普通紙の完全フチなし印刷はできません。

写真プリントではフチなし対応している場合がありますが、PDFやIllustratorデータをA3普通紙へ出力する場合は数ミリの余白制限があります。

そのため、プレゼンボード用途では「完全フチなし」を前提にするよりも、裁ち落としと重ね代を設けるほうが確実です。

建築学生におすすめの出力方法

プレゼン提出で仕上がり精度が重要な場合は、大学の大型プロッターや印刷サービスの利用がおすすめです。

キンコーズや出力センターではA1サイズをそのまま出力できるため、貼り合わせ作業が不要になります。

どうしてもA3分割印刷を利用する場合は、PDF書き出し時にトンボと裁ち落としを付け、貼り合わせ用の重ね代を設定しておくと失敗が少なくなります。

まとめ

コンビニや大学の複合機でA3分割印刷すると端が切れる主な原因は、プリンタの印刷可能領域による制限です。

完全なフチなし印刷は難しいため、裁ち落とし3〜5mmと重ね代5〜10mmを設けたデータ作成が現実的な対策となります。建築プレゼンボードでは、重要な情報を用紙端に配置せず、貼り合わせを前提としたレイアウトを組むことで美しく仕上げることができます。

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