Microsoft Wordの無料版で縦書きを使っていると、ローマ字や英単語の向きが不自然になり、「これ直せないの?」と困ることがあります。日本語の縦書きでは漢字やかなは綺麗に並ぶ一方、アルファベットは回転したり横倒しになったりするため、初めて使う人ほど戸惑いやすい部分です。この記事では、Word無料版でローマ字の向きがおかしく見える理由と、調整できる範囲、代替方法についてわかりやすく解説します。
縦書きでローマ字が変になるのは仕様に近い
まず知っておきたいのは、Wordの縦書きでは英字の扱いが日本語とは異なるという点です。
縦書きでは、アルファベットが以下のような表示になることがあります。
- 1文字ずつ縦に並ぶ
- 90度回転して表示される
- 横向きのままになる
- 文字間隔が不自然になる
これはWord側の縦書きルールによるもので、故障ではありません。
特に無料版Wordでは、文字方向の細かな制御機能が制限されていることがあります。
有料版Wordなら調整できる機能がある
デスクトップ版のWordでは、一部の英字表示を調整できます。
例えば、
- 縦中横
- 文字方向の変更
- テキストボックス利用
- フォント変更
などの方法があります。
ただし、英単語全体を自然に縦書きへ変換するのは、実はWordでも完全ではありません。
「縦中横」は数字向けで英字には限界がある
Wordには「縦中横」という機能があります。
これは2〜4文字程度を横向きのまま縦書き中へ配置する機能です。
例えば、
- 2025
- AI
- PC
など短い文字列には向いています。
しかし、長いローマ字や単語になるとレイアウトが崩れやすくなります。
無料版Wordでできる工夫
無料版でも、ある程度見やすくする方法はあります。
短い英字だけ使う
「AI」「SNS」「PC」など短い表記なら比較的自然に見えます。
逆に長い単語はかなり崩れやすいです。
テキストボックスを使う
横書きテキストボックスを挿入し、それを縦書き文章へ配置する方法です。
少し手間ですが、見た目はかなり整います。
フォントを変更する
フォントによって英字の見え方は変わります。
| フォント | 特徴 |
|---|---|
| 游明朝 | 縦書きと相性が良い |
| MS明朝 | 昔ながらの縦書き向け |
| Arial | 英字は見やすいが浮きやすい |
日本語向けフォントの方が縦書きでは自然になりやすいです。
Word無料版はWeb版のため制限が多い
Microsoftの無料版Wordは、基本的にWeb版または簡易版アプリです。
そのため、PC版Wordにある高度な文字組み機能が使えないことがあります。
特に以下は制限されやすいです。
- 詳細な縦書き設定
- 高度な組版
- 縦中横の細かな調整
- 日本語DTP向け機能
「ネットの記事通りにできない」という場合、無料版特有の制限であるケースも多いです。
小説や同人誌用途では専用ソフトを使う人も多い
実は、日本語の縦書き文化はかなり特殊です。
そのため、小説執筆や同人誌制作では、Word以外のソフトを使う人も少なくありません。
- 一太郎
- 縦式
- LibreOffice
- InDesign
これらは日本語組版に強く、縦書き英字の扱いも比較的柔軟です。
完全に自然な縦書き英字は難しいこともある
日本語の縦書きでは、英単語をどう配置するかに明確な正解がない場合があります。
出版社でも、
- 横向きで入れる
- 1文字ずつ縦にする
- 縦中横を使う
など、媒体ごとにルールが違います。
そのため、「少し変に見える」のはWordだけの問題ではないこともあります。
まとめ
Microsoft Word無料版で縦書き時にローマ字の向きがおかしく見えるのは、縦書き特有の仕様と、無料版の機能制限が主な原因です。
有料版Wordでは多少調整できますが、英字を完全に自然な縦書きへ変換するのは意外と難しい部分があります。
短い英字だけ使う、テキストボックスを利用する、フォントを変えるなどの工夫で見やすくできる場合もあります。
小説や原稿制作など本格的な縦書きを行う場合は、日本語組版に強いソフトを検討する人も多いです。


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