Windows 11環境でCore Isolation(Memory Integrity)を有効にしようとした際、互換性のないドライバーが原因で有効化できないケースがあります。特に実体が見えない“ghost driver”(例: UAFWAudio.sys、UAFWAudioMidi.sys)として検出される場合、通常のドライバー削除手順では解決しないことがあります。本記事では、Memory Integrityを有効化するための基本的な考え方と具体的な対処方法を解説します。
Memory Integrityが有効にならない原因
Windows SecurityのCore Isolationセクションで「互換性のないドライバーがある」と表示される場合、Windowsはセキュリティ機能に対応していないドライバーを検出しています。これはカーネル保護のレベルを維持するための仕様で、古いドライバーや非対応のドライバーがあると機能を有効化できません。[参照] :contentReference[oaicite:0]{index=0}
この表示が出ても実際にはデバイスマネージャーやpnputilで見つからない場合があります。これはドライバーファイルが残存しているだけで、OS側のリストやメモリ内に認識されていないケースが考えられます。
互換性のないドライバーの確認と基本解決
まずはWindows Securityの「Review incompatible drivers」機能でドライバー名を確認します。一覧に表示されたファイル名(例: UAFWAudio.sys)をメモしましょう。これがMemory Integrityをブロックしているドライバーです。:contentReference[oaicite:1]{index=1}
通常であれば、以下のような方法で削除や更新を試みます:
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Windows Updateやメーカーサイトでドライバーの最新版を探し、互換性のあるドライバーに更新する。
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該当ドライバーに関係するソフトウェアを完全にアンインストールし、再起動後に再スキャンする。
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管理者権限でコマンドプロンプトを開き、
pnputil /delete-driver oemXX.inf /uninstall /forceのように削除を試みる。:contentReference[oaicite:2]{index=2}
目視できない‘ghost’ドライバーへの対応
実体が見えないドライバーの場合、通常のpnputilでリストに出ないことがあります。このようなケースでは、サードパーティツールを使ってドライバー情報をより深く確認するのが有効です。例えばAutorunsのDriversタブやDriver Store Explorerなどのユーティリティを使用すると、Windows標準ツールでは見えないドライバーを抽出・削除できます。:contentReference[oaicite:3]{index=3}
AutorunsではDriversタブでシステムにロードされているドライバー一覧が表示され、表示された対象ファイルを右クリックから削除・無効化できます。ただし、誤ったドライバーの削除はシステムの不安定化を招くため、バックアップや復元ポイントの作成を推奨します。
Registryや手動ファイル削除の注意点
ドライバーが見つからない場合は、レジストリやドライバーファイルが残存している可能性もあります。しかし、レジストリやSystem32\driversフォルダ内の.sysファイルを直接編集・削除するのはリスクが高く、システムが起動しなくなることもあります。管理者権限でも削除できない場合があり、安易に行うべきではありません。:contentReference[oaicite:4]{index=4}
安全な手順としては、まず関連するソフトウェアをアンインストールし、システムのクリーンブートを試みてから再スキャンする方法です。また、最新版ドライバーのインストールやMicrosoft公式のトラブルシューティングガイドを参照するのが確実です。:contentReference[oaicite:5]{index=5}
まとめ
Windows 11のCore Isolation(Memory Integrity)が有効化できない場合、互換性のないドライバーが原因であることが一般的です。実体が見えないドライバーでも、サードパーティツールやドライバー削除コマンドで処理できる可能性がありますが、誤削除はシステムに大きな影響を与える可能性があるため、更新やソフトウェアのアンインストールから試みることが安全です。また、必要に応じて専門フォーラムやメーカーサポートに相談するのも有効です。


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