Wordでフォントをカスタマイズした際に、見出しや漢字のフォントは正しく設定されているのに、ひらがなだけがMSゴシックに戻ってしまうという問題が発生することがあります。この問題は、Wordのフォント設定が漢字とひらがなで異なるために起こります。この記事では、ひらがなのフォントも変更する方法を解説します。
1. フォント設定の基本
Wordで使用するフォントは、基本的に「段落スタイル」や「文字スタイル」によって決まります。これらの設定を変更することで、ひらがなを含むすべての文字に対してフォントを統一することが可能です。
まず、設定したいフォントを確認し、Wordでそのフォントを適用するためのスタイルを変更します。
2. ひらがな用のフォント設定の変更方法
ひらがなだけがMSゴシックに戻る原因は、ひらがなのフォントが自動的にシステムフォント(MSゴシックなど)に切り替わるためです。これを回避するためには、以下の手順でひらがなのフォントを変更できます。
まず、Wordの「スタイル」セクションから、「標準」や「見出し1」など、使用するスタイルを選択します。そして、そのスタイルのフォント設定を開き、「ひらがな」を含むすべての文字に適用されるフォントを選びます。
3. ひらがなのフォントを個別に変更する
スタイル設定を変更したくない場合、個別にひらがなのフォントを変更する方法もあります。テキストを選択し、フォントメニューから希望するフォントを選択します。しかし、この方法では他の文字に影響を与えるため、注意が必要です。
その場合、ひらがな部分だけを選択し、個別にフォントを変更してください。これで、他の文字は影響を受けず、ひらがな部分だけを希望のフォントに変更できます。
4. 日本語フォントとシステムフォントの違い
日本語フォント(例: 游ゴシック、メイリオなど)とシステムフォント(MSゴシックやMS明朝)には異なるフォント設定が適用されていることがあります。日本語のフォントが正しく適用されない場合、システムフォントに切り替わることがよくあります。
これを解決するためには、設定したい日本語フォントを「文字スタイル」や「段落スタイル」で一貫して選択することが重要です。これにより、ひらがなも含めてすべての日本語文字が希望のフォントに統一されます。
5. まとめ: フォント変更の注意点
Wordでひらがなだけがフォント変更に対応しない場合、フォント設定が適切でないか、スタイル設定に問題があることが多いです。スタイル設定を変更することで、ひらがなを含むすべての文字を希望のフォントに変更できます。
また、スタイルを変更せずに個別に変更することも可能ですが、スタイルの一貫性を保つためには、スタイル設定の変更をおすすめします。これで、ひらがなも含めたすべての文字が意図したフォントで表示されるようになります。
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