Excelグラフで1つの系列だけ右側の縦軸に表示する方法|第2軸を追加して見やすくする手順

Excel

Excelで複数の折れ線グラフを作成していると、1つのグラフ内で数値の桁が大きく異なるデータを比較したい場合があります。そのような場合、すべての系列を左側の縦軸に合わせると、一部の折れ線が極端に小さく表示されて見づらくなることがあります。

このようなケースでは、特定の折れ線だけを右側の縦軸に移動する「第2軸(第2縦軸)」を利用すると、複数のデータを分かりやすく比較できます。

この記事では、Excelのグラフで3つ程度ある折れ線のうち、1つだけ右側の縦軸に合わせて表示する方法を詳しく解説します。

Excelの第2軸とは何か

Excelの第2軸とは、通常の左側の縦軸とは別に、グラフの右側へ追加できるもう1つの縦軸です。異なる単位や大きく異なる数値範囲のデータを同じグラフ上で比較するときに利用します。

例えば、売上金額と販売個数を同じ折れ線グラフで表示する場合、売上が数百万円、個数が数百件というように数値の桁が違うことがあります。この場合、片方を右側の縦軸に設定すると両方の変化を確認しやすくなります。

Excelではグラフ全体を2つの軸に分けるのではなく、特定のデータ系列だけを第2軸へ割り当てることができます。

1つの折れ線だけ右側の縦軸へ変更する方法

特定の折れ線だけを右側の縦軸に表示するには、そのデータ系列の設定を変更します。

手順は以下の通りです。

1. グラフ内で右側の縦軸に変更したい折れ線をクリックして選択します。
2. 選択した折れ線の上で右クリックします。
3. 「データ系列の書式設定」を選択します。
4. 「系列のオプション」から「第2軸」を選択します。

設定すると、選択した折れ線だけが右側の縦軸を基準に表示され、残りの折れ線は左側の縦軸を利用したままになります。

グラフの種類によって第2軸を設定する方法

Excelでは、グラフの種類を変更する「複合グラフ」の設定から第2軸を指定することもできます。

グラフを選択し、「グラフのデザイン」タブから「グラフの種類の変更」を開きます。その中の「組み合わせ」を選択すると、各データ系列ごとにグラフ形式や軸の設定を変更できます。

例えば、3本の折れ線のうち1本だけを棒グラフに変更し、その棒グラフを右側の縦軸に設定するといった表示も可能です。

この方法は、異なる単位のデータを比較する資料やプレゼン用グラフを作成するときによく利用されます。

右側の縦軸の最大値や目盛間隔を調整する

第2軸を設定した後は、右側の縦軸の表示範囲を調整すると、さらに見やすいグラフになります。

右側の縦軸をクリックして「軸の書式設定」を開くと、最小値、最大値、目盛間隔などを変更できます。

例えば、左側の縦軸が0から10000までの売上データで、右側の縦軸が0から100までの割合データの場合、それぞれに適した範囲を設定することで折れ線の変化を正しく比較できます。

第2軸を利用するときの注意点

第2軸は便利な機能ですが、使い方によってはグラフを見る人を誤解させる可能性があります。左右で異なる目盛を使用するため、見た目の傾きだけでデータの差を判断しにくくなる場合があります。

そのため、第2軸を利用する場合は、右側の縦軸が何のデータを表しているのか分かるように、軸タイトルや凡例を設定することが重要です。

例えば、売上金額と利益率を同じグラフに表示する場合、利益率の軸タイトルを明確に表示することで、読み手が数値の意味を正しく理解できます。

第2軸を使うべきケースと使わないほうがよいケース

第2軸は、単位や桁が大きく異なるデータを比較するときに効果的です。例えば、気温と降水量、売上金額と利益率、アクセス数と問い合わせ数などの比較に向いています。

一方で、同じ単位で近い数値のデータを比較する場合は、第2軸を使わず、同じ縦軸で表示したほうが関係性を把握しやすくなります。

例えば、3種類の商品売上を比較する場合は、すべて左側の縦軸に合わせたほうが、それぞれの差を直感的に確認できます。

まとめ

Excelのグラフで複数の折れ線のうち1つだけを右側の縦軸に表示したい場合は、第2軸を設定することで対応できます。

対象の折れ線を選択して「データ系列の書式設定」から「第2軸」を選ぶだけで、その系列だけ別の縦軸を利用できます。

異なる単位や大きく異なる数値を同じグラフで比較する場合、第2軸は非常に便利な機能です。ただし、見る人が混乱しないように軸タイトルや凡例を適切に設定し、分かりやすいグラフ作成を心がけましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました