YMM4の文字起こしでフォントがメイリオから変わらない原因は?キャラクター設定が反映されないときの対処法

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ゆっくりMovieMaker4(YMM4)の「文字起こし」を使うと、キャラクター設定では好きなフォントを指定しているのに、生成された字幕が毎回「メイリオ」になってしまうことがあります。この場合、単純にWindowsのフォント設定がおかしいとは限りません。

ポイントは、YMM4にはキャラクター側の字幕設定と、タイムラインへ生成された各字幕・テキストアイテム側の設定があり、文字起こしで作成されたアイテムがどの設定を参照しているかを確認する必要があることです。また、古い解説記事と現在のYMM4では画面や機能が異なる場合があります。

この記事では、文字起こしするとメイリオに戻る場合に確認したい設定、すでに生成した字幕の変更方法、今後作る字幕へ反映させるときの考え方を順番に解説します。

YMM4の「文字起こし」は比較的新しく追加された機能

まず知っておきたいのは、YMM4の文字起こし機能が以前から存在した機能ではないことです。YMM4公式サイトによると、文字起こしはv4.42.0.0で「ツール→文字起こし」として追加されました。[参照] YMM4公式・v4.42.0.0リリース情報

そのため、ネット検索で見つかる「キャラクター設定のフォントを変更すればよい」という説明が、通常のボイスアイテム追加について書かれたものなのか、現在の文字起こし機能について書かれたものなのかを区別する必要があります。

通常のセリフ入力では期待どおりのフォントになるのに、「ツール→文字起こし」から生成した場合だけメイリオになるのであれば、この違いは特に重要な切り分け材料になります。

最初に「通常のセリフ」と「文字起こし」で結果を比較する

原因を確認するため、同じキャラクターを使って短い通常のセリフを一つ追加し、その字幕フォントを確認します。次に文字起こしを実行して生成された字幕と比較します。

例えばキャラクター設定を「けいふぉんと」にして、通常のセリフは「けいふぉんと」になるのに文字起こしだけ「メイリオ」になるなら、フォント自体のインストール失敗とは考えにくくなります。文字起こしによって生成されたアイテム側の字幕設定を重点的に確認します。

反対に、通常のセリフまでメイリオになるなら、文字起こし固有の問題ではありません。キャラクター設定の字幕項目、設定を変更したキャラクターが実際に使用しているキャラクターと一致しているか、指定フォントがWindowsへ正しくインストールされているかなどを確認します。

生成された字幕アイテムの「字幕の設定」を確認する

YMM4では、ボイスアイテムの字幕についてキャラクター側の設定を利用する方法と、アイテム側で個別設定する方法があります。そのため、文字起こし後にタイムラインへ作られた字幕を一つ選択し、右側の設定パネルを確認することが重要です。

「字幕の設定」が「キャラクターの設定に従う」ではなく個別設定になっている場合、キャラクター設定でフォントを変更しても、そのアイテムには反映されません。逆にキャラクター設定へ従う状態なら、選択されているキャラクターとそのキャラクターの字幕設定を確認します。

実際にYMM4の字幕では、「字幕の設定」を「個別に設定する」へ変更すると、フォントを含む字幕パラメーターをアイテム単位で変更できます。[参照] YMM4の字幕・フォント設定例

キャラクター設定を変えただけでは既存アイテムが変わらない場合がある

混乱しやすいのが、「キャラクター設定を変更したのだから、タイムライン上の文字も全部自動的に変わるはず」と考えてしまうことです。アイテムが個別の字幕設定を保持している場合、キャラクター側を後から変更しても既存アイテムの見た目が変わらないことがあります。

例えば文字起こしを実行した時点でメイリオの設定を持つ字幕アイテムが20個作成され、その後キャラクター設定を別フォントへ変更しても、すでに作られた20個が個別設定ならメイリオのままということがあります。

この場合は「設定変更が保存されていない」のではなく、変更した場所と、実際の字幕が参照している設定が別ということになります。タイムライン上の実際のアイテムを選択して確認するのが最も確実です。

生成済み字幕は複数選択して変更できるか確認する

すでに大量の文字起こしをしてしまった場合、一つずつ字幕を開いてフォントを変更するのは大変です。そこでタイムライン上で対象となる字幕・ボイスアイテムを複数選択し、共通して編集可能な字幕設定が表示されるか確認します。

複数選択した状態でフォントや字幕設定をまとめて変更できる場合は、それを利用すれば作り直す必要がありません。ただし、選択しているアイテムの種類やYMM4のバージョンによって編集できる項目が異なる場合があります。

まず2~3個だけを選択して変更を試し、プレビュー上ですべて同じフォントへ変わることを確認してから残りへ適用すると安全です。大量のアイテムを削除して文字起こしからやり直すのは最後にしましょう。

「デフォルトに設定」「キャラクターへ反映」も確認する

通常の字幕設定では、現在の字幕設定をキャラクター側へ反映して、今後追加するセリフの初期状態として利用する方法があります。YMM4の解説例でも、字幕を設定したあと「デフォルトに設定」から字幕設定をキャラクターへ反映する手順が紹介されています。

ネット上で「キャラクター設定のフォントを変える」と説明されている場合、この通常の字幕生成に関する設定を指していることがあります。現在開いているアイテムだけを変更したのか、キャラクターのデフォルトとして保存したのかを区別してください。

ただし、文字起こし機能が常に通常のボイスアイテム追加と完全に同じ方法で設定を継承するとは限りません。文字起こしだけメイリオになる場合は、キャラクター設定を何度も変更するより、生成されたアイテムのプロパティを直接確認する方が原因を発見しやすくなります。

フォントがWindowsに正しくインストールされているか確認する

キャラクター設定もアイテム設定も正しいのに目的のフォントにならない場合は、Windows側にそのフォントが正常にインストールされているか確認します。

特にインターネットからダウンロードしたフリーフォントの場合、ファイルをダウンロードしただけでインストールしたつもりになっているケースがあります。Windowsのフォント一覧やYMM4のフォント選択欄に目的のフォント名が表示されるかを確認してください。

また、別PCで作成したYMM4プロジェクトを開いた場合、そのPCに同じフォントが入っていなければ同じ表示を再現できません。フォントはプロジェクトファイルそのものとは別にPCへ用意する必要があります。

一部分だけなら文字制御タグでフォントを指定する方法もある

YMM4には文字制御タグがあり、テキストの途中だけフォントや文字サイズなどを変更できます。公式マニュアルでは、フォント名だけを変更する場合に「<s,フォント名>」形式を使用できると説明されています。[参照] YMM4公式・文字制御タグ

例えばテキストの一部分だけメイリオから別フォントへ変更したいときに利用できます。現在のYMM4ではフォント名のみを切り替える「<@フォント名>」形式も公式マニュアルで案内されています。

ただし、これは「文字起こしをするたびに全字幕がメイリオになる」という問題の根本的な初期設定を直す方法とは別です。動画全体で同じフォントを使いたいなら、毎回タグを追加するより字幕アイテムやキャラクターの設定を正しく合わせる方が効率的です。

YMM4を最新版へ更新してから再現するか確認する

文字起こしは比較的新しい機能であり、YMM4は現在も頻繁に更新されています。古いバージョンを使用している場合は、プロジェクトをバックアップしたうえで最新版へ更新し、同じ現象が起きるか確認する価値があります。

YMM4公式のリリース情報では、新機能追加だけでなくさまざまな不具合修正も継続的に行われています。ネット上の記事や動画と自分の画面が大きく異なる場合も、解説側または自分側のバージョンが異なる可能性があります。[参照] ゆっくりMovieMaker4公式サイト

更新後は既存プロジェクトだけで判断せず、新規プロジェクトを一つ作り、キャラクターの字幕フォントを変更してから短い音声を文字起こししてみると切り分けやすくなります。

新規プロジェクトでテストすると設定由来か判断しやすい

特定プロジェクトだけでメイリオになる場合、プロジェクト内に保存された設定が関係している可能性があります。新しい空のプロジェクトでも同じ現象になるか確認してみましょう。

例えば新規プロジェクトでキャラクターAの字幕を「けいふぉんと」に設定し、10秒程度の音声を文字起こしします。そこで正常に「けいふぉんと」になるなら、YMM4全体やWindowsのフォント環境ではなく、元プロジェクト側の設定を重点的に調べられます。

新規プロジェクトでも必ずメイリオになる場合は、使用中のYMM4バージョン、文字起こし時に指定しているキャラクター、生成アイテムの字幕設定を確認します。このテストを行うだけでも原因の範囲をかなり狭められます。

「文字起こし結果がテキストアイテムかボイス字幕か」も確認する

YMM4では、単独のテキストアイテムと、音声に付随して表示される字幕は同じ文字表示に見えても設定体系が同一とは限りません。タイムライン上で文字起こしによって生成されたアイテムをクリックし、右側に表示されるプロパティを確認してください。

キャラクター設定の字幕フォントを変更する方法は、キャラクターにひも付くボイス字幕で特に意味があります。一方、独立したテキストアイテムとしてフォント情報を持っている場合は、そのテキストアイテム側の「フォント」を変更する必要があります。

「キャラクター設定を何度変えてもメイリオ」という場合は、ここを確認せず同じ設定を繰り返している可能性があります。実際にメイリオで表示されているタイムライン上のアイテムを選び、そのアイテム自身のフォント欄が何になっているかを見ることが重要です。

原因を切り分けるおすすめの順番

YMM4の文字起こしだけフォントが変わらない場合は、次の順序で調べると分かりやすくなります。

  1. 目的のフォントがWindowsとYMM4のフォント一覧に存在するか確認する
  2. 同じキャラクターで通常のセリフを追加し、目的のフォントになるか確認する
  3. 文字起こしを行い、通常セリフとの違いを確認する
  4. 文字起こしで生成された実際のアイテムをタイムライン上で選択する
  5. 右側の「字幕の設定」や「フォント」がメイリオになっていないか確認する
  6. 「キャラクターの設定に従う」と個別設定のどちらになっているか確認する
  7. すでに生成済みなら複数選択でまとめて変更できるか試す
  8. YMM4を最新版へ更新する
  9. 新規プロジェクトでも同じ現象が起こるか確認する

特に「通常入力は指定フォントになるのに文字起こしだけメイリオ」という結果になれば、Windowsへのフォントインストールやキャラクター設定そのものより、文字起こし後のアイテム設定を優先して確認できます。

まとめ:キャラクター設定だけでなく文字起こし後のアイテム設定を確認する

YMM4でキャラクターのフォントを変更しているのに、文字起こしをすると必ずメイリオになる場合は、キャラクター設定だけを何度も変更するのではなく、文字起こしによって実際に生成された字幕・テキストアイテムの設定を確認することが重要です。

まず通常のセリフを追加して目的のフォントが反映されるかテストします。通常セリフは正常で文字起こしだけメイリオなら、生成されたアイテムを選択し、「字幕の設定」がキャラクター設定に従っているか、個別設定になっていないか、フォント欄自体がメイリオになっていないかを確認します。

また、すでに生成されたアイテムが個別の設定を持っている場合は、後からキャラクター設定を変更しても既存字幕が自動的に変わらないことがあります。その場合は複数選択による一括変更が可能か試すと効率的です。

それでも文字起こしのたびにメイリオへ戻る場合は、YMM4を最新版へ更新し、新規プロジェクトでも再現するか確認してください。「通常セリフでも起きるのか」「文字起こしだけなのか」「既存アイテムだけなのか」の3点を切り分ければ、フォントが変わらない原因をかなり絞り込めます。

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