書類や本、画像などに書かれている漢字をパソコンへ入力しようとして、読み方が分からないため変換できないということがあります。WindowsではIMEパッドの手書き入力が定番ですが、実際には部首から探す方法や文字認識を利用する方法など、状況によってはさらに手早い方法があります。スマートフォンでも、手書き入力やカメラによる文字認識を活用すれば、読めない漢字を入力できます。
この記事では、読めない漢字をPCやスマホで入力する代表的な方法と、それぞれをどのように使い分ければよいのかを分かりやすく解説します。
PCで読めない漢字を入力する代表的な方法
Windowsで読み方の分からない漢字を入力するときに便利なのがMicrosoft IMEのIMEパッドです。手書き欄にマウスなどで漢字を書くと、形の近い文字が候補として表示されます。
ただし、IMEパッドは唯一の方法ではありません。読めない漢字を探す方法は大きく分けると、手書き・部首・画数・画像からの文字認識・Web検索などがあります。
例えば紙に書かれた漢字をそのまま入力したい場合には手書きや画像認識が便利ですが、部首がはっきり分かる漢字なら部首から検索する方法も効率的です。文字がどのような状態で手元にあるのかによって最適な方法は変わります。
IMEパッド以外なら画像から文字認識する方法が速い
読めない漢字が紙や写真に書かれている場合、現在ではOCR(光学文字認識)やカメラのテキスト認識機能を利用する方法が非常に便利です。文字を一からマウスで書く必要がなく、画像に写っている文字そのものを認識させられます。
例えばスマートフォンで書類を撮影し、画像内の文字を選択してコピーできれば、その文字をメールやメモなどに貼り付けられます。その後PCへ送れば、PC側でも同じ漢字を利用できます。
特に画数の多い漢字では、マウスによる手書きよりカメラによる認識のほうが速い場合があります。一方、崩し字、極端に小さい文字、低画質な写真などは誤認識することもあるため、コピー後に元の文字と見比べることが大切です。
部首や画数が分かるなら漢字検索も便利
文字そのものを手書きするのが難しくても、部首が分かっているなら部首検索を利用できます。例えば読み方が分からなくても、さんずいや木へんなど、特徴的な部首が分かれば候補を大きく絞り込めます。
画数も手掛かりになります。正確な総画数が分からなくても、おおよその画数と部首を組み合わせて検索すると目的の文字を発見しやすくなります。
また、漢字の一部分だけ読める場合にはWeb検索も有効です。例えば熟語のうち1文字だけが読めない場合、前後の文字と文章の意味を検索することで候補が見つかる場合があります。漢字を探すときは必ずしも読み方そのものを知っている必要はありません。
スマホにもIMEパッドのような手書き入力方法がある
スマートフォンでも、キーボードの種類や設定によっては漢字を手書きして候補を表示できます。IMEパッドという名称ではなくても、考え方としてはPCのIMEパッドに近い機能です。
Androidでは利用している日本語入力アプリによって使用できる機能が異なります。また、手書き入力に対応したキーボードを追加して利用する方法もあります。iPhoneでもキーボード機能や文字認識機能などを組み合わせることで、読み方が分からない文字を探せます。
スマホの場合はタッチパネルへ指で直接文字を書けるため、マウス操作のPCより手書き認識との相性がよいことがあります。読めない文字を頻繁に扱う人は、手書き入力に対応したキーボードを準備しておくと便利です。
カメラで読めない漢字を読み取る方法も便利
スマホなら、手書き入力以上に便利な場合があるのがカメラを利用した文字認識です。紙の資料、本、看板などの文字をカメラで認識し、テキストとして選択・コピーできる機能を備えた端末やアプリがあります。
例えば本の中に「読み方は分からないが形は確認できる漢字」があった場合、その部分をカメラで読み取ります。正しく文字として認識されれば、コピーして検索欄へ貼り付けるだけで読み方や意味まで調べられます。
この方法なら、「入力するために読み方を調べ、読み方を調べるために文字を入力しなければならない」という問題を避けられます。紙に印刷された活字を調べる用途では特に使いやすい方法です。
状況別におすすめの方法を使い分ける
読めない漢字を入力するときは、一つの方法にこだわる必要はありません。文字が存在する媒体や分かっている情報によって方法を変えると、探す時間を短縮できます。
| 状況 | 使いやすい方法 |
|---|---|
| 紙や本に印刷されている | スマホのカメラ・OCRによる文字認識 |
| 漢字の形を覚えている | IMEパッド・手書き入力 |
| 部首が分かる | 部首検索 |
| おおよその画数が分かる | 画数検索 |
| 画像としてPC上にある | 画像の文字認識機能 |
| 熟語の一部分だけ読めない | 前後の文字を利用したWeb検索 |
例えば目の前にある紙の文字なら、最初からIMEパッドを開いてマウスで書くより、スマホのカメラで認識してコピーするほうが早い場合があります。反対に、昔見た漢字の形だけを覚えているようなケースなら手書き入力のほうが向いています。
文字認識では誤変換にも注意する
手書き認識やOCRは便利ですが、認識結果が必ず正しいとは限りません。形の似ている漢字や旧字体、異体字などでは別の文字が候補になる場合があります。
特に人名、地名、契約書など正確性が重要な場面では、認識された文字をそのまま使用せず、原文と比較して確認したほうが安全です。字体が似ていてもUnicode上では別の文字として扱われるケースもあります。
読み方まで確認したい場合には、認識した漢字を辞書などで検索し、意味や読みが文脈に合っているか確認するとより確実です。
まとめ|読めない漢字は手書き・カメラ・部首検索を使い分ける
PCで読めない漢字を入力するときはIMEパッドが便利ですが、それ以外にも部首・画数検索や画像からの文字認識など複数の方法があります。特に紙や写真に文字が存在する場合は、スマートフォンのカメラによる文字認識を利用すると短時間で入力できることがあります。
スマホでも手書き入力に対応するキーボードや文字認識機能を利用できるため、IMEパッドに近い探し方は可能です。紙ならカメラ、形だけ分かるなら手書き、部首が分かるなら部首検索というように使い分けると効率的です。
読めない漢字に遭遇したときは「まず読み方を突き止めなければ入力できない」と考える必要はありません。現在は文字の形や画像そのものから入力できる手段があるため、状況に合った方法を選ぶのが最も素早い解決につながります。


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