Windows 11 24H2をクリーンインストールする際、ディスクの先頭に作成される予約済みパーティーション(EFIシステムパーティーションやシステム予約領域)が100MBになり、以前のように自由にサイズを変更できなくなったと感じる人は少なくありません。実際にはWindowsのインストール方式やパーティション作成手順によって挙動が異なります。この記事では、Windows 11 24H2における予約済みパーティーションの仕様と、サイズを変更したい場合の方法について解説します。
Windows 11 24H2で100MBの予約済みパーティーションが作成される理由
Windows 11をUEFIモードかつGPTディスクにインストールする場合、セットアッププログラムはEFIシステムパーティーション(ESP)を自動作成します。標準的な構成では100MBが割り当てられることが一般的です。
このパーティーションにはブートローダーや起動に必要なファイルが保存されるため、ユーザーが通常利用する領域とは別に管理されています。
Windows 11 24H2ではセットアップの自動化がさらに進み、未割り当て領域を指定してインストールすると、Microsoftが想定する標準構成が優先される傾向があります。
以前はサイズ変更できたように見えた理由
Windows 7やWindows 10の時代には、インストール前に手動でパーティションを作成したり、DiskPartコマンドを利用したりすることで、予約領域のサイズを実質的にコントロールできました。
例えば、インストール前にEFIパーティーションを300MBや500MBで作成しておけば、Windowsセットアップは既存のパーティーションを利用するため、そのサイズのままインストールを続行できるケースがあります。
そのため「以前は自由に変更できた」というよりも、「事前作成したパーティーションを利用できた」というのが正確な理解です。
100MB以外のサイズに変更することは可能か
結論から言うと、標準のセットアップ画面で未割り当て領域を選択した場合は、基本的にWindowsが自動的に100MB前後のEFIシステムパーティーションを作成します。
しかし、DiskPartを利用して事前にパーティションを構成すれば、100MB以外のサイズを指定することは可能です。
例えば以下のような構成を事前に作成できます。
| パーティション | サイズ例 |
|---|---|
| EFIシステムパーティーション | 300MB |
| MSRパーティーション | 16MB |
| Windows領域 | 残り全体 |
このように手動で構成した後にWindowsセットアップを実行すると、その構成が維持されることがあります。
予約済みパーティーションを大きくするメリットはあるのか
一般的な家庭用途では100MBでも大きな問題になることはほとんどありません。
ただし、Linuxとのデュアルブート環境や複数のOSを管理する環境では、EFIパーティーション内に複数のブートファイルが保存されるため、容量不足を避ける目的で300MB~500MB程度を確保するケースがあります。
また、将来的なアップデートや特殊なブート構成を考慮して、余裕を持たせたいという考え方もあります。
無理に変更する必要はあるのか
Windows 11 24H2を単独で利用する場合、セットアップが自動作成する100MBのEFIシステムパーティーションで運用上の問題が発生することは稀です。
特別な理由がない限りは、Windowsが自動作成した標準構成をそのまま利用するのが最も安全です。
パーティション構成を変更すると、誤操作による起動不能やインストール失敗のリスクもあるため、必要性を十分に検討してから作業することをおすすめします。
まとめ
Windows 11 24H2のクリーンインストール時に未割り当て領域を指定すると、EFIシステムパーティーションとして100MB前後の予約済み領域が自動作成されるのが現在の標準仕様です。
ただし、DiskPartなどで事前にパーティションを作成すれば100MB以外のサイズを利用できる場合があります。もっとも、通常利用であれば100MBで十分であり、特別な運用要件がない限りはWindowsの標準構成を採用するのが安全で管理もしやすい選択と言えるでしょう。


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