OpenOffice Writerで縦書き・用紙横向き・大きい文字を毎回設定しない方法|ページ設定を固定するテンプレート活用術

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Apache OpenOffice Writerで文書を作成するたびに、縦書きへ変更し、用紙を横向きにして、さらに文字サイズを大きく設定するという作業を繰り返している場合は、毎回同じ設定をやり直す必要はありません。

Writerでは、用紙サイズや縦・横の向きなどを「ページスタイル」で管理し、文字サイズなどは段落スタイルなどで設定できます。さらに、それらを設定した文書をテンプレートとして保存し、既定のテンプレートに指定すれば、新しい文書を作成したときから好みのレイアウトを使えるようにできます。

この記事では、OpenOffice Writerで「縦書き+横向きの用紙+大きめの文字」を毎回設定しなくて済むようにする方法を、ページスタイルとテンプレートの違いも含めてわかりやすく解説します。

OpenOffice Writerのページ設定は「ページスタイル」で管理されている

OpenOffice Writerでは、Wordなどとは少し考え方が異なり、用紙の向きや余白、用紙サイズなどはページスタイルという仕組みで管理されています。

Apache OpenOfficeの公式ドキュメントでも、ページスタイルによって用紙サイズ、余白、ヘッダー・フッター、段組みなどの基本的なページレイアウトを設定できると説明されています。

[参照] Apache OpenOffice公式「Setting up Basic Page Layout Using Styles」

つまり、毎回「用紙を横向きにする」といった操作をしている場合、その設定をページスタイルへ反映させておけば、同じ文書内では継続して利用できます。

まず用紙を横向きに固定する

用紙を横向きにしたい場合は、Writerで使用しているページスタイルを変更します。OpenOfficeのバージョンによってメニュー名称が多少異なりますが、一般的には「書式」からページ関連の設定、またはスタイル管理画面を開きます。

ページスタイルの設定画面で「ページ」タブを開き、用紙の向きを「横」または「Landscape」へ変更します。必要であれば、A4などの用紙サイズや上下左右の余白もここで調整しておきます。

Apache OpenOffice公式ドキュメントでも、ページスタイルの「Page」タブから用紙サイズや縦・横の向きを設定できると案内されています。

[参照] Apache OpenOffice公式「General Settings for the Page Style」

たとえば「A4横向きで毎回文書を書く」という場合は、A4・横向き・希望する余白まで設定した状態を作っておくと、あとでテンプレート化するときにもその設定をそのまま保存できます。

縦書きを使う場合は日本語・アジア言語関連の設定も確認する

日本語の縦書きを利用する場合、OpenOffice側でアジア言語関連の機能が有効になっている必要があります。縦書きに関する項目が表示されない場合は、まず言語設定を確認してください。

一般的には「ツール」→「オプション」→「言語設定」周辺を開き、アジア言語に関する機能を有効にします。OpenOfficeでは、一部の縦書き・文字方向関連機能はアジア言語サポートが有効になっている場合に利用できます。

縦書きを利用できる状態になったら、ページやテキスト枠などの文字方向設定から縦方向を指定します。使用しているOpenOfficeのバージョンによって項目の場所や表記が異なる場合があるため、「文字の方向」「Text direction」などの項目を確認してください。

なお、「用紙を横向きにすること」と「文章を縦書きにすること」は別の設定です。用紙を横向きにしただけでは文字が縦書きになるわけではないため、両方を設定する必要があります。

文字を毎回大きくする場合は「標準」の段落スタイルを変更する

新しい文書を作るたびに12ptから18pt、20ptなどへ文字サイズを変更している場合は、フォントサイズについてもテンプレート側で設定できます。

方法の一つは、何も入力していない文書で通常使用する段落スタイルのフォントサイズを変更することです。Writerでは本文に「標準」などの段落スタイルが適用されているため、そのスタイルの文字サイズを変更すると、新しく入力する本文にも同じ設定を適用しやすくなります。

たとえば毎回18ptで文章を書くのであれば、本文用の段落スタイルを18ptに変更しておきます。フォントも毎回同じものを使うのであれば、「游明朝」「MS 明朝」など希望するフォントも同時に設定しておくと便利です。

単にツールバーの文字サイズを変更する方法でも現在の文書には反映できますが、今後も繰り返し使用するのであれば、スタイルとして設定してからテンプレート化する方法のほうが管理しやすくなります。

ページ設定を変更しただけでは「次の新規文書」には引き継がれない

ここが特に重要なポイントです。現在開いている文書でページスタイルを変更しても、通常はその文書だけの設定です。

たとえば今日作成した文書を「A4横向き・縦書き・18pt」に設定して保存しても、翌日に「ファイル」→「新規作成」→「文書」で新しいWriter文書を作ると、通常の初期設定に戻ることがあります。

Apache OpenOffice公式ドキュメントでも、ページスタイルを変更しただけでは現在の文書にしか適用されず、すべての新規文書で同じ設定を利用したい場合はテンプレートを作成して既定のテンプレートとして設定する必要があると説明されています。

[参照] Apache OpenOffice公式「Setting up Basic Page Layout Using Styles」

「縦書き+横向き+大きめ文字」をテンプレートとして保存する

毎回同じ状態から文書を始めたい場合は、希望する設定をすべて済ませた文書をテンプレートとして保存します。

まず新しいWriter文書を用意して、用紙を横向きにします。次に縦書きを設定し、文字サイズや使用フォント、余白なども普段使用する状態へ変更します。

たとえば次のような状態を作ります。

項目 設定例
用紙サイズ A4
用紙の向き
文字方向 縦書き
文字サイズ 18pt
フォント 普段使用する日本語フォント
余白 普段使用する値

この状態をテンプレートとして保存します。OpenOfficeのバージョンによって操作画面は異なりますが、「ファイル」→「テンプレート」などからテンプレートとして保存・管理できます。

テンプレートにしておけば、「縦書き用」「通常文書用」など目的別に複数の設定を保存して使い分けることもできます。

毎回必ず同じ設定にしたいなら「既定のテンプレート」にする

縦書き・横向き・大きめ文字の設定を新しいWriter文書を開くたびに自動的に適用したい場合は、作成したテンプレートを既定のテンプレートに設定します。

Apache OpenOffice公式ドキュメントでは、カスタムテンプレートをDefault Template(既定のテンプレート)に指定できることが案内されています。既定に設定すると、その後「ファイル」→「新規作成」→「文書」で作成する文書が、そのテンプレートを基準に作られます。

[参照] Apache OpenOffice公式「Setting a default template」

つまり、「毎回直す」のではなく、「一度希望する文書を作って、それを既定テンプレートにする」のが最も効率的です。

通常の文書も使うなら既定にはせず「専用テンプレート」にする方法も便利

いつも縦書きだけを使うわけではなく、普通の横書き文書も作成する場合は、縦書き設定を既定のテンプレートにしないほうが便利なことがあります。

たとえば「縦書きA4横」という名前でテンプレートを保存しておき、縦書き文書を作りたいときだけそのテンプレートから新規作成します。通常文書はこれまでどおり標準テンプレートから作成できます。

この方法なら、「通常文書」「縦書き大文字」「封筒用」「案内状用」など複数のテンプレートを作って使い分けられます。一度レイアウトを作ってしまえば、毎回ページ設定を最初からやり直す必要はありません。

設定が反映されないときに確認したいポイント

テンプレートを設定したのに新規文書へ反映されない場合は、「文書を保存しただけ」になっていないか確認してください。通常のODT文書として保存しただけでは、新規文書の初期設定にはなりません。

また、現在のページだけを直接変更するのではなく、使用中のページスタイルを変更しているかも確認します。Writerではページのレイアウトがページスタイルによって管理されるためです。

さらに、縦書きだけ反映されない場合は、アジア言語サポートが有効か、文字方向の設定がページではなく特定のテキスト枠だけに適用されていないかを確認します。

Apache OpenOfficeではバージョンによって「テンプレートの管理」「既定に設定」などのメニュー名や配置が異なることがあるため、操作名称が完全に一致しない場合は「テンプレート」「Template Management」などの項目を探してください。

元の標準設定へ戻すこともできる

カスタムテンプレートを既定にした後で、「やはり普通の横書き文書を初期状態に戻したい」と思った場合でも、元に戻すことができます。

OpenOfficeのテンプレート管理から既定テンプレートのリセットを行えば、Writer標準のテンプレートを再び既定として利用できます。

Apache OpenOffice公式ドキュメントでも、カスタムテンプレートを既定に設定した後、Writerの標準テンプレートへ戻す方法が案内されています。

[参照] Apache OpenOffice公式「Setting a default template」

そのため、既定テンプレートの変更は取り返しのつかない操作ではありません。使いにくければ元の設定へ戻せます。

まとめ:毎回のページ設定はテンプレート化すれば固定できる

OpenOffice Writerで毎回「縦書き」「用紙を横向き」「文字を大きくする」という設定をしている場合、テンプレートを利用すれば同じ設定を毎回繰り返す必要はありません。

まず希望する用紙サイズと横向き設定をページスタイルへ設定し、縦書きと文字サイズ、フォント、余白なども普段使う状態へ整えます。その文書をテンプレートとして保存すれば、次回から同じレイアウトをすぐに呼び出せます。

さらに毎回必ずそのレイアウトを使うのであれば、作成したテンプレートを既定のテンプレートに指定します。これにより、新しいWriter文書を作成した時点から「横向き+縦書き+大きめ文字」の状態で作業を始められます。

毎回ページ設定を変更するのではなく、「希望する設定を完成させる→テンプレートとして保存する→必要なら既定テンプレートにする」という流れが最も簡単な解決方法です。

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