パソコンを使っている最中、画面上に突然「爆弾のようなマーク」「照準のようなマーク」「丸いアイコン」などが現れ、そのまま消えなくなることがあります。見覚えのない記号が常時表示されるとウイルス感染を疑いたくなりますが、実際にはゲーム関連ソフトのオーバーレイ、モニター本体の機能、常駐アプリ、グラフィック機能などが原因になっているケースもあります。
ただし、マークの画像や表示位置、使用しているパソコン・モニターの機種が分からない状態では、そのマークの正体を断定することはできません。特に「爆弾のように見える」という表現だけでは、メーカー独自のアイコンなのか、ゲーム用照準なのか、アプリの通知なのかを特定するのは困難です。
このような場合は、いきなりソフトを削除したりWindowsを初期化したりするのではなく、「スクリーンショットに写るか」「再起動すると消えるか」「別の画面にも表示されるか」という順番で確認すると、原因をかなり絞り込めます。
- 最初に確認したいのは「スクリーンショットに写るか」
- スクリーンショットに写るなら常駐アプリやオーバーレイを確認する
- ゲーム用の「クロスヘア」が爆弾のように見えることもある
- スクリーンショットに写らない場合はモニター本体を確認する
- PCを再起動して消えるか確認する
- アプリをすべて閉じてデスクトップだけにしてみる
- タスクマネージャーでスタートアップアプリを確認する
- 最近押したキーやゲーム機能のショートカットも確認する
- 別のモニターやテレビへ接続すると原因をさらに絞れる
- ノートパソコンなら外部ディスプレイを使ったテストができる
- マウスで動かせるか・クリックできるかも重要な手掛かり
- 画面の焼き付き・残像の可能性も確認する
- ウイルスやマルウェアの可能性はある?
- 原因を調べるおすすめの順番
- 症状別に考えられる原因
- 分からない状態でWindowsを初期化する必要はない
- 相談するときは「爆弾みたいなマーク」だけでなく写真と機種名を伝える
- まとめ|まずスクリーンショットでPC側かモニター側かを切り分ける
最初に確認したいのは「スクリーンショットに写るか」
画面上の謎のマークを切り分けるうえで非常に役立つのが、スクリーンショットです。Windowsでは「Windowsキー+Shift+S」などを使って画面を撮影できます。
撮影した画像を開き、問題のマークが画像の中にも写っているか確認します。スクリーンショットに写る場合は、Windowsやアプリ、グラフィックドライバーなどパソコン側が描画している可能性が高くなります。
反対に、実際の画面には見えているのにスクリーンショットにはまったく写らない場合、モニター本体が独自に重ねて表示しているOSD機能や、液晶パネル側の問題などを疑いやすくなります。
スクリーンショットに写るなら常駐アプリやオーバーレイを確認する
スクリーンショットにもマークが写っている場合、まず現在起動しているソフトを確認します。ゲーム関連ソフト、録画ソフト、FPS表示ソフト、GPUユーティリティ、マウス・キーボード用ソフトなどには、ゲーム画面の上へアイコンや情報を重ねる「オーバーレイ」機能を備えたものがあります。
例えばゲーム向けソフトでは、照準、録画状態、FPS、温度、マイク状態などを画面上へ常時表示できることがあります。設定を誤ってオンにした場合、「突然変なマークが出た」ように見えることがあります。
まずタスクバー右側の通知領域を確認し、普段使用しているゲーム関連・録画関連・GPU関連ソフトを一つずつ終了してみます。特定のソフトを終了した瞬間にマークが消えれば、そのソフトの表示機能が原因と考えやすくなります。
ゲーム用の「クロスヘア」が爆弾のように見えることもある
ゲーミングモニターやゲーム用ユーティリティには、FPSゲーム向けに画面中央へ照準を表示する「クロスヘア」「Aim Point」「GamePlus」などの機能があります。デザインによっては丸や十字、標的、爆発物のような形に見えるものもあります。
この表示はゲームそのものとは無関係に、モニター側で常時表示されることがあります。その場合、ゲームやWindowsを終了してデスクトップへ戻ってもマークが消えません。
特にマークが画面のど真ん中に固定され、マウスを動かしても位置が変わらない場合は、ゲーム用照準機能を疑う価値があります。モニターのボタンやジョイスティックからメニューを開き、「Crosshair」「Aim Point」「GamePlus」「Game Assist」などの項目がオンになっていないか確認します。
スクリーンショットに写らない場合はモニター本体を確認する
謎のマークがスクリーンショットに写らない場合、Windowsではなくモニター側で表示されている可能性があります。外付けモニターだけでなく、一部のゲーミングノートや特殊なディスプレイ機能でも独自表示が利用される場合があります。
まずモニター本体の電源を一度切り、数十秒待ってから入れ直します。それでも表示される場合はモニターの設定メニューを確認します。
もしモニター設定を変更した覚えがなく、どの項目か分からない場合は、モニターの設定を工場出荷状態へ戻す「Reset」「Factory Reset」などを検討できます。ただし、明るさ・色温度・入力切替など自分で設定していた内容も初期化されるため、その点は理解したうえで実行します。
PCを再起動して消えるか確認する
もっとも簡単な切り分け方法の一つがWindowsの再起動です。一時的な表示不具合や常駐ソフトの異常であれば、再起動だけで消えることがあります。
ここでは「シャットダウンしてすぐ電源を入れる」より、Windowsの電源メニューから「再起動」を選択するほうが切り分けには向いています。Windowsの設定によっては通常のシャットダウンで一部状態が保持されることがあるためです。
再起動後、ログイン画面の時点からマークがあるのか、それとも特定のアプリを起動した後に現れるのかも観察します。後者であれば原因となるアプリを特定しやすくなります。
アプリをすべて閉じてデスクトップだけにしてみる
マークが表示されたままの場合、現在開いているブラウザ、ゲーム、チャットソフト、動画ソフトなどを一つずつ終了します。どのアプリを閉じたときに消えるか確認します。
例えば特定のゲームを終了すると消えるならゲーム内UI、録画ソフトを終了すると消えるなら録画オーバーレイ、GPU管理ソフトを終了すると消えるならパフォーマンス表示機能というように原因を絞れます。
逆にすべてのアプリを終了してもデスクトップ上に残り、Windowsを再起動しても表示される場合は、スタートアップで自動起動する常駐ソフトやモニター側の機能を次に確認します。
タスクマネージャーでスタートアップアプリを確認する
Windows起動直後からマークが表示される場合、スタートアップアプリが自動的に表示している可能性があります。「Ctrl+Shift+Esc」でタスクマネージャーを開き、スタートアップアプリを確認します。
ゲーム周辺機器メーカーのユーティリティ、グラフィック関連ソフト、画面録画ツール、FPS表示ツールなど、最近インストールしたソフトがあれば候補になります。
ただし、名前が分からないプロセスを片端から削除する方法はおすすめできません。Windowsやセキュリティソフトに必要な項目もあるため、まずは名称を確認し、原因が疑われるものだけ自動起動を一時的に無効にして再起動します。
最近押したキーやゲーム機能のショートカットも確認する
オーバーレイ機能にはキーボードショートカットが割り当てられていることがあります。そのため、本人に設定変更のつもりがなくても、ゲーム中などに複数のキーを同時に押して表示がオンになることがあります。
特にWindowsやグラフィック関連ソフト、ゲーム用ユーティリティでは、録画やオーバーレイを呼び出すショートカットが設定されていることがあります。マークが表示される直前にゲームをしていた、キーボードを掃除した、子どもがキーボードを触ったなどの場合は、この可能性も考えられます。
原因となるソフトが判明したら、そのソフトの設定からHUD、Overlay、Crosshair、Game Assistなどの項目を探してオフにします。
別のモニターやテレビへ接続すると原因をさらに絞れる
外部モニターを使用しているデスクトップPCやノートPCであれば、可能なら別のモニターやテレビへ接続してみる方法も有効です。
例えば元のモニターだけに爆弾のようなマークが表示され、テレビへ接続すると消えるのであれば、元のモニター側のOSD・ゲーム支援機能である可能性が高くなります。
一方、別の画面へ切り替えてもまったく同じ位置・形で表示される場合は、Windowsや常駐アプリなどPC側の描画を疑いやすくなります。
ノートパソコンなら外部ディスプレイを使ったテストができる
ノートパソコンの内蔵画面にマークが表示されている場合、HDMIなどでテレビやモニターへ接続できれば比較できます。
内蔵画面にだけ表示され、外部画面には表示されない場合は、液晶パネル側やメーカー独自の表示機能などが候補になります。両方へ同じマークが表示されるならWindows・GPU・アプリ側で描画されている可能性が高くなります。
ただし表示方式が「複製」「拡張」のどちらになっているかでも見え方が変わるので、検証時は同じデスクトップを映す「複製」にすると比較しやすくなります。
マウスで動かせるか・クリックできるかも重要な手掛かり
画面上のマークにマウスポインターを合わせてみます。クリックすると反応する、ドラッグすると動く、右クリックメニューが出る場合は、何らかのWindowsアプリやウィジェットである可能性が高くなります。
一方、マウスを重ねても一切反応せず、常に他のウィンドウより手前へ固定されている場合にはオーバーレイが疑われます。さらにスクリーンショットにも写らなければ、モニター本体による表示の可能性が一段と高くなります。
「どこに表示されているか」も重要です。画面中央ならクロスヘア、右上・左上ならFPSや録画状態などの表示、タスクバー付近ならアプリ通知・常駐ソフトというように候補が変わります。
画面の焼き付き・残像の可能性も確認する
マークがソフトウェアではなく、画面そのものに残っている可能性もあります。特に同じ画像を長時間表示した場合、ディスプレイの種類によって一時的な残像や焼き付きが発生することがあります。
この場合はスクリーンショットには写らず、モニターの設定メニューを表示しても同じ位置に薄く残って見える可能性があります。真っ白・真っ黒・赤・青など異なる単色画面を表示しても同じ形が見えるか確認すると切り分けやすくなります。
ただし、「突然はっきりした爆弾アイコンが1個表示された」というケースでは、残像よりオーバーレイやモニターのゲーム支援機能のほうが先に確認すべき候補です。
ウイルスやマルウェアの可能性はある?
見覚えのないマークが突然出たからといって、すぐウイルス感染とは限りません。むしろ画面上へ固定表示される記号は、正常なユーティリティソフトやモニター機能によるケースもあります。
ただし、マークの出現と同時に「勝手に広告が表示される」「ブラウザの検索先が変わる」「知らないソフトが増えた」「セキュリティ警告が大量に出る」「PCが急激に重くなった」といった症状があるなら、セキュリティチェックを行う価値があります。
Windows標準のセキュリティ機能や普段使用している信頼できるセキュリティソフトでスキャンし、最近インストールした不明なソフトがないか確認します。画面上のマークだけを理由に、インターネット上で見つけた正体不明の「修復ツール」を追加でインストールするのは避けましょう。
原因を調べるおすすめの順番
「何か分からないマークが消えない」ときは、難しい作業から始める必要はありません。次の順番で確認すると安全かつ効率的です。
- マークの写真をスマートフォンなどで撮る
- Windowsでスクリーンショットも撮る
- スクリーンショットにマークが写っているか比較する
- 開いているアプリを一つずつ終了する
- Windowsを再起動する
- ゲーム・GPU・録画などの常駐ソフトを確認する
- モニターのCrosshair・GamePlusなどの機能を確認する
- 可能なら別モニターやテレビへ接続して比較する
- 必要に応じてセキュリティスキャンを行う
特に重要なのが「スマートフォンで撮った写真には写るが、PCのスクリーンショットには写らない」というケースです。この場合はPCソフトではなく、モニター本体の表示機能を優先して確認できます。
症状別に考えられる原因
| 症状 | 考えられる原因 | 最初に確認すること |
|---|---|---|
| 画面中央に固定されている | ゲーム用クロスヘア・照準 | モニターのGamePlus・Crosshair設定 |
| スクリーンショットにも写る | アプリ・Windows・オーバーレイ | 常駐アプリを終了する |
| スクリーンショットには写らない | モニターOSD・パネル側 | モニター設定を確認する |
| 再起動すると一旦消える | 一時的なソフト不具合 | 再発時に起動アプリを確認 |
| Windows起動直後から出る | スタートアップアプリ・モニター機能 | スタートアップとOSDを確認 |
| 特定ゲーム起動時だけ出る | ゲームUI・ゲーム支援オーバーレイ | ゲーム設定と関連ソフトを確認 |
| 別の入力画面でも表示される | モニター側の機能や表示異常 | モニターのリセットを検討 |
このように、マークの形そのものが分からなくても「どこまで一緒に表示されるか」を調べれば原因をかなり絞れます。
分からない状態でWindowsを初期化する必要はない
謎のマークが消えないとWindowsの初期化を考える人もいますが、原因不明の段階でそこまで大きな操作をする必要は通常ありません。
もし原因がモニター本体のクロスヘア機能なら、Windowsを初期化しても表示は消えません。また単なる常駐アプリの設定なら、設定を一つオフにするだけで解決できます。
先にスクリーンショット、再起動、アプリ終了、モニター設定という切り分けを行い、それでも原因が判明しない場合にメーカーサポートなどへ相談するほうが安全です。
相談するときは「爆弾みたいなマーク」だけでなく写真と機種名を伝える
他人に原因を尋ねる場合、「爆弾のようなマークが出た」という文章だけでは正確な特定が難しくなります。同じ形に見えてもソフトやメーカーによって意味が異なるためです。
相談時には、マークが見える画面全体の写真、マークの拡大写真、PCのメーカーと型番、モニターを使っている場合はモニターのメーカー・型番を用意すると特定しやすくなります。
さらに「画面の中央・右上など表示位置」「スクリーンショットに写るか」「再起動後も出るか」「直前にゲームやソフトを起動していたか」という情報があると、かなり具体的な判断が可能になります。
まとめ|まずスクリーンショットでPC側かモニター側かを切り分ける
PC画面に突然、爆弾のようなマークが1個表示されて消えない場合、マークの画像がなければ正体を断定することはできません。ゲーム用のクロスヘア、録画・GPUソフトのオーバーレイ、常駐アプリ、モニターのOSD機能など複数の候補があります。
最初に試したいのはスクリーンショットです。スクリーンショットにも写ればWindowsやアプリ側、写らなければモニター本体側の表示を疑うという大きな切り分けができます。
その後、開いているアプリを終了する、Windowsを再起動する、ゲーム関連ソフトやスタートアップを確認する、モニターの「Crosshair」「Aim Point」「GamePlus」などをオフにするといった順番で調べます。
特に画面中央に固定された記号なら、ゲーミングモニターの照準表示が誤ってオンになっていないか確認する価値があります。それでも分からない場合は、画面をスマートフォンで撮影した写真とPC・モニターの型番を用意してメーカーや詳しい人へ相談すると、文章だけで説明するより正体を特定しやすくなります。


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