人力UTAUで濁音や半濁音の素材が不足している場合、子音速度を調整して音を作る手法があります。しかし、原音設定エディタで設定してもUSTファイルで反映されない場合があり、作業効率が低下します。本記事では、子音速度を固定して自動で反映させる方法や便利なプラグインを解説します。
子音速度を固定する原音の作成
まず、元の音素を複製し、複製音の子音速度を変更します。この音を”濁音用”として登録すれば、手動で子音速度を調整せずに使用可能です。
例として、「た」を複製して子音速度を150に設定し、「だ」として扱えるように音声ファイルを用意します。
原音名とラベルの設定
UTAUでは原音名を識別子として使用するため、複製音のファイル名やラベルをUSTで呼び出す名前と一致させることが重要です。これにより、特定の音素を入力した際に自動で固定速度の音を再生できます。
例えば、「た_d」などの命名規則を作り、UST内で「だ」と入力した際にこの原音が呼び出されるようにします。
便利なプラグインの活用
UTAUには、音素変換や音声マッピングを簡単に行えるプラグインがあります。これらを利用すると、複製音を自動で適切な音素に割り当てることができ、手動でUSTごとに設定する手間を省けます。
例として、音素割り当てプラグインや自動濁音生成スクリプトを導入することで、一括変換が可能になります。
USTファイルとの連携方法
固定した子音速度の音素をUSTで使用するには、UST内の音素名を原音名に合わせることが必要です。これにより、入力した音素に応じて自動的に子音速度が反映されます。
また、プラグインを併用すれば、複数の音素に対して一括で速度設定を適用でき、作業効率が向上します。
実務での応用例
ヒカキンさんの音源のように大量の音素を扱う場合、手動で子音速度を調整するのは非常に手間がかかります。複製音の固定速度設定とプラグインの組み合わせにより、濁音や半濁音を効率的に制作できます。
まとめ
人力UTAUで子音速度を固定するには、複製音を作成し原音名を適切に設定する方法が有効です。さらに、音素割り当てプラグインや自動変換スクリプトを活用することで、USTファイル内で自動的に速度が反映され、効率的に濁音や半濁音を制作できます。


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