2PC配信環境では、ゲーム用PCと配信用PCを分けることで高画質な配信ができます。しかし、マイクを配信用PC側に接続すると、ゲームPC側のボイスチャット(VC)でマイクが使えなくなるという問題が起こることがあります。この記事では、Windowsでゲームをプレイし、MacでOBS配信を行う2PC環境において、1つのマイクを両方のPCで使用する方法や必要な機材について解説します。
2PC配信でマイクが片方のPCでしか使えない理由
通常、USBマイクやオーディオインターフェースに接続したマイクは、1台のパソコンに対して入力機器として認識されます。そのため、マイクをMac側に接続すると、Windows側のゲームPCからはそのマイクを利用できません。
Valorantのようなボイスチャットを使用するゲームでは、ゲームPC側がマイク入力を必要とします。一方、OBSで配信する場合は配信PC側にもマイク音声を送る必要があります。
つまり、2PC配信では「1つのマイク音声を2台のPCへ分配する仕組み」を作ることが解決のポイントになります。
最も安定する方法はオーディオインターフェースを使う構成
2PC配信でよく利用される方法は、オーディオインターフェースやミキサーを使ってマイク音声を複数機器へ送る方法です。
例えば、マイクをオーディオインターフェースに接続し、その出力をゲームPCと配信PCへ分けます。この方法なら、Windows側ではValorantのVC用マイクとして使用し、Mac側ではOBSの配信用マイクとして利用できます。
| 機材 | 役割 |
|---|---|
| オーディオインターフェース | マイク音声をPCへ送る |
| ミキサー | 複数機器への音声分配や調整 |
| オーディオスプリッター | アナログ音声を分岐する |
特に配信を継続的に行う場合は、音質や安定性の面からミキサーやオーディオインターフェースを利用する方法がおすすめです。
USBマイクを2台のPCで共有する方法
USBマイクの場合、基本的には1台のPCへ直接接続する設計になっています。そのため、USBハブなどで単純に2台へ分岐することはできません。
USBマイクを使いたい場合は、USB接続ではなくアナログ出力が可能なマイクや、オーディオインターフェース対応のXLRマイクへ変更する方法があります。
例えば、XLRマイクをオーディオインターフェースへ接続すれば、マイク信号を管理しやすくなり、2PC配信環境との相性が良くなります。
キャプチャーボードを利用した音声構成の注意点
2PC配信ではキャプチャーボードを使ってゲーム映像や音声を配信PCへ送る構成が一般的です。しかし、キャプチャーボードは基本的に映像とゲーム音声を送る機器であり、マイク入力をゲームPCへ戻す機能はありません。
そのため、ゲーム音声はキャプチャーボード経由、マイク音声は別経路で配信PCへ送るというように、音声経路を分けて考える必要があります。
例えば、Windowsのゲーム音声はHDMI経由でキャプチャーボードへ送り、マイク音声はオーディオインターフェースからWindowsとMacへ分配する構成にすると、安定した配信環境になります。
ソフトウェアを使ってマイクを共有する方法
機材を追加したくない場合は、音声転送ソフトを利用する方法もあります。ネットワーク経由でWindowsのマイク音声をMacへ送る仕組みを作ることができます。
ただし、この方法はネットワーク状況によって遅延や音質低下が発生する可能性があります。Valorantのようなリアルタイム性が重要なゲームでは、ハードウェアによる分配のほうが安定します。
配信初心者であればソフトウェア方式を試し、長期的に配信する場合はオーディオインターフェースなどへ移行するという方法もあります。
おすすめの2PC配信マイク構成例
Windowsでゲーム、MacでOBS配信を行う場合、以下のような構成が分かりやすく安定します。
- XLRマイク → オーディオインターフェース
- オーディオインターフェース出力 → WindowsゲームPC
- オーディオインターフェース出力 → Mac配信PC
- キャプチャーボード → ゲーム映像・ゲーム音声転送
この構成なら、WindowsではValorantのVC、MacではOBSのマイク入力として同じ声を利用できます。
また、マイク音量やミュート操作も一元管理できるため、配信中のトラブルも減らせます。
まとめ
2PC配信でゲームPC側のVCと配信PC側のOBSマイク入力を両立するには、1つのマイク音声を2台のPCへ送る仕組みが必要です。
最も安定する方法は、オーディオインターフェースやミキサーを使ってマイク音声を分配する方法です。USBマイクをそのまま2台で共有することは難しいため、配信環境に合わせた機材選びが重要になります。
Valorantのようなボイスチャットを利用するゲームでは、音声遅延や接続トラブルを避けるため、長期的にはハードウェアによる音声分配環境を整えることがおすすめです。


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