検索機能が用意されていない掲示板では、過去の投稿を探したい場合に1ページずつ確認する必要があり、非常に手間がかかります。特にページ数が多い掲示板では、ブラウザの検索機能だけでは十分に調べることができません。
このような場合は、掲示板のページをまとめて取得して保存し、パソコン内で全文検索できる状態にすると効率的です。この記事では、掲示板の履歴を一括取得する方法や、保存したデータを検索するためのツールについて解説します。
掲示板の履歴を検索するには保存してから探すのが効率的
掲示板には検索機能がないものも多く、その場合は過去ログを手動で開いて確認する必要があります。しかし、投稿数が数千件以上ある掲示板では、人の手で探すのは現実的ではありません。
そこで利用されるのが、Webサイトを丸ごと保存するソフトや、ページを自動取得するクローラー系のツールです。取得したデータをパソコンへ保存すれば、Windowsの検索機能や専用検索ソフトでキーワード検索ができます。
例えば、「○○という単語が過去に書き込まれていたか確認したい」という場合でも、保存済みの掲示板データ全体から一瞬で探し出せるようになります。
掲示板の保存に使える代表的なツール
掲示板の履歴を保存する方法として、Webサイト保存ツールを利用する方法があります。
代表的なものとして、以下のようなツールがあります。
| ツール | 特徴 |
|---|---|
| HTTrack Website Copier | Webサイトを丸ごと保存できる無料ツール |
| wget | コマンド操作でページを大量取得できるツール |
| WebCopy | サイト構造を維持したまま保存できるソフト |
掲示板のように大量のページが存在するサイトでは、HTTrackなどのWebコピーソフトを利用すると、URLを手動で変更することなく自動的にページを巡回できます。
HTTrackで掲示板を保存する基本的な流れ
HTTrack Website Copierは、指定したWebサイトのページを自動的に取得してローカル環境へ保存できる無料ソフトです。
基本的な利用手順は以下のようになります。
- HTTrackをインストールする
- 保存したい掲示板のURLを入力する
- 取得範囲や保存場所を設定する
- 開始ボタンを押してページ取得を実行する
取得が完了すると、インターネットに接続していなくても保存した掲示板を閲覧できます。
保存後はブラウザでページを開き、Ctrlキー+Fで検索したり、全文検索ソフトを利用したりすることで過去投稿を探せます。
保存した掲示板データを全文検索する方法
大量のHTMLファイルを保存した場合、通常のブラウザ検索だけでは効率が悪いことがあります。その場合は全文検索ソフトを利用すると便利です。
Windowsでは、以下のような検索方法があります。
- Everythingなどの高速ファイル検索ソフトを利用する
- Notepad++などで複数ファイル検索を行う
- 全文検索専用ソフトでHTMLファイルを対象にする
例えば、掲示板を10,000ページ保存した場合でも、全文検索ソフトなら指定したキーワードを含む投稿だけを短時間で抽出できます。
掲示板によっては取得できない場合もある
すべての掲示板が保存できるわけではありません。ログインが必要な掲示板や、JavaScriptで内容を表示しているサイト、アクセス制限が設定されているサイトでは正常に取得できない場合があります。
また、短時間に大量のアクセスを行うと、サイト運営者側の負担になる可能性があります。そのため、取得間隔を設定できるツールでは適切な速度で利用することが大切です。
個人利用であっても、掲示板の利用規約や公開範囲を確認し、取得したデータの扱いには注意しましょう。
2ちゃんねる系の過去ログ検索との違い
以前は、2ちゃんねるなど特定掲示板向けの専用ブラウザやログ取得ツールが多く存在しました。しかし現在は掲示板の種類が多様化しており、汎用的なWeb保存ツールを利用するケースが増えています。
専用ツールが存在する掲示板の場合は、それを利用したほうが簡単ですが、一般的な掲示板ではWebサイト保存ツールと全文検索ソフトの組み合わせが扱いやすい方法です。
「掲示板を一度保存して、自分のパソコン内で検索する」という考え方にすると、掲示板の形式に左右されず効率的に過去ログを調べられます。
まとめ
検索機能がない掲示板の過去投稿を探す場合は、ページを1つずつ確認するよりも、履歴を一括保存して全文検索できる環境を作る方法が便利です。
HTTrackなどのWeb保存ツールを使えば、大量の掲示板ページを自動取得できます。その後、全文検索ソフトを利用することで、目的のキーワードを含む投稿を簡単に探せます。
掲示板の規模や仕組みに合わせて適切なツールを選び、利用規約やアクセス負荷にも注意しながら活用すると、過去ログ調査の効率を大きく向上できます。


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