Azure Key Vault証明書のロールバック手順|バージョン管理とApp Gateway連携の基本

Windows系

Microsoft AzureのKey Vaultで証明書を運用していると、新しいバージョンが自動生成された際に「元に戻す方法(ロールバック)」について迷うことがあります。本記事では、証明書バージョンの仕組みと、安全なロールバックの考え方を初心者向けに整理します。

Azure Key Vaultの証明書バージョンの仕組み

Azure Key Vaultでは、証明書を更新すると「新しいバージョン」が自動的に作成される仕組みになっています。

古いバージョンは削除されず保持されるため、過去の証明書に戻すこと自体は可能です。

ただし「どのバージョンが現在参照されているか」を理解することが重要になります。

ロールバックの基本的な考え方

ロールバックは「無効化」ではなく「参照先の切り替え」です。

Key Vaultでは特定バージョンを明示的に指定して使用することで、実質的にロールバックを実現します。

そのため新バージョンを無効化し、旧バージョンを有効化するだけでは不十分な場合があります。

証明書を旧バージョンに戻す手順

まずKey Vaultで対象証明書を開き、バージョン一覧を確認します。

次に利用したい旧バージョンのシークレットIDまたは証明書バージョンを取得します。

そのIDを利用する側(App Gatewayやアプリ設定)に再設定することで、実質的なロールバックが完了します。

App Gateway側で必要な対応

Application Gatewayを利用している場合、Key Vault証明書の参照設定を更新する必要があります。

特に証明書のシークレットIDを指定している場合は、旧バージョンのIDへ変更することで反映されます。

単にKey Vault側で切り替えるだけでは反映されない点に注意が必要です。

シークレットIDとロールバックの関係

シークレットIDは証明書の特定バージョンを指す重要な識別子です。

これを使うことで明示的に「どの証明書を使うか」を制御できます。

そのためロールバックとは、このIDの差し替え作業と理解すると分かりやすくなります。

まとめ

Azure Key Vaultの証明書ロールバックは、単にバージョンを無効化するだけでは完結しません。

実際にはシークレットIDや参照設定を旧バージョンへ切り替えることが重要です。

App Gatewayなど連携サービス側の設定変更も含めて対応することで、正しくロールバックが実現できます。

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