Lightroomを使ったテザー撮影中に、カメラの液晶へ「PC FULL」と表示されてシャッターが切れなくなるトラブルがあります。SDカードを交換したりフォーマットしても改善しない場合、原因はメモリーカードではなく、テザー撮影時のデータ転送やカメラ側の保存設定にある可能性があります。
この記事では、Canon EOSシリーズなどでテザー撮影中に「PC FULL」が表示される理由と、撮影を再開するために確認したい設定や対処方法について詳しく解説します。
カメラに表示される「PC FULL」の意味
「PC FULL」は、カメラがパソコン接続中の状態で、パソコン側への画像保存領域がいっぱいになった、またはカメラがPC保存先を利用できない状態になった時に表示される警告です。
通常の撮影ではSDカードの空き容量が関係しますが、テザー撮影では撮影データの転送先やLightroom側の処理状況も影響します。
そのため、SDカードをフォーマット済みにしていても、テザー撮影時の設定が原因で「PC FULL」が発生することがあります。
Lightroomテザー撮影で発生しやすい原因
Lightroomのテザー撮影では、カメラで撮影した画像をUSBケーブル経由でパソコンへ送り、Lightroomが取り込み処理を行います。
この時、パソコン側で画像の保存先や一時ファイルの処理に問題があると、カメラが「PC側がいっぱい」と判断する場合があります。
例えば、Lightroomの保存先フォルダーにアクセスできない、ストレージ容量が不足している、読み込み処理が停止しているなどが原因になります。
まず確認したいLightroom側の設定
テザー撮影では、Lightroom Classicの「テザー撮影設定」を確認することが重要です。
撮影した画像の保存先が正常なフォルダーになっているか、指定した場所に十分な空き容量があるかを確認してください。
MacBookの場合、内部ストレージの空き容量が少なくなると、一時ファイル作成に失敗して撮影が停止することがあります。FinderからMacの空き容量を確認すると原因特定につながります。
撮影後にPC側シャッターで復帰する理由
質問のように、パソコン側のシャッターボタンを押すと撮影でき、その後カメラ側でも一時的に撮影可能になるケースがあります。
これは、Lightroom側で画像転送処理が一度正常に動作し、カメラが再びPC接続状態を認識できたために起こる現象と考えられます。
しかし根本的な原因が解決していないため、しばらくすると再び「PC FULL」が表示されます。単なる一時的な通信回復であり、設定や接続環境の確認が必要です。
USBケーブルや接続環境を確認する
テザー撮影ではUSBケーブルの品質や接続状態も非常に重要です。
充電専用ケーブルや低品質なUSBケーブルでは、画像転送が不安定になり、カメラとLightroom間の通信エラーにつながることがあります。
Canon EOS RとMacBook Air M4の組み合わせでは、USB-C接続を利用する場合でも、データ転送対応の高品質なケーブルを使用し、USBハブを経由せず直接接続することをおすすめします。
Lightroom Classicやカメラの再起動で改善する場合
テザー撮影中にLightroomの処理が一時停止すると、カメラとの通信が不安定になる場合があります。
一度Lightroom Classicを終了し、カメラの電源を切ってから再接続することで改善するケースがあります。
また、カメラ本体のファームウェアやLightroom Classicを最新版へ更新することも重要です。古いソフトウェアでは、新しいmacOSやカメラとの互換性問題が発生する場合があります。
SDカード設定も確認しておく
テザー撮影ではPC保存が中心になりますが、カメラ側の記録設定によってはSDカード容量の影響を受けることがあります。
カメラメニュー内の記録設定で、画像保存先が「PCのみ」なのか「PC+カード」なのかを確認してください。
例えばPCとSDカードの両方へ保存する設定の場合、SDカード側の書き込みエラーや容量不足が原因で撮影停止することがあります。
改善しない場合に試したい対処方法
複数の原因を切り分けるため、以下のような確認を順番に行うと効果的です。
- Lightroom Classicを最新版へ更新する
- Macを再起動してからカメラを接続する
- USBケーブルを交換する
- USBハブを外して直接接続する
- Lightroomの保存先フォルダーを変更する
- カメラのファームウェアを確認する
特にプロ撮影などで長時間テザー撮影を行う場合、USBケーブルや保存先ストレージの安定性が大きく影響します。
まとめ
Lightroomのテザー撮影中にCanon EOS Rなどで「PC FULL」と表示される場合、SDカードの問題だけではなく、パソコン側の保存設定やLightroomの処理、USB接続環境が原因になっている可能性があります。
一時的にPC側シャッターで復帰する場合でも、通信や保存処理が正常に完了していない可能性があるため、保存先・ケーブル・ソフトウェア設定を順番に確認することが大切です。
安定したテザー撮影環境を作るには、カメラ、Lightroom、Mac、接続ケーブルのすべてを適切に設定することが重要です。


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