ACCESSで製品ごとの部材費や製造原価、粗利額・粗利率をフォームに表示する方法について解説します。SQLクエリやフォームの設定を組み合わせることで、簡単に自動集計が可能です。
テーブル構造の確認と結合
今回使用するテーブルは[使用部品詳細]、[部品マスタ]、[製品マスタ]です。キーとなる項目は[社内製番]と[部品品番]です。まず、クエリでテーブルを結合し、必要なデータを取り出す準備をします。
結合例:[使用部品詳細].[部品品番] = [部品マスタ].[部品品番]、[使用部品詳細].[社内製番] = [製品マスタ].[社内製番]。これにより部材の仕入単価や使用数、製品の販売単価を取得できます。
部材費・製造原価・粗利額・粗利率の計算
部材費は[使用部品詳細].[使用数] * [部品マスタ].[仕入単価]で計算します。これをSUM関数で合計すると製品全体の部材費が算出できます。
製造原価は部材費と製品マスタの仕入単価を加算して算出します。粗利額は[製品マスタ].[販売単価] - ([部材費] + [製品マスタ].[外注単価])で計算可能です。粗利率は粗利額を販売単価で割った値で表します。
クエリ作成の具体例
クエリで集計する場合、まずテーブルを結合し、部材費の計算フィールドを作ります。例:部材費: [使用数]*[仕入単価]。次に、SUM関数で製品単位に合計します。
粗利額や粗利率も計算フィールドで設定可能です。粗利額: [販売単価]-([部材費]+[外注単価])、粗利率: [粗利額]/[販売単価]のように定義します。
フォームへの表示方法
フォームのフッターにこれらの集計値を表示するには、作成したクエリをフォームのレコードソースに設定します。フッターにテキストボックスを配置し、コントロールソースに計算フィールドを指定します。
フォームを開いた時はデータ表示0で、検索条件(社内製番)でフィルタリングすれば、その製番の構成データと集計値がフッターに表示されます。
まとめ
ACCESSではテーブル結合と計算フィールドを使うことで、部材費、製造原価、粗利額・粗利率を自動で計算し、フォームのフッターに表示できます。クエリで集計してからフォームに反映する方法は、SQL知識が浅くても設定可能で、製品ごとの構成データ管理が効率化できます。


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