Procreateで制作したイラストをPhotoshopで編集したり、クライアントへ納品したりする際にPSD形式で保存したい場面があります。特に「レイヤーごとにPSDファイルとして一気に保存したい」というニーズは多いものの、Procreateの書き出し機能にはいくつか制限があります。この記事では、レイヤーを保持したPSD書き出しの仕組みや、一括保存が可能かどうか、作業効率を上げる方法について解説します。
ProcreateのPSD書き出し機能とは
Procreateには標準でPSD形式へのエクスポート機能が搭載されています。
共有メニューから「PSD」を選択すると、作成したレイヤー構造を維持したまま1つのPSDファイルとして保存できます。
そのため、Photoshopで開いた際もレイヤーが保持されており、後から編集や加工が可能です。
レイヤーごとに別々のPSDファイルへ一括保存はできる?
結論から言うと、現時点のProcreateには「各レイヤーを個別のPSDファイルとして一括書き出しする機能」は搭載されていません。
例えば20レイヤーある作品を、20個のPSDファイルとして自動生成する機能は用意されていません。
| 機能 | 対応状況 |
|---|---|
| レイヤー保持PSD出力 | 可能 |
| 作品ごとのPSD書き出し | 可能 |
| 各レイヤーをPSD化 | 非対応 |
| レイヤー一括画像出力 | 非対応 |
個別PSDとして保存する場合の方法
どうしてもレイヤーごとにPSDファイルが必要な場合は、対象レイヤー以外を非表示にした状態でPSD書き出しを繰り返す方法が一般的です。
- 保存したいレイヤー以外を非表示にする
- 共有→PSDを選択する
- ファイル名を変更して保存する
- 次のレイヤーで同じ作業を繰り返す
レイヤー数が少なければ実用的ですが、数十枚ある場合はかなり手間がかかります。
Photoshopを使うと効率化できる場合もある
複数レイヤーを個別ファイルとして出力したい場合は、まずProcreateからレイヤー保持PSDを1つ出力し、その後Photoshop側で処理する方法が効率的です。
Photoshopにはレイヤーを個別ファイルへ書き出すスクリプトや自動処理機能があります。
大量のレイヤーを管理する案件では、Procreate単体よりもPhotoshopを併用した方が作業時間を大幅に短縮できます。
レイヤーをまとめて管理するコツ
将来的にPSD出力する可能性がある場合は、事前にレイヤー名を整理しておくことをおすすめします。
- キャラクター
- 背景
- 影
- ハイライト
- 文字
このように名前を付けておくことで、Photoshopへ移行した際の管理が非常に楽になります。
納品用途ならPSD一括書き出しで十分なケースも多い
イラスト制作やデザイン案件では、レイヤー構造を保持したPSDファイルを1つ納品するだけで問題ない場合も少なくありません。
クライアントが求めているのが編集可能なデータであれば、無理にレイヤーごとのPSDを作成する必要がないケースもあります。
事前に納品形式を確認しておくと無駄な作業を避けられます。
まとめ
Procreateではレイヤー構造を保持したPSDファイルの書き出しは可能ですが、各レイヤーを個別のPSDファイルとして一括保存する機能は搭載されていません。
レイヤーごとにPSD化したい場合は手動で書き出すか、Photoshopの自動化機能を利用するのが現実的な方法です。作業量が多い場合は、最初からPSD連携を前提にレイヤー整理を行うことで効率よく制作を進められます。


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