VALORANTを起動した際に「VAN:STATUS_SB_POLICY」「The secure boot policy of this device could not be verified.」というエラーが表示され、数秒後にゲームが終了してしまう場合があります。このエラーはRiot Vanguardのセキュリティ機能が、WindowsのSecure Boot(セキュアブート)の状態を正しく確認できない時に発生します。この記事では、BIOSやWindows側でSecure Bootが有効なのに解決しない場合の原因と具体的な対処方法を解説します。
VAN:STATUS_SB_POLICYエラーが発生する原因
VALORANTは不正アクセス対策としてRiot Vanguardというアンチチートシステムを採用しています。Windows 11環境では特に、Secure BootやTPM 2.0などのハードウェアセキュリティ機能が正常に動作していることが求められます。
今回のエラーで表示される「secure boot policy could not be verified」は、Secure Boot自体が無効という意味ではありません。Secure Bootは有効でも、内部に保存されているSecure BootキーやデータベースがVanguardの要求する状態と一致していない場合に発生します。
例えば、BIOS設定でSecure BootをEnabledにしていても、以前にLinuxをインストールした、マザーボード設定を変更した、BIOSアップデートを行ったなどの環境ではSecure Bootキーが正常な状態ではない場合があります。
まず確認したいWindows側のSecure Boot状態
Windows上でSecure Bootが正常か確認するには、PowerShellを管理者として起動し、以下のコマンドを実行します。
Confirm-SecureBootUEFI
結果がTrueの場合、WindowsはSecure Bootが有効だと認識しています。ただし、今回のようなVAN:STATUS_SB_POLICYエラーでは、この確認だけでは不十分です。
Secure Bootには「有効・無効」だけではなく、使用されているキー情報やデータベースの状態があります。そのため、Windows上では正常に見えてもVanguard側で拒否されるケースがあります。
BIOSでSecure Bootキーを初期状態に戻す方法
VAN:STATUS_SB_POLICYを解決する代表的な方法は、BIOSでSecure Boot Keysを工場出荷状態へ復元することです。
BIOS画面で以下のような項目を探します。
- Secure Boot
- Key Management
- Install Default Secure Boot Keys
- Restore Factory Keys
- Load Default Keys
メーカーによって名称は異なりますが、初期キーをインストールする操作を実行してください。その後、Secure Bootを有効にして保存・再起動します。
ただし、質問のようにすでにFactory Defaults復元済みの場合は、別の原因を確認する必要があります。
Secure Boot Modeを確認する
BIOSによってはSecure Bootが有効でも、Secure Boot Modeが「Custom」になっていることでVanguardが正常確認できない場合があります。
BIOS設定では以下のような項目を確認します。
| 設定項目 | 推奨設定 |
|---|---|
| Boot Mode | UEFI |
| Secure Boot | Enabled |
| Secure Boot Mode | Standard |
| OS Type | Windows UEFI Mode |
特にSecure Boot ModeがCustomの場合、登録されているキーが標準状態ではない可能性があります。一度Standardへ変更して確認すると改善することがあります。
BIOSアップデートやCMOSリセット後に発生するケース
マザーボードのBIOS更新後や設定リセット後に、Secure Boot関連の情報が不整合になることがあります。
例えば、BIOSアップデートによってSecure Bootの仕様が変更された場合、以前保存されていたキー情報と現在のBIOS設定が一致しなくなることがあります。
この場合はBIOS設定を初期化した後、改めてUEFI設定、Secure Boot、TPM設定を確認すると改善する可能性があります。
Riot Vanguardを完全削除して再インストールする
Vanguardの再インストールを行っても改善しない場合、一度サービス情報まで削除してから入れ直す方法があります。
手順としては、Windowsの「アプリと機能」からRiot Vanguardをアンインストールし、PCを再起動します。その後VALORANTを起動するとVanguardが再インストールされます。
単純な再インストールでは古い設定が残る場合があるため、アンインストール後の再起動が重要です。
Windows 11のブート環境を確認する
Secure BootはUEFI環境でのみ正常に利用できます。Windowsが本当にUEFIインストールされているか確認することも重要です。
確認方法は「システム情報」を開き、「BIOSモード」がUEFIになっているか確認します。また、システムディスクがMBR形式ではなくGPT形式になっている必要があります。
例えば、古いWindows環境をアップグレードしたPCでは、UEFI対応マザーボードでも内部設定が古いまま残っている場合があります。
それでも解決しない場合に確認するポイント
すべての設定が正常なのにVAN:STATUS_SB_POLICYが出る場合、以下の点も確認してください。
- BIOSを最新版へ更新する
- Windowsのシステムファイル修復を行う
- 高速スタートアップを一時的に無効化する
- 別ユーザーアカウントでVALORANTを確認する
- マザーボードメーカーのSecure Boot設定を確認する
特定メーカーのPCでは独自のBIOS設定やセキュリティ機能が影響する場合があります。その場合はPCメーカーのサポート情報も確認すると解決につながります。
まとめ:VAN:STATUS_SB_POLICYはSecure Bootのキー状態確認が重要
VALORANTのVAN:STATUS_SB_POLICYエラーは、単純にSecure Bootが無効だから発生するわけではありません。Secure Bootキー、モード、BIOS設定など複数の要素が関係しています。
BIOSでSecure Bootを有効にしていて、Windows上でもTrueになっている場合でも、Secure BootデータベースがVanguardの要求と一致していない可能性があります。
まずはSecure Boot ModeをStandardへ変更し、Default Keysの復元、BIOS設定確認、Vanguardの完全再インストールを順番に試すことで、多くの場合は改善できます。


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