VRChatのアバター改変では、体型を変更した際に衣装とのサイズ差による貫通やめり込みが発生することがあります。特に胸のサイズ変更や体型シェイプキーの調整を行った場合、対応衣装の一部だけが変形し、別パーツの衣装が追従できないケースはよくあります。
この記事では、Unityを使ったVRChatアバター改変で、シェイプキーを持たないアウターやジャケットなどの衣装が体に干渉してしまう場合の原因と解決方法について詳しく解説します。
VRChat改変で衣装が体にめり込む原因
衣装の貫通が発生する主な原因は、アバター本体と衣装側の変形情報が一致していないことです。
例えば、シャツには胸のサイズを変更するシェイプキーが用意されている場合、アバター側で胸を大きくしてもシャツも同じように膨らませることができます。
しかし、アウター側にシェイプキーが存在しない場合、体だけが変形して衣装は元のサイズのまま残るため、腕を動かした時や特定のポーズを取った時に胸とアウターが接触してしまいます。
まず確認したい衣装の対応状況
最初に確認するべきなのは、そのアウターが体型変更に対応している衣装なのかどうかです。
VRChat向け衣装では、販売ページなどに「対応シェイプキーあり」「胸サイズ対応」「PhysBone対応」などの情報が記載されている場合があります。
もしアウター自体が胸サイズ変更を想定して作られていない場合、完全に自然な状態へ戻すには衣装側を編集する必要があります。
Unity上でできる簡単な調整方法
衣装の位置やスケールを調整する
軽度のめり込みであれば、UnityのInspectorから衣装オブジェクトの位置やスケールを微調整することで改善できる場合があります。
例えば胸周辺だけが少し干渉する場合、アウター全体をわずかに外側へ移動させることで解決できることがあります。
ただし、この方法は全体を広げるだけなので、腕を下げた状態では直っても別のポーズで問題が出る可能性があります。
アウターにシェイプキーを追加する
より確実な方法は、Blenderなどの3D編集ソフトを使用してアウター側にシェイプキーを追加する方法です。
アバター本体の胸サイズ変更用シェイプキーと同じ変形をアウター側にも作成することで、体型変更に合わせて衣装も自然に変形できるようになります。
例えば胸を大きくするシェイプキーを作成し、胸部分のメッシュを外側へ移動させることで、アウターが体に食い込まない状態を作れます。
Blenderで衣装を修正する基本的な流れ
衣装のメッシュ自体を修正する場合は、UnityだけではなくBlenderなどの3Dモデリングソフトを使用します。
- Unityから衣装モデルを用意する
- Blenderへ衣装をインポートする
- 胸サイズ変更用のシェイプキーを作成する
- 胸部分の頂点を調整する
- Unityへ再インポートして確認する
作業時は、アバター本体の胸シェイプキーを参考にしながら、同じ変形になるように調整すると自然な仕上がりになります。
また、衣装によってはウェイト設定やボーン構造も関係するため、単純にメッシュを広げるだけでは動きによって破綻する場合があります。
別の解決策として衣装を変える方法
3D編集が難しい場合は、体型変更に対応した別衣装を選ぶという方法もあります。
VRChat向け衣装には、特定アバター専用に作られたものや、多数の胸サイズシェイプキーに対応したものがあります。
特に大きな体型変更を行う場合は、最初から対応衣装を選択することで改変作業の手間を大きく減らせます。
衣装貫通を防ぐための改変時のポイント
VRChatのアバター改変では、体型変更を先に決めてから衣装を合わせることが重要です。
例えば、通常サイズの胸で衣装を完成させた後に胸サイズだけ変更すると、今回のような衣装とのズレが発生しやすくなります。
最初に体型シェイプキーを調整し、その状態に合わせて衣装をセットアップすると、自然な見た目を維持しやすくなります。
まとめ
VRChatで胸サイズなどのシェイプキーを変更した際に、シェイプキー非対応のアウターが体にめり込む場合は、衣装側が体型変更に追従できていないことが原因です。
軽い干渉ならUnity上で位置調整できますが、自然な動きを求める場合はBlenderで衣装にシェイプキーを追加する方法が最も確実です。
また、改変の自由度を高めたい場合は、最初から体型変更対応の衣装を選ぶことも重要です。アバターと衣装の対応状況を確認しながら調整することで、VRChat内での見た目をより自然に仕上げることができます。


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