FreeCADで龍のような立体形状を作る方法|波線に横方向の動きを加えるモデリング手順

CAD

FreeCADで龍のような複雑な立体形状を作ろうとした際、縦方向の波形(スパイン形状)までは作れても、そこに横方向のうねりを加える方法でつまずくことがあります。特にFreeCAD 1.1.1ではスケッチ単体の押し出しだけでは限界があり、パスやワイヤの制御が重要になります。本記事では、横方向の動きを加えた立体的な龍形状を作るための考え方と具体的な手順を整理します。

縦の波線だけでは立体感が足りない理由

縦方向の波線をそのまま押し出すと、形状は単純な“蛇状の柱”になります。

しかし龍のような形状は、縦だけでなく横方向にも曲がりがあるため、3D空間でのパス制御が必要になります。

FreeCADではこの「二方向のうねり」を直接スケッチ1枚で表現するのは難しい構造になっています。

横方向の動きを追加する基本的な考え方

横方向の動きは「2Dスケッチを重ねる」のではなく、「3Dパスとして制御する」ことで実現します。

代表的な方法は、スパイン(骨格)を複数の座標で制御し、曲線として補間する方法です。

これにより縦方向の波に対して、左右の揺れを同時に持たせることができます。

スプラインを使った3Dパスの作成方法

Part DesignやPartワークベンチでスプライン(Bスプライン)を使用すると、自由度の高い曲線が作れます。

まず縦方向の波形ポイントを作成し、その後に横方向へずらしたポイントを追加します。

このときZ軸だけでなくX・Y軸方向にも座標をずらすのが重要です。

ワイヤを使って龍の骨格を作る手順

複数のスプラインを接続してワイヤ化することで、龍の骨格となる3Dパスを構築できます。

次にそのパスに対してスイープ(Sweep)を適用し、断面形状を沿わせることで立体化します。

断面は円や楕円を使うと自然な胴体形状になります。

横方向のうねりを強くする調整テクニック

横方向の動きを強調したい場合は、制御点の距離を大きく取ることが重要です。

またノイズ的に少しランダム性を加えることで、より生物的な龍の動きに近づきます。

ただし極端に動かしすぎるとスイープ時に破綻するためバランス調整が必要です。

まとめ

FreeCADで龍のような形状を作るには、縦の波形だけでなく横方向の制御が不可欠です。

スプラインによる3Dパス設計とスイープを組み合わせることで、立体的なうねりを表現できます。

最初は単純なパスから始め、徐々に制御点を増やすことで安定したモデリングが可能になります。

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