Excelで大量のデータを扱っていると、「りんご」「みかん」「ぶどう」など複数のキーワードが含まれる行だけを抽出したい場面があります。1つずつ検索する方法では時間がかかりますが、Excelの関数やフィルター機能、条件付き書式を活用すれば、複数のキーワードを一度に判定できます。この記事では、特定の文字列が含まれる行だけを表示する方法や、自動で色付けする方法を分かりやすく解説します。
複数キーワードに一致する行だけを表示する方法
最も簡単な方法は、補助列を作成してキーワードに一致するか判定することです。
例えばA列に文章が入っている場合、B2セルに次のような式を入力します。
| 数式例 |
|---|
| =OR(ISNUMBER(SEARCH(“りんご”,A2)),ISNUMBER(SEARCH(“みかん”,A2)),ISNUMBER(SEARCH(“ぶどう”,A2))) |
結果がTRUEになった行だけをフィルターで表示すれば、対象データを簡単に抽出できます。
キーワード数が少ない場合は、この方法が最も分かりやすいでしょう。
キーワードが大量にある場合の効率的な方法
数十個、数百個のキーワードを検索する場合は、別シートに検索語一覧を作成する方法がおすすめです。
例えば「検索語」シートのA列にキーワードを並べておきます。
| 検索語シートA列 |
|---|
| りんご |
| みかん |
| ぶどう |
そのうえでCOUNTIFやSUMPRODUCTを組み合わせることで、一括判定が可能になります。
キーワードの追加や削除も一覧を編集するだけなので、管理が非常に楽になります。
条件付き書式で自動的に黄色く塗りつぶす方法
対象データを抽出するのではなく、見つかったセルを自動で色付けしたい場合は条件付き書式が便利です。
対象範囲を選択し、「条件付き書式」→「新しいルール」→「数式を使用して書式設定するセルを決定」を選びます。
例えばA列を対象にする場合は次のような数式を設定できます。
| 数式例 |
|---|
| =OR(ISNUMBER(SEARCH(“りんご”,A1)),ISNUMBER(SEARCH(“みかん”,A1)),ISNUMBER(SEARCH(“ぶどう”,A1))) |
書式で黄色の塗りつぶしを指定すると、どれかのキーワードが含まれるセルが自動で黄色になります。
Microsoft 365ならFILTER関数も便利
Microsoft 365を利用している場合はFILTER関数を使う方法もあります。
条件に一致する行だけを別の場所へ自動表示できるため、元データを変更せずに抽出結果だけを確認できます。
データ量が多い場合や定期的な集計業務では非常に便利な機能です。
Power Queryを使う方法
数万件以上のデータや複雑な検索条件がある場合はPower Queryも有力な選択肢です。
複数キーワードによるフィルタリングや自動更新が可能で、毎回同じ作業を繰り返す必要がありません。
Excel標準機能のため追加ソフトも不要です。
まとめ
Excelで「りんご」「みかん」「ぶどう」など複数キーワードを一括検索する場合は、OR関数とSEARCH関数を組み合わせる方法が手軽です。
キーワード数が多い場合は別シート管理、色付けしたい場合は条件付き書式、大量データならFILTER関数やPower Queryを活用すると効率的です。
検索キーワードが少ない場合は補助列+フィルター、多い場合はキーワード一覧表を作る方法が実務では最も管理しやすい方法です。


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