Linux MintのインストールUSBが読み取り専用になった時の解除方法|USBメモリを再利用する手順

Linux系

Linux MintなどのOSインストール用USBを作成した後、通常のUSBメモリとして使おうとすると「読み取り専用」になり、ファイルの削除や書き込みができなくなることがあります。これはインストール用イメージを書き込んだUSBでよく発生する現象で、フォーマットだけでは解決できない場合があります。この記事では、Linux Mintの起動USBとして使用したUSBメモリを再び通常利用できる状態に戻すための確認方法と対処方法を解説します。

Linux MintのインストールUSBが読み取り専用になる理由

Linux MintなどのLinux系OSをUSBメモリへ書き込む場合、単純にファイルをコピーするのではなく、ISOイメージをディスクイメージとして書き込みます。

この作業によってUSBメモリのパーティション構造が通常のデータ保存用とは変わり、macOSのディスクユーティリティやChromeリカバリーユーティリティなどでは正常に削除できない場合があります。

また、一部のUSBメモリでは書き込みエラーや寿命による故障を防ぐため、内部的に読み取り専用状態へ切り替わることもあります。そのため、まず原因を切り分けることが重要です。

MacのディスクユーティリティでUSB全体を消去する

通常のフォーマットではなく、USBメモリ全体を選択して消去することで改善する場合があります。

Macの場合は「ディスクユーティリティ」を開き、上部メニューの「表示」から「すべてのデバイスを表示」を選択します。その後、USBメモリのボリュームではなく、一番上に表示される物理USB本体を選択してください。

消去時はフォーマットを「MS-DOS(FAT)」または「ExFAT」、方式を「GUIDパーティションマップ」などに設定して実行します。ボリュームだけを選択している場合、Linux Mint書き込み後の特殊な領域が残ることがあります。

ターミナルからUSBメモリを初期化する方法

ディスクユーティリティで削除できない場合は、Macのターミナルからディスクを初期化する方法があります。

まずターミナルを開き、以下のコマンドで接続されているディスクを確認します。

diskutil list

表示された一覧からUSBメモリの番号を確認します。例えばUSBがdisk2の場合は、以下のようなコマンドで消去できます。

diskutil eraseDisk ExFAT USB GPT /dev/disk2

ただし、指定するディスク番号を間違えるとMac内蔵ストレージを消去する危険があります。実行前にUSB容量などを必ず確認してください。

USBメモリの書き込み禁止スイッチを確認する

USBメモリによっては、本体に物理的なロックスイッチが付いているものがあります。

SDカードではよくある機能ですが、一部のUSBメモリや変換アダプターでも書き込み禁止状態になることがあります。

もしスイッチがある場合は解除してから、再度フォーマットを試してください。

Windowsのディスク管理やdiskpartを利用する方法

Macで解除できない場合は、Windows環境で初期化すると改善するケースがあります。

Windowsでは「ディスクの管理」からUSBメモリのすべてのパーティションを削除し、新しいボリュームを作成できます。

さらに高度な方法として、コマンドプロンプトのdiskpartを利用できます。管理者権限で起動し、以下のような操作を行います。

diskpart
list disk
select disk 番号
attributes disk clear readonly
clean

「attributes disk clear readonly」は読み取り専用属性を解除するコマンドです。「clean」はUSB内のパーティション情報を削除するため、データはすべて消えます。

読み取り専用が解除できない場合に考えられる原因

どの方法を試しても書き込みできない場合、USBメモリ自体の故障が疑われます。

フラッシュメモリは書き込み回数に寿命があり、劣化するとデータ保護のためコントローラーが読み取り専用モードへ移行することがあります。

例えば購入から長期間使用しているUSBや、OSイメージ書き込みを何度も繰り返したUSBでは、初期化できない状態になることがあります。その場合は修復よりも交換が現実的です。

Linux Mint用USBを再利用する時の注意点

Linux MintのインストールUSBを作成するときは、通常のファイルコピーではなく専用ツールで書き込みます。そのため、使用後は一般的なUSBメモリに戻すための初期化作業が必要になります。

今後もOSインストール用USBとして利用する場合は、そのまま保管しておく方法もあります。頻繁に通常用途と切り替える場合は、専用のUSBメモリを分けて用意すると管理が簡単です。

例えば32GB程度のUSBメモリであれば、Linux Mint用とデータ保存用を分けても費用を抑えられ、トラブル防止にもつながります。

まとめ

Linux Mintのインストールに使用したUSBメモリが読み取り専用になるのは、ISOイメージ書き込みによって通常とは異なる構造になっていることが主な原因です。

まずはディスクユーティリティで物理USBを選択して消去し、それでも改善しない場合はターミナルやWindowsのdiskpartによる初期化を試します。

それでも書き込み禁止が解除できない場合は、USBメモリ自体の故障である可能性があります。大切なデータ保存用途で使う前に、正常に書き込みできるか確認してから再利用するようにしましょう。

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