Systemwalker Centric Managerの資源配付機能を利用している環境では、運用管理サーバの構成変更やサーバ移行後に、削除したはずの対象システム情報が再表示されることがあります。特に現用・待機構成の変更や環境分離を行った場合、GUI上の削除だけでは過去の管理情報が残り、ポリシー配付などをきっかけに再登録されるケースがあります。この記事では、資源配付の管理情報が復活する原因と確認すべきポイント、正しい整理方法について解説します。
Systemwalker Centric Managerの資源配付でサーバ情報が復活する仕組み
Systemwalker Centric Managerでは、資源配付の対象となるサーバ情報を単純な一覧表示だけで管理しているわけではありません。運用管理サーバが保持しているインベントリ情報や構成情報をもとに、配付対象システムの情報が管理されています。
そのため、GUI画面から対象サーバを削除した場合でも、関連する管理情報やインベントリ情報が残っていると、別の処理によって再び対象として認識されることがあります。
例えば、A環境からB環境へサーバを移行した際に、A環境側の資源配付画面からB環境へ移動したサーバを削除しても、過去の構成情報が運用管理サーバ内に残っている場合、後続処理によって一覧へ戻る可能性があります。
ポリシー配付によって削除した情報が復活する可能性
ポリシー配付は、Systemwalker Centric Managerの管理情報を各サーバへ反映する重要な処理です。その際、運用管理サーバが保持している最新の構成情報をもとに処理が行われます。
もしインベントリ情報や管理データベース側に対象サーバの情報が残っている場合、ポリシー配付によってその情報が正しい状態として再反映され、GUI上で削除したサーバが復活したように見えることがあります。
つまり、質問のような「削除したサーバが数日後に戻っている」という現象では、ポリシー配付自体が新規登録したというより、残存していた管理情報が再利用された可能性を確認する必要があります。
確認すべきインベントリ情報と管理データ
サーバ情報が復活する場合、まず確認したいのはSystemwalker Centric Managerが保持しているインベントリ情報です。資源配付のGUI画面だけではなく、管理対象サーバとして登録されている状態を確認することが重要です。
確認ポイントとしては以下のような項目があります。
- 移行前のサーバ情報がインベントリデータに残っていないか
- 旧運用管理サーバとの関連付け情報が残っていないか
- ポリシー配付の対象範囲に含まれていないか
- 運用管理サーバ間で管理情報の同期が発生していないか
例えば、現用系と待機系の構成変更を行った場合、旧構成時の管理情報が残った状態で新しい構成情報を登録すると、同一サーバが複数環境に存在するような状態になる場合があります。
環境分離や運用管理サーバ変更時の正しい整理方法
運用環境を分離する場合は、単純に資源配付画面から削除するだけではなく、管理情報全体を新しい構成に合わせて整理する必要があります。
具体的には、以下のような流れで確認すると原因を特定しやすくなります。
- 移行対象サーバが旧環境の管理対象として残っていないか確認する
- インベントリ情報から不要な登録情報を確認する
- 新しい運用管理サーバとの関連付けを確認する
- 不要なポリシー配付設定を見直す
- 管理情報を整理した後にポリシー配付を実行する
特に現用・待機構成では、待機系サーバにも管理情報が存在するため、一方の運用管理サーバだけで削除処理を行っても、別経路から情報が戻る可能性があります。
削除後に復活する場合に確認したいログ
原因調査では、Systemwalker Centric Managerのログ確認も有効です。いつ、どの処理によって対象サーバ情報が登録されたのかを確認することで、単純な削除漏れなのか、自動的な再登録なのかを判断できます。
特に確認したいのは、以下のタイミングです。
- ポリシー配付を実行した日時
- 運用管理サーバ間の同期処理が行われた日時
- インベントリ収集が実行された日時
例えば、毎日決まった時間にポリシー配付やインベントリ収集が動いている環境では、その処理後に情報が復活していないかを比較すると原因を追いやすくなります。
Systemwalker Centric Manager運用で構成変更時に注意するポイント
Systemwalker Centric Managerのような統合運用管理製品では、画面上の表示だけを変更しても、内部的な管理情報が完全に削除されるとは限りません。
特にサーバ移行、環境分離、現用待機構成の変更など大きな構成変更を行う場合は、資源配付設定、インベントリ情報、ポリシー設定をまとめて確認することが重要です。
事前に旧環境の管理情報を整理し、変更後の構成でポリシー配付を行うことで、不要なサーバ情報の復活や誤配付を防ぐことができます。
まとめ
Systemwalker Centric Managerの資源配付で削除したサーバ情報が復活する場合、GUIから削除した情報とは別に、インベントリ情報や管理データが残っている可能性があります。
特に環境分離や運用管理サーバの構成変更後は、ポリシー配付やインベントリ収集によって過去の情報が再反映されることがあります。
原因調査では、資源配付画面だけではなく、インベントリ情報、ポリシー設定、ログを確認し、管理情報全体を新しい構成へ合わせて整理することが重要です。


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